今日のイセエビ(H28-5)
海老之介 12回目の脱皮と成長記録(7月22日)
7月22日に海老之介が12 回目の脱皮を行いました。前回の脱皮(平成28年5月28日)から55日目になります。
そして、今回の脱皮で体長が約12.7cm、頭胸甲長が約4.0cmとなり、脱皮前と比べて体長で1.2cm、頭胸甲長で約3mm大きくなりました(写真:左が抜け殻、右が海老之介)。体重は48gでした。
これまでの海老之介の成長の様子をグラフにしてみました。
赤線は体長、青線は頭胸甲長を示しています(※頭胸甲長は、今日のイセエビバックナンバー『海老之介が7回目の脱皮をしました』を参照してください)。
これを見ると、2015年4月に体長2㎝だった海老之介は10月まで頻繁に脱皮しながら体長9㎝まで一気に成長したことがわかります。その後、冬の時期は脱皮がみられませんでしたが、水温が上昇してくる春先(2016年3月以降)から、また脱皮をするようになりました。
脱皮の間隔は長くなっていますが、イセエビは成長にしたがって脱皮間隔は長くなるので異常ではありません。頭胸甲長についてみると、2016年7月現在4.0cmとなっています。
三重県の規則で漁獲して良いと定められている大きさは4.2cmより大きいものですので、海老之介も次回の脱皮ではその大きさを上回るのではないかと思います。
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