三重県青年・女性漁業者交流大会が開催されました
平成27年1月10日(土)に県松阪庁舎において、三重県青年・女性漁業者交流大会が開催されました。尾鷲管内からは、海野漁協所属で採介藻及び海藻養殖を営む石原さんが、「地元漁業を復活させるための新たな取り組みについて」と題して発表を行い、漁連会長賞を受賞しました。なお、県知事賞は畔志賀漁師塾の山内さんが発表した「受け継がれる技術~畔志賀漁師塾の取り組み~」となり、県代表として東京で開催される全国青年・女性漁業者交流大会で発表される予定です。
また、発表後には新たな取り組みとして、地域の水産物6次産業化交流が行われました。今回は交流会で報告いただいた石原さんが発表でも取り上げたヒロメ(生、乾燥、塩蔵)やヒジキ(乾燥)を出品しました。生ヒロメは熱を加えると褐色から鮮やかな緑色に変化する様子や食感を体験して貰うため試食も行われました。また、尾鷲市三木浦で獲れる地魚の燻製や養殖真鯛の加工品等が販売されました。
石原さん発表時の様子。自身が手がけるヒロメ養殖のことや減少するヒジキ場の再生に向けて、三重大学で海藻を研究する先生に相談に行き、地区の漁業者と共に磯掃除と種まきを行うなどの取り組みが紹介されました。 | |
漁連の中村専務より漁連会長賞が授与されました。 | |
交流会の終わりに県内各地区から持ち寄られた水産物等の紹介の後、会議室前で販売会が催されました。石原さんは生ヒロメの試食のほか、ヒロメとヒジキ製品の販売を行っていました。その奥では三木浦の女性グループが魚食普及活動で利用している椿油の販売のほか、地魚を使った水産加工品の販売が行われました。 |