県政だより みえ/令和3年5月号(No.442)
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 食を取り巻く環境の変化や国際化などに対応し、食品の安全を確保するため、「食品衛生法」が改正されました。これに伴い、令和3年6月1日から県の食品関係営業に関する制度が大きく変わります。①営業許可業種と施設基準が変わります新たに、漬物製造、干物製造、液卵製造、食品の小分けなどが許可の対象業種となります。また、現在営業中の施設についても、新制度の基準に適合していくことが必要となります。②法に基づく届け出制度ができます 青果、弁当、パン、生菓子、冷凍食品など、保存に温度管理が必要な食品や品質の劣化しやすい食品については、販売のみでも届け出が必要となります。③HハサップACCP※に沿った衛生管理が必要です 営業許可、届け出の対象となるすべての施設において、衛生管理計画の作成・定期的な見直し、計画に基づく衛生管理の実施・記録が必要となります。④食品衛生責任者の選任が必要です ②の届け出業種や、テントなどの簡易な施設で食品の調理を行う場合(露店営業など)においても、「調理師」「製菓衛生師」「食品衛生責任者養成講習修了者」などの資格を持つ食品衛生責任者が必要となります。 手続きなどに関する相談や申請は、お近くの保健所へお願いします。※HACCP…各製造工程中の危害を予測し、特に重要な工程を連続的に監視することで、製品の安全性を確保する衛生管理方法。問い合わせ先医療保健部食品安全課059・224・2344shokusei@pref.mie.lg.jp☎問い合わせ先☎059・224・2077059・224・2801kanko@pref.mie.lg.jp雇用経済部 観光局 観光政策課食品に関係する営業許可制度が変わります食の安全・安心キャラクター「こころ」と「まもる」三重県 食品衛生 改正059・224・2343 県では、最先端技術を活用することで、観光する方も、受け入れる観光地も、ともに安心できる旅行環境の整備を進めています。今後、「時間」と「場所」をずらした地域内周遊の新しい観光スタイルが、県内全域に広がるよう取り組んでいきます。ワーケーション やMマースaaSとも連携して魅力的な三重の実現、地域の活性化につなげます!つなげます!最先端のデジタルツールを活用ニューノーマルに対応した地域内周遊を促進!特 集三重県知事鈴木 英敬知事のメッセージ動画が見られます!AIカメラで混雑回避!混雑状況の見える化 AIカメラで把握した人流データを活用し、リアルタイムで観光地の混雑状況を表示するシステムを構築。事前に行き先の状況が確認できるため、効率的な周遊や待ち時間の短縮につながります。接触回数の低減!WEB来店システムの導入 3Dカメラで撮影した店舗をWEB上で移動でき、気になる商品の詳細情報が閲覧できます。訪問予定の店舗のお土産などを事前にチェックできるので、選ぶ時間の短縮や触る機会の低減などが期待できます。 今後も、県内各地で新しいスタイルの観光地づくりに取り組み、感染症対策と経済活動の両立をめざします。観光スポットの混雑率(5段階)と、1時間ごとの混雑予測を表示。観光情報も各スポットのツイッターと連動しています。観光庁の新しい旅のエチケットでは、「お土産は、あれこれ触らず目で選ぼう」と呼び掛けています!店舗のホームページからWEB来店を予約することでリモート接客も可能。スタッフに商品を紹介してもらいながら、そのままオンラインショップで購入もできます。県では、一般社団法人菰野町観光協会と連携して、湯の山温泉地域全体で3密回避の観光地づくりに取り組んでいます!行き先の分散化!小型モビリティの導入 混雑を避け、すいた時間を有効活用して湯の山温泉地域内を周遊するのに最適なのが、電動パーソナルモビリティ「菰こもビリティ」です。E-BIKE、キックボード、電動アシスト自転車など6種類から選べるので、移動がそのまま乗り物体験として楽しめます!(※2)MaaS…自家用車以外のすべての交通手段による移動を1つのサービスとしてとらえる考え方のこと。(※1)ワーケーション… リゾート地などの地方で、リモートワーク(遠隔勤務)を行う新しい働き方のこと。(※2)(※1)周遊を促進・効率化!マップとデジタルツールの併用で今、お店がすいているみたい!行ってみよう!空き時間にオンラインでお土産チェック♪混雑を避けて観光できる!菰野町観光協会のホームページから確認できます!2県政だより みえ 令和3年5月号

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