今日のイセエビ(8月2日)
イセエビ幼生の飼育、順調です
5月25日にふ化したイセエビの幼生(フィロソーマ)の飼育が始まって2ヶ月が経過。飼育は順調に推移しており、ほとんどへい死もみられません。幼生の体長はふ化時の1.5mmから6~7mmになりました。
体長7.6mmのフィロソーマ。ふ化時と比べて体の形がずいぶんと変わってきましたが、分かるでしょうか?
先週末で注水量を違えて飼育する実験が終了し、飼育していた300個体は体長を測定して海へと放流。結果はまた報告しますね。また、他の水槽でも過密になってきましたので少し間引きをし、飼育個体数は当初の1500個体から600個体まで減らしました。水槽数は9です。まだ幼生はどんどん大きくなりますので、どの程度の密度までなら順調に飼育ができるのかは重要な問題になります。今後、実験を行って適当な条件を見出す計画としています。まだまだ調べないといけないことがたくさん残っています。
さらに詳しく (研究成果など)
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- イセエビの分類学上の位置と近縁種との見分け方
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