お魚リスト「か行」
カ サ ゴ
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2001.6.7 尾鷲市産 |
カサゴはほとんど日本中、岩礁域ならどこにでもいるというポピューラーな魚で、釣り人にも人気がある。東紀州地域では「ガシ」と呼ばれることが多いが、近縁のウッカリカサゴと混同して称されることもある。栽培対象種。
料理は、刺身、塩焼き、煮付け、汁物など、万能選手である。 |
カ タ ク チ イ ワ シ
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2001.5.18 尾鷲市産 |
鼻面が前に突き出ており、下顎の先端と不ぞろいである。煮干しの原材料であり、幼稚魚はシラス干しの原料となる。キロあたりにすると、大きくなればなるほど安くなってしまう魚。8cm程度の新鮮なものは頭と内臓だけ落として骨ごとガブリ!
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カ ツ オ
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全世界に分布する。黒潮域を南北に移動するため、紀伊半島沿岸では春と秋に漁獲される。近年は漁獲のパターンが崩 れている。
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カ ワ ハ ギ
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2000.12.11 熊野市磯崎産 |
ホンハゲ、マルハゲなどとも言われる。カワハギ類の中でもっとも高価な魚。釣りの対象魚としても人気があり、エサ取りの名手との異名を持つ。
鍋はもちろん、刺身も美味。いずれにしてもキモ(肝臓)が評価のポイントとなるのでお店で下ごしらえしてもらうときにも「キモは持って帰る」と意思表示を。 |
カ ン パ チ
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2001.8.8 紀伊長島産 上の写真は全長20cm程度の「シオ」 旬は夏といわれるが、秋には上のような若魚がちょうど手頃なサイズに成長し、水揚げもそこそこあるので入手しやすいかも。味はもちろん太鼓判です。 |
ブリの仲間。小さいときには「シオ」と呼ばれることが多い。目から背中にかけて斜めにのびる黒い帯状の模様があり、背中から見ると「八」の字に見えることが名前の由来。
ブリに比べると身が固く、あっさりとした印象を受ける。刺身ではブリよりうまいといわれることも多く、ブリよりも値が高いのが普通。近年では養殖も盛んで、切り身の色が変色しにくいために需要が多い。 |
キ ビ ナ ゴ
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2001.8.8 紀伊長島町産 |
沿岸に群れる小型のイワシで、キミイワシと呼ばれる。漁獲は産卵期である春から夏が中心。刺身や和え物、干物などにされる。
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ク エ
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2001.12.4 尾鷲栽培センターの生け簀にて |
ハタ科の大型魚。マハタに似ているが、体型がより細長いこと、体の横縞が特に頭部では斜めになることで区別できる。沿岸の岩礁域にすみかを作って生息し、ダイバーと遭遇することも多いが、漁獲されることは希で「幻の魚」とされる。うまみを生かした鍋料理が有名で、超がつく高級魚。
三重県では養殖の可能性について検討している。 |
ク ロ サ バ フ グ
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クロサバフグはシロサバフグとともに「サバフグ」として扱われる。「毒がない」というイメージが持たれがちだが、卵巣や肝臓には毒を持っている可能性があり、さばくにはフグ料理の資格が必要。シロサバフグとは尾鰭の模様で区別できる。クロサバフグは尾の上下が白くなる。
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ケ ン サ キ イ カ
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大型の成熟雄と雌とでは著しく形態が異なる。アカイカと称され、小型の個体は特に赤みが強い。漁獲は夏から秋にかけて多い。スルメイカと比べると味わいが濃厚で甘みが強い。アオリイカよりも身が柔らかく、食べやすい。
アオリイカと並ぶイカの王様である。 写真左は小型個体(背側)、右は大型の雄(腹側)。 |
コ シ ョ ウ ダ イ
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イサキに近い種で体長は50cm以上に達する。岩礁域に多く、釣りや定置網で漁獲される。冬から春にかけては脂がのり美味。
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ゴ マ サ バ
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2001.11.20 尾鷲産 |
体側の腹側に黒い点が散在すること、体の断面が丸に近いことが特徴とされるが、特に小型の魚ではマサバと区別するのが難しく、しばしば「サバ」として一緒に扱われる。当地では、マサバより頻繁に見かける。
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