県政だより みえ/令和2年10月号(No.435)
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問い合わせ先環境生活部廃棄物対策局 廃棄物・リサイクル課059・222・8136haikik@pref.mie.lg.jp☎ 059・224・238510月は食品ロス削減月間です 「食品ロス」とは、まだ食べられるのに捨てられている食品のことで、県内では家庭から年間約3万5千トン発生し、可燃ごみの約1割を占めると推計されています(平成30年度)。 令和元年に施行された「食品ロスの削減の推進に関する法律」では、食べ物を無駄にしない意識の醸成とその定着や、未利用食品の活用が求められています。 県では、食べ物を適量で残さず食べきる「食べきり運動」や、環境イベントで規格外食品の販売を行う「もったいない市」などに、市町と連携して取り組んでいます。また、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている生活困窮者などへの支援として、食品関連企業などで生じた未利用食品を、フードバンク活動団体などを通じて支援対象者にタイムリーに提供できるよう、ICTを活用した仕組みづくりを進めています。 一人ひとりの食品ロスの削減が、大きな削減につながります。食べ物を無駄にしないために、できることから始めましょう。家庭での食品ロス削減の工夫例● 買い物をするときは…冷蔵庫の中身をチェックし、必要な分だけ買う。● 料理をするときは…残っている食材から使い、食べきれる量を作る。● 外食するときは…ハーフサイズなど、ちょうど良い量の料理を選ぶ。さまざまな観光スタイルの展開ワーケーション体験・アウトドアデジタルツールの活用県では、デジタルツールの活用による旅行環境の整備などを促進しています。県内の観光地においても、人流データ(AIカメラによって取得)を活用した混雑状況の見える化などが進められています。問い合わせ先☎ 059・224・2077 059・224・2801 kanko@pref.mie.lg.jp雇用経済部 観光局 観光政策課県では、ガイドライン作成の手引きを作成し、「安全・安心の確保」のための基本的な考え方や参考となる事例を事業者と共有しながら、安全・安心な観光の実現に取り組んでいます。「ニューノーマル」で実現 安全・安心な三重の観光特 集安全・安心な観光地に向けて「観光のニューノーマル」を推進 「観光のニューノーマル」とは、新型コロナウイルス感染症の影響をふまえた「新しい生活様式」に対応した観光スタイルのことをいいます。 県では、県内の観光事業者による安全・安心の確保を支援し、さまざまな観光スタイルを促進することで旅行者にとっても、受け入れる観光地にとっても安心できる観光地づくりに取り組んでいるところです。 この特集では、自然豊かな環境など三重の観光地の特徴や、デジタル技術などを生かしながら、県内で進んでいる「観光のニューノーマル」の取り組み事例を紹介します。アプリを使って、知事にかざしてください。知事からのメッセージが動画で見られます!動画は令和2年11月30日(月)まで視聴できます。三重の観光の再生に向けて進めよう三重の「観光のニューノーマル」県では、県内の自然豊かな環境の中で仕事ができるワーケーションを推進し、滞在期間の長期化を図っています。県内施設においても、受け入れ体制の整備が進められています。※ ワーケーション…リゾート地などの地方で、リモートワーク(遠隔勤務)を行う新しい働き方のこと。少人数での個人旅行や、近隣を観光する「マイクロツーリズム」が増える中、県では、県内の豊かな自然を生かした体験・アウトドアの普及による県内周遊を促進しています。伊勢志摩国立公園エコツーリズム推進協議会Vベルデerde大台ツーリズム ワーケーションなどの受け入れにより、混み合うことのない新たな旅のスタイルを提供しています。 伊勢志摩の美しい自然の中で非日常を満喫していただき、新たなライフスタイルを見つけるきっかけとしていただけるよう、地域内のさまざまな事業者とのつながりを深め、お客さまの多様なニーズに合わせたコーディネートができるように取り組んでいます。 SサップUPなどのアウトドアプログラムや1棟貸しでのんびり過ごせるゲストハウス(宿泊)の事業を展開しています。 今年の夏は、例年50%だったアウトドアプログラムの県内利用者が80%に増加し、秋には県内の修学旅行の受け入れを控えています。県民の方々に三重の豊かな自然・アウトドアの魅力を再発見していただけるチャンスととらえています。 これまでに蓄積してきた売り上げデータなどにより店舗内の混雑状況をリアルタイムに表示し、かつ、未来の混雑を予測する「混雑予報AI」を提供しています。また、ビデオ会議ツールを活用し、お客さまとリアルタイムでお話しながら遠隔で接客ができる「WEB来店」システムも新たに開発しました。こうした取り組みにより、3密を避けた安全な空間を提供するだけでなく、従業員も安心して接客することができ、安全・安心な観光地の新しい在り方を実現することにつながると考えています。三重県ごみゼロキャラクター ゼロ吉ファミリー観光地における安全・安心の確保 新型コロナウイルスの感染防止対策として、メインゲートで独自の検温「検温ピットストップ」を実施しています。 非接触型体温計がインパクトレンチ(タイヤの着脱などに使用する工具)に、検温の流れがレース中のピットストップに似ていることからヒントを得ました。鈴鹿サーキットらしさを楽しみながら、感染防止対策にご協力いただける取り組みとして実施しています。鈴鹿サーキット株式会社EエビラボBILAB取り組み紹介取り組み紹介取り組み紹介取り組み紹介英虞湾でのシーカヤック体験宮川でのSUP(スタンド・アップ・パドルボード)体験検温ピットストップのようす混雑予報AI画面2県政だより みえ 令和2年 10月号

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