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水産普及だより 第 25-8号 平成25年10月31日 

 

~ヒロメ養殖状況~ 

 普及だより第25-7号では、ヒロメの生活環と種糸の始まりの部分について紹介しました。季節も移り変わり、すっかり秋めいた今日この頃、種糸についたヒロメはどうなっているのでしょうか。  

 

  幼胞子体が成長中管理水槽

 10月現在のヒロメ種糸の様子です。種糸を巻き付けた枠を右の写真のような水槽に移し、止水で管理しています。ヒロメは冬の海藻なので、25℃以上の水温では生長しません。そのため、上部は日除けで覆い、水槽には冷却水を通す管を入れ、水槽内の水温が上がりすぎないように調整しています。

 次に、この中にある種糸から一部分を切り取って顕微鏡で観察してみました。

 

 左写真のもやもやしたものが、ヒロメの幼胞子体(平成23年10月17日撮影;40倍拡大) です。この時点では大きさ1mmにも満たないのですが、何となく海藻っぽい形をしている状況がお分かりいただけますでしょうか。小さいながらも、種糸の表面にしっかりとくっついています。これが10月末現在には1~2mm程度に生長し、種糸の表面をびっしりと覆うまでに増えました。右の写真(平成25年10月31日撮影;10倍拡大)と左の写真を比べれば、だいぶ海藻らしい姿になり、すくすくと育っている様子を見てとることができます。 

幼胞子体

 ヒロメ10月31日

  

 今はまだヒロメは小さく、まばらにしか生えていないので、糸の表面が茶色くなっている程度にしか分かりません。もうじき種糸の表面を埋め尽くし、目で見て海藻が付いていると分かる程に増えてきます。その頃にまた最新の状況をお知らせ出来れば、と思います。

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