県政だよりみえ/平成30年2月号
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平成30年 県政だより みえ 2月号三重県は環境保全活動を推進するシンボルとして、エコマークを使用しています。この広報紙は、再生紙と、環境にやさしい植物油インキを使用しています。「県政だより みえ」の発行経費の一部に充てるため企業広告を掲載していますが、内容に関する一切の責任は広告主に帰属するものです。なお、掲載については、広告掲載業務の委託先である株式会社ホープ(☎ 092・716・1404)までお問い合わせください。三重県の人口・世帯数人口/1,799,287人(男性:876,746人 女性:922,541人) 世帯数/732,895 世帯平成29年12月1日現在このコーナーでは、知事が県内各地に出掛け、夢を実現するため三重を舞台に頑張っている人たちを紹介します。と」と答えていただきました。「メーカーさんが製品に持たせることのできなかった機能を、当社の塗料が可能にします。また、特徴のある商品を作ることで、立地条件に左右されずに事業を展開できます」と山中社長。これこそが、名張の地で世界を相手に戦ってきたオキツモの強みなんですね。そして、「あそこに頼めば他ではできないユニークなものを作ってもらえると、世界から期待される会社になりたいですね」と夢を語ってくれました。 県では、「みえ産業振興戦略」を策定し、新しい時代を拓く新産業や新市場の創出に向け、ものづくり産業等の振興に取り組んでいます。三重の地から世界市場をけん引するような新たな産業を生み出すには、オキツモさんのようにユニークなモノづくりへの挑戦が大切だと感じた取材でした。 今回訪れたのは、耐熱塗料の分野で世界をリードするオキツモ株式会社(名張市)。まずはショールームで、社長の山中 重治さんから同社の商品について説明してもらいました。「700℃近い熱に耐えるオートバイのマフラーの耐熱塗料やフライパンに塗るフッ素樹脂塗料、車載機器の電子部品に使われる耐熱インクなど、お客様の要望に応じてさまざまな機能を持った塗料を開発しています」と山中社長。その中にはロケットの発射台に使用されるものもありました。以前の発射台は打ち上げるたびに作り直していましたが、今はオキツモが開発した約3000℃の熱に耐える塗料を保護材として塗り替えるだけでいいそうです。まさにオキツモしかできない驚きの技術。すごいですね! 次に工場を見学。毎年さまざまな機能を備えた塗料を100~200種類作るそうです。最近では、熱を遮断する塗料や、スマホなど電子機器の放熱性を高める塗料なども開発されているとのこと。こうした商品開発で大切にしていることを尋ねると「特徴あるモノづくりでお客様の困りごとを解決するこ高度な機能を持った塗料を開発ユニークなモノづくりを世界へパート第23回取材/知事 鈴木英敬~熱を操るユニークな技術!~“台所からロケットまで”驚きのモノづくりオキツモ株式会社オキツモ株式会社代表取締役社長  山中 重治さん代表取締役社長  山中 重治さんやまなか しげはるやまなか しげはる製品の品質を決める計量工程は、計測ミスが起きないようコンピューター管理されています。やけどや結露の防止に活用できる断熱塗料を開発。手で触れると温度の違いがよく分かります。ロケットの熱にも負けないモノづくりへの情熱ロケットの熱にも負けないモノづくりへの情熱現在の社名は創業者が開発した日本初の耐熱塗料「おきつも」が由来だそうです。創業時より果敢な挑戦を行い、商品を開発してきたんですね。ぜひ「いいね!」や「シェア」をし、県内で活躍する「三重のひと」を応援してください!三重県公式フェイスブックに、取材後の皆さんのこぼれ話などを投稿します!検索三重県 Facebook● 「知事が行く ! 突撃取材 !」のインタビュー詳細版はホームページで。●取材の様子は三重テレビ「県政チャンネル ~輝け ! 三重人~」で2月9日(金)22時15分から放送します。●三重県インターネット放送局「知事突撃取材」でユーチューブでも配信。検索県政だより みえみ え び とやまなか しげはるひら三重テレビ放送(7ch)三重テレビ放送(7ch)県政チャンネル~輝け!三重人~毎週金曜日 22時15分~22時25分毎週木曜日更新いつでも便利! 操作は簡単!イベントなどの最新情報はデータ放送で!!三重県データ放送三重テレビ7チャンネル+「 」ボタンd県ホームページでも「県政だより みえ」「声の三重県だより」を配信しています。検索県政だより みえ県・市町で開催されるイベントを掲載します。三重県データ放送から「イベントガイド」について紹介します。県立美術館「パリ45年・現代の鬼才 今村幸生展」《赤い大樹の放つ生命の火と遊ぶ環境浄化工場の休日》2005年何必館・京都現代美術館蔵黄色ボタンで掲載情報の文字サイズ(大・中)を選べます。注目!黄色ボタン

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