食の安全・安心基礎講座「食のリスクを考える~食と放射性物質~」
福島第一原子力発電所の事故以来、放射性物質が農林水産物や食品に与える影響が懸念されており、放射性物質の規制値は消費者の大きな関心の一つになっています。
これら消費者が抱える食の安全・安心に関する基礎的な疑問等に対し、専門家から講義を行い、意見交換を行うことで、消費者に正確な情報をもっていただくとともに、食の安全・安心意識を向上していただくために、「食の安全・安心基礎講座」を開催しました。
日時 | 平成24年1月24日(火曜)13時30分から16時 |
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場所 | 三重県文化会館大会議室 |
主催 | 三重県 |
出席者 | 70名 |
内容 |
講座Ⅰ「放射線とは? 放射線に関する基礎知識」講師:鈴鹿医療科学大学准教授 中西左登志 氏 概要:ベクレルとシーベルトの違いや放射線が人体に与える影響などについて、わかりやすく説明いただきました。また、実際に簡易放射能測定機器を使用して放射線量の測定を実施していただきました。 講座Ⅱ「放射性物質に係る食品健康影響評価の概要について」講師:内閣府食品安全委員会事務局リスクコミュニケーション専門官 久保順一 氏 概要:食品の安全性を守る仕組み、健康への影響、食品の新たな基準値等について説明いただきました。 食品と放射性物質についての三重県の対応について説明:三重県農水商工部農産物安全室長 森本昌孝 概要:食品と放射性物質についての三重県の対応として、環境放射線量や水道水、降下物を毎日測定していること、農水産物の放射線量の測定結果及び牛の全頭検査等について説明させていただきました。 講師と会場の皆様との意見交換概要: 新基準値の考え方や根拠、三重県の検査体制等について、多数のご意見(質問)をいただき、放射性物質に対する皆さまの関心の深さがうかがえました。
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