県政だより みえ/令和2年1月号(No.426)
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最大30万円(一部7万5千円)男性不妊30万円最大15万円上乗せ10万円男性不妊15万円最大60万円夫婦合算所得が400万円未満の場合初回の治療2回目以降 近年、働きながら不妊治療を受ける夫婦が増えています。しかし、治療に関する情報不足や周囲の理解不足から、不安や悩みを抱える人が多くいます。県では、そのような問題を解決するため、不妊治療を受けやすい環境づくりを進めています。 県内の国登録有形文化財建造物を1棟ごとに紹介するトレーディングカード(146種類)を各施設などで配布しています。国登録有形文化財(建造物)トレーディングカード子ども・福祉部子育て支援課問い合わせ先059・224・2270kodomok@pref.mie.lg.jp☎059・224・2248教育委員会事務局 社会教育・文化財保護課 ☎ 059・224・2999 059・224・3023 shabun@pref.mie.lg.jp問い合わせ先三重県建築士会検索三重県特定不妊治療費助成検索●治療費(医療保険適用外)…平均10〜50万円(治療内容による)●県が行う特定不妊治療費の助成…年間2千件超(制度開始2004年の約8倍)●特定不妊治療費助成申請者夫婦 の年齢(平成30年度助成)…夫59%が30代妻72%が30代●不妊治療のための休暇制度のあ る県内事業所の割合…1.8%不妊治療の現状不妊治療と仕事の両立支援に向けた取り組み あけましておめでとうございます。県民の皆さんには、健やかに新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。 昨年は、4月に、上皇上皇后両陛下が「神宮に親しん謁えつの儀」のため平成最後の地方への行ぎょうこうけい幸啓として、また11月には、天皇皇后両陛下が「即位礼及び大だいじょうさい嘗祭後神宮に親謁の儀」のためご来県なされました。時代の節目に、三重の地で歴史的な儀式が執り行われたことを大変光栄に思います。「令和」の時代においても、県民の皆さんが笑顔で安心して暮らせる「幸福実感日本一」の三重の実現に向け、着実に取り組んでまいります。安心して暮らせる三重へ! 今年は、阪神淡路大震災から25年、東海豪雨から20年の節目を迎えます。昨年、本県では、台風第19号や大雨などにより甚大な被害が発生しました。また「記録的短時間大雨情報」はこれまでで最多の9回発表されました。県では、全力を挙げて災害復旧に取り組むとともに、「自助」「共助」「公助」の力を結集し、ソフト・ハード面から防災・減災の取り組みを強化してまいります。 7月にCSF(豚コレラ)が発生し県内全域の養豚農場等においてワクチン接種を行ったところですが、引き続き、感染拡大防止、経営支援、風評被害などの対策に全力で取り組んでまいります。同時期にアコヤガイの大量へい死も発生し、海水温などの漁場環境が影響していると考えられるため、研究体制の強化や経営支援など被害軽減対策を進めます。 また、通学児童や未就学児の安全確保、児童相談体制の強化など、かけがえのない命を社会全体で守る対策を進めます。スポーツで躍動する三重へ! 本年は、東京2020オリンピック・パラリンピックが開催され、県民の皆さんに「する」「みる」「支える」というさまざまな形でスポーツに参画していただく絶好の機会です。この機会を来年の「三重とこわか国体・三重とこわか大会」につなげ、「オール三重」で準備を進めるとともに、三重とこわか国体での天皇杯・皇后杯獲得に向けて取り組んでまいります。未来への希望・挑戦する三重へ!Sソサエティociety5・0時代の革新的な技術を活用して、全国トップクラスの健康づくり県に向けた取り組みや「空飛ぶクルマ」などの次世代モビリティ、全国に先駆けた児童虐待対策、さらには農林水産業や建設業のスマート化、また、持続可能な社会をめざして「脱炭素」「プラスチックスマート」の実現など、未来を切り拓くための取り組みに挑戦していきます。 最後に、本年が皆さんにとって幸多い年となりますことを心から祈念申し上げます。不妊治療と仕事の両立不妊治療当事者アンケート結果(県指定医療機関および市町)66%治療と仕事の両立が難しい相談できるところがない・どこに相談すればいいかわからない職場に不妊治療をサポートする制度がない 働き盛りの世代の不妊治療を支援するためには、不妊治療への理解を深めることや相談しやすい環境の整備に加え、企業による休暇制度などの整備が必要です。助成金の充実相談しやすい環境の整備企業への啓発・制度づくりの支援 特定不妊治療を受けた夫婦に対して費用の一部を助成しています。本年度から初回の男性不妊治療費助成金額を、15万円から30万円に引き上げました。(2回目以降は変わりません) 不妊、不育症に関する悩みや不安、検査、治療などについて、看護師や助産師などの専門相談員による相談を行っています。 県は、医療や労使の関係団体と、全国初となる不妊治療と仕事の両立を推進する連携協定を結び、両立支援に向けた取り組みを進めます。 今後、企業の不妊治療への理解を深めるため、企業の管理職、担当者向けセミナーや講演会などを開催し、企業内での不妊治療を受けやすい環境づくりをサポートしていきます。県不妊専門相談センター☎059・211・0041第1・2・4火曜日 10時〜16時第3火曜日 10時〜20時※第5火曜日、祝日、年末年始を除く相談日時相談無料秘密は守ります詳しくは、県ホームページをご確認ください。45%64%みんなが大切にされる三重、みんなで創る新時代の三重へ!三重県知事 鈴木英敬知事年頭のごあいさつ3県政だより みえ 令和2年 1月号

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