肢体不自由児のネクスト50(ヒフティ)!!!
〜こどもたちとの「やくそく」の実現に向けて〜 

草の実リハビリテーションセンター「チーム草の実」

 「あなたがしたいとおもうことをじぶんのちからでできるようにおてつだいします」というこどもたちとのおやくそくを実現するため、全職員がひとつのチームとなって自由な発想のもとに、開設50周年を契機として「ネクスト50年」に向かってあらたに動き出しました!!!

@あり方検討
・通院児・保護者(432名)、退所者(226名)へのアンケート調査の集計・分析
・全職員と管理職とのフリートークによる自由な討論および意見交換
○重要課題
・地域連携:地域関係機関との個別の療育計画書の作成
・短期入所:訓練・生活指導などを目的とした短期入院、緊急一時保護も含めた短期入所体制の改善
・療育相談:子育て支援(食生活、遊びなど)を中心とした外来および巡回相談の充実
・小児医療機能の総合化
 障害児・保護者のために:肢体不自由・難聴・視覚障害などの総合診療が可能な機関の構築
  医師のために         :整形外科、小児科、リハビリ科などの研修が可能な機関の構築

Aプチプチ学会(院内研究発表会)
○目的
・各職種が互いの取り組みや成果を認め合う
・各職種が互いを尊敬し合う
・当センターおよび県内療育関係機関における療育の質の向上
・県内の療育センターなど関係機関との交流促進
○年間4回開催
・県内の療育センターなど関係機関へも発表を呼びかけ、連携を強化

B患者支援計画など(重症心身障害児・者通園事業「さわやか教室」)
○職員の一部が日替り勤務で通所者の健康状態などの把握が不確実
 ・全身状態把握のための個別のカーデックスの導入
 ・摂食に関する個別情報シートの作成
○保護者との関わりは送迎時で保護者とのコミュニケーション不足
 ・保護者向け研修会の開催
    腰痛対策のための介助方法の指導および「さわやか体操」指導
      日常の介護に関する相談

C食の交流会
○入所児の保護者への「食」に関する情報提供
  給食の試食、献立・食材の情報、栄養管理および食育、摂食指導

・管理栄養士:肥満、栄養障害、アレルギーなどの相談
・言語聴覚士:摂食嚥下障害の理解、具体的な摂食方法
・調理技術員:試食および調理法など
            今後は、摂食障害児への特殊な給食を扱う調理技術員
                   の技術を通所児の保護者へも提供し、さらに広げた
                  「食」支援を行う

D福祉機器リサイクル事業
○肢体不自由児にとって必要な座位保持装置、車椅子、歩行器など高価な物品のリサイクル活用
 ・理学療法士、作業療法士、言語聴覚士各職種の専門知識を活かした適合判定、調整および保護者への説明により、安全かつ効率的な使用が可能
 ・福祉法(身障手帳)の手続きが不要なため、日常生活への利用や歩行・座位の訓練が早期に開始出来、また試用により最適な補装具作製が可能

○歩行器
   約8万円 

○座位保持装置
   約35万円 

 ※最近3年間の受け渡し数は147件で、価格は、概算で2千万円となり、行政の財政や利用者の負担の軽減はもちろん、地球環境への負荷も軽減したと考えられる


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