県政だよりみえ/平成28年9月号
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平成28年 県政だより みえ 9月号3 発達障がいは、私たちの身近にある障がいですが、社会の理解はまだ十分ではありません。平成24年に文部科学省が実施した調査では、知的に遅れはないものの、学習面や行動面に著しい困難を示す発達障がいの可能性のある子どもが、小学1年生で約10人に1人の割合で存在することが示されています。 発達障がいの子どもは、人間関係を築くのが苦手で、その行動や態度は「自分勝手」とか「困った子」と敬遠されることも少なくありません。しかし、それは決して親のしつけや教育の問題ではないのです。特性に応じた支援を受けることができれば、その子は十分に力を発揮し、自信を持って、自分らしく生きていくことができます。 大事なのは、その子にどんなことができて、何が苦手なのか、どんな魅力があるのか目を向けることです。皆さんの、長期的な支援と理解が大切です。問い合わせ先/健康福祉部 子ども・家庭局 発達支援体制推進プロジェクトチーム☎059・224・2247  059・224・2270  hattatsu@pref.mie.jp知っていますか?知っていますか?「子どもの発達障がい」「子どもの発達障がい」◆「子どもの総合相談窓口」の設置市町は、子どもの育ちや発達に関するさまざまな相談が1カ所でできる窓口の設置を進めています。また、県は、相談支援に取り組む専門職員を育成し、「子どもの総合相談窓口」等への配置を進めています。◆幼児期の支援保育所や幼稚園等で、職員の資質向上を図り、早期に適切な支援が行えるよう、三重県独自のツールの活用を進めています。◆「県立子ども心身発達医療センター」の整備県では、子どもの心と身体の発達に関する専門医療・福祉機関である「県立子ども心身発達医療センター」を平成29年6月に開設します。センターには特別支援学校も併設し、医療・福祉・教育が連携した総合拠点として、市町や地域を支援します。県は市町と連携し、安心して子どもを育てることのできる環境づくりに取り組んでいます。県立子ども心身発達医療センター(左)と併設する特別支援学校(右)の完成予想図(津市大里窪田町地内)注意欠陥多動性障がい         (AD/HD)•不注意(集中できない)•多動・多弁 (じっとしていられない)•衝動的に行動する (考えるよりも先に動く)障がいの程度や年齢(発達段階)、生活環境などによって症状は違ってきます。これらの症状が、通常、低年齢(3歳ごろ~就学期)に現れ始めます。発達障がいの特性アスペルガー症候群•基本的に、 言葉の発達の遅れはない•不器用(言語発達に比べて)•コミュニケーションの障がい•対人関係・社会性の障がい•パターン化した行動、 興味・関心の偏り学習障がい(LD)•「読む」「書く」 「計算する」等が、 全体的な知的発達に 比べて極端に苦手県と市町が連携した育ちと発達の支援の取り組み検索三重県 発達障がい検索政府広報 発達障がい自閉症•言葉の発達の遅れ•コミュニケーションの 障がい•対人関係・社会性の障がい•パターン化した行動、 こだわりホームページでさらに詳しい内容をご覧いただけます。三重太郎三重花子

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