県政だより みえ/令和4年3月号(No.452)
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 一刻を争う重症患者への救急医療。県では、ドクターヘリの運航をはじめ、重症患者への救急医療体制の整備に取り組んでいます。一方で、緊急性が低い患者の救急車の利用が増加傾向にあります。一人でも多くの重症患者を救うためにも、救急医療に対する理解を深めましょう。命を救う命を救う 三重の救急医療三重の救急医療特 集問い合わせ先医療保健部 医療政策課☎ ☎ 059・224・3370 059・224・3370  059・224・2340 059・224・2340 iryos@pref.mie.lg.jpiryos@pref.mie.lg.jp救急車を適正に利用しましょう 令和2年の救急搬送人員数は81,021人。このうち51.6%が緊急性の低い軽症患者でした。 急な病気・けがには誰もが不安になり慌ててしまいますが、救急車の数は限られています。本当に必要な方が救急医療を受けられるよう、救急車の適正利用にご理解とご協力をお願いします。ドクターヘリとは? 救急医療に必要な機器などを装備し、救急医療の専門医や看護師が同乗して救急現場などに向かい、医療機関に搬送するまでの間も、患者に必要な治療を行うことができる救急医療専用のヘリコプターです。県では、平成24年2月の運航開始から、10周年を迎えました。 ドクターヘリは、三重大学医学部附属病院と伊勢赤十字病院が2カ月交代で運航しています。どちらの病院からも、救急現場などへおおむね38分以内に到着できるため、心臓発作や脳卒中、交通事故などによる重症患者が、迅速に医師の初期治療を受けることができます。 南北に長い地形を有し、離島や山間部などが多く存在する三重県において、救命率の向上や後遺症の軽減などに多大な貢献をしています。空飛ぶ救命室 三重のドクターヘリ三重大学医学部附属病院三重大学医学部附属病院伊勢赤十字病院伊勢赤十字病院25km(7.5分)25km(7.5分)25km(7.5分)25km(7.5分)50km(15分)50km(15分)50km(15分)50km(15分)70km(20分)70km(20分)70km(20分)70km(20分)100km(30分)100km(30分)100km(30分)100km(30分)125km(37.5分)125km(37.5分)125km(37.5分)125km(37.5分)傷病程度別搬送人員数(三重県)急な病気・けがに困ったら…かかりつけ医かかりつけ医やなどに連絡 休日夜間応急診療所休日夜間応急診療所救急車を呼ぶほどではないけれど医療機関を受診したいかかりつけ医がいない場合や自分で医療機関を探す場合休診日・時間外など、連絡がつかない場合子どもの病気などの相談はこちらみえ子ども医療ダイヤル ♯8000または ☎059・232・9955医療ネットみえ検索子どもの病気、薬、事故などについて、医療関係の専門相談員に、電話で相談できます。子どもの救急対応マニュアルを公開しています。ぜひ、ご覧ください。電話でもご案内しています!三重県救急医療情報センター・コールセンター☎059・229・1199今すぐ受診可能な医療機関を、24時間365日ご案内しています。ウェブサイト「医療ネットみえ」をご活用ください今すぐ受診可能な医療機関を探せます!119番救急車が必要な症状はこちらからご覧ください緊急性が高いと判断したときは迷わず運航運航運航運航運航運航運航運航運航運航運航1010000000000000000周年周年離着陸時に風や騒音が発生しますドクターヘリは、小・中学校の運動場や公園など、県内643カ所に設定されている「臨時離着陸場」で離着陸します。離着陸の際に発生する強い吹き下ろしの風や騒音に、ご理解をお願いします。また、消防職員の指示に従い、離着陸場から離れるなどのご協力をお願いします。個人で直接出動要請することはできませんドクターヘリは、119番を受けた消防本部や救急隊が、患者の容体を判断して出動を要請します。なお、患者の方の費用負担はありません。県内各地へおおむね38分以内に到着!県民の皆さんへ10年間の運航実績現場出動 2,472件施設間搬送 855件この10年間で臨時離着陸場を増やし、他県との広域連携体制を構築するなど、ドクターヘリの運航体制を強化しています。75,387全体うち83,36581,97385,49193,48581,021軽症42,205軽症45,992軽症46,025軽症46,250軽症51,596軽症41,820H22H26H24H28H30R2(年)(人)(人)救急車を利用する人の半数以上が軽症患者となっています相談受付時間:毎日19時30分から翌朝8時まで頼れる存在! かかりつけ医を持ちましょう健康に関することを日ごろから何でも相談でき、病気の予防や早期発見・治療につながります。また、必要な時に、スムーズに専門の医師や医療機関を紹介してくれます。発熱などの症状がある方の受診方法はこちら発熱、咳せきなどの症状がある場合、①まずは、かかりつけ医などの身近な医療機関に、電話でご相談ください。②かかりつけ医がいない場合は、こちらから医療機関を検索してください。•診療時間や受診方法などが通常と異なる場合があります。受診前に電話でご確認をお願いします。•相談先の案内に従って受診してください。平成24年2月~令和4年1月((2県政だより みえ 令和4年3月号

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