今日のイセエビ(11月20日)
放流したイセエビの人工種苗が漁獲されました
今年の8月10日に志摩市沿岸で試験放流しましたイセエビ人工種苗25個体のうちの1個体が、11月17日に初めて、漁業者の操業によって放流 地点の近辺で再捕されました(試験放流のことは8月11日の「今日のイセエビ」を参照してください)。再捕された種苗は放流時より大きく成長しており、体 重は放流時の平均46gから71gになっていました。殻の色も、放流時の薄い茶色から、イセエビらいし小豆色へと変わっており、標識がついているので放流 個体と分かりましたが、それ以外では天然のイセエビと見分けがつきませんでした。
まだ再捕されたのが1個体ですが、もっと採捕されるようになると人工種苗の成長や移動が少しずつ明らかになってくると思います。また漁獲されるといいのですが。
再捕されたイセエビ。立派なイセエビに育ちました。
さらに詳しく (研究成果など)
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