水産普及だより 第25ー3号 平成25年5月30日
~潮南中学校で水産スクール開催~
紀北町役場農林水産課は、自然に親しみ身近な環境問題に関わっていく姿勢を身につけることを目的に、中学生を対象とした水産スクール事業を実施しています。今年は潮南中学校1年生(43名)が、5月24日(金曜)には中学校の教室で水産講習会に、5月26日(月曜)には島勝浦の船越海岸でマダイ放流と磯観察会にそれぞれ参加しました。26日は波も穏やかで、稚魚放流と磯観察会は予定通り実施されました。昨年、一昨年は天候が悪く磯体験は中止だったため、久しぶりの開催です!
水産講習会
水産に関する講習会として、普及員から三重県の水産のおかれている厳しい現状や、紀北町でさかんに行われている刺し網、釣り漁業などの漁法のほか、青のりや魚類の養殖業の実態などの内容を紹介しました。生徒のみなさんもしっかり聞いてくれました。
マダイの稚魚を放流!
生徒のみなさんが浜までバケツを運び、波打ち際でマダイを放流しました!稚魚が砂浜に取り残されてしまわないように、足元を水に濡らして放流をしていました。まだ5月の海なので「冷たいっ!」という生徒さんも多かったですが、しっかり放流できました!
楽しい磯観察!
普及員から磯観察をする際の注意を受け、いよいよ磯観察です!生徒の皆さんはタコやウミウシ、アナハゼ、ナマコ、ヤドカリなど様々な生物を捕まえ、じっくり観察していました。この体験を通じて海に興味をもってくれた生徒さんがいてくれたらうれしいです!