平成25年度『学生』×『地域』カフェ
「食の安全・安心」を伝えるしくみづくり
★ベストプラクティスコンテストに参加します
平成26年3月1日(土)に開催される取組事例発表会「ベストプラクティスコンテスト」で
食の安全・安心を伝えるしくみづくりの活動について展示を行います。
概要
学生をはじめとする若い世代は、近い将来、自立した食生活(=食べるものを自分で選ぶ生活)を送ることが想定されます。そのため三重県農産物安全課は、学生に食の安全・安心について知っていただき、普段の食生活に役立ててほしいと考えていました。
そこで、県が食の安全・安心に関する情報を学生に伝える方法について、県職員と一緒に考えてくれる学生を募集したところ、三重大学、鈴鹿短期大学、皇學館大学の学生16人が応募してくれました。
平成25年7月から平成26年2月にかけて検討会を5回開き、学生が興味を持っていることに食の安全・安心を結びつけて伝える方法などについてアイディアを出し合いました。
たくさんのアイディアの中に、本に挟むしおりに情報を載せるという案があり、「しおりづくり」を実際にやってみることにしました。完成したしおりは各大学の図書館に置いていただくなどして、多くの学生さんに食の安全・安心情報を知っていただくきっかけにしたいと考えています。
また、しおりの他にも多くのアイディアをいただいたので、県庁農産物安全課で、ひとつひとつ検討していきます。
第1回検討会
日時 |
平成25年7月6日(土)14時から16時 |
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場所 |
県庁栄町庁舎 5階 第51会議室 |
参加者 |
学生9人、県職員5人 コーディネーター:川北輝氏(特定非営利活動法人津市NPOサポートセンター) |
内容 |
1.オリエンテーション 2.これまでの「食の安全・安心」情報 (1)学生に知ってほしい「食品表示」の読み方 (2)県が実施している情報提供の内容と方法 3.意見交換 |
「食の安全・安心情報」の具体例として、食品表示の読み方やこれまで県が実施してきた広報活動について、県の職員が話をしました。
意見交換では「以前から知っていたこと」「今日初めて知ったこと」を付箋に書き出し、模造紙に貼ってまとめました。まとめた中から「今日、帰ってから家族や友人に伝えたいこと」を各班一つ選び、「県が食の安全・安心の情報提供をしていること」と「食品添加物にはどんなものがあるか」を伝えることにしました。
食品表示の実例として市販のお菓子の表示を見てみました |
意見交換には県職員も加わって一緒に話しました |
黄色い付箋は「知っていたこと」、ピンクの付箋は「今日知ったこと」です |
お隣の班にも結果をお知らせ |
第2回検討会
日時 |
平成25年7月24日(水)18時30分から20時30分 |
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場所 |
県庁栄町庁舎 5階 第51会議室 |
参加者 |
学生8人、県職員4人 コーディネーター:川北輝氏、中瀬麻乃氏 |
内容 |
1. 農薬の話 2.ワークショップ (1)情報を伝える対象はどんな学生か (2)将来、学生に食の安全・安心情報が上手く伝わっている状況とはどんな姿か、それに対し現状は (3)三重県の食の安全・安心情報が伝わる方法 |
情報を伝えたい相手はこんな人《男子学生編》 |
情報を伝えたい相手はこんな人《女子学生編》 |
学生に食の安全・安心情報が上手く伝わっている状況についてのイメージを描きました |
情報を伝えるにはどんな方法があるか、 雑誌、本、テレビ、ラジオ、ポスター、インターネット、SNS、アプリ、学校、メール、ゆるキャラ、口コミ、講演会、美容院、病院、生協など、思いつくままにどんどん書き出していきます |
第3回検討会
日時 |
平成25年8月27日(火)14時から16時 |
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場所 |
津市橋北公民館食工房(津市市羽所町700 アスト津5階) |
参加者 |
学生5人、県職員4人 コーディネーター:川北輝氏、片山真由美氏 |
内容 |
(1)食品添加物とふれあうラムネ菓子づくり講座 (2)食の安全・安心を伝える方法を考える |
食品添加物を数種類使ってラムネ菓子をつくりました。 |
「食の安全・安心を伝える方法」に(一見関係なさそうな)キーワードを+して、どんな方法があるか考えてみます。 |
キーワードは、第2回検討会で考えた「食の安全・安心を伝えたい相手(大学生)」が考えたり、話したりしていること。「彼氏」「ダンス」「イケメン」「読書」「就職」など。 | コーディネーター川北さんも驚くほど、たくさんのアイディアが!他の人のアイディアで気になるものにピンクや青のふせんでコメントをつけました。 |
「三重県の食の安全・安心を伝える方法+」~アイディアの出し方~
(1)紙に「三重県の食の安全・安心を伝える方法」+キーワードを書く。
(2)伝える方法を1つ考え、箇条書きにする。
(3)タイトルをつける。
※一つのキーワードから複数のアイディアを思いついたときは、タイトル毎に紙を1枚使う。
書き方例:キーワード「旅行」
「三重県の食の安全・安心を伝える方法」+ |
旅 行 | |
タイトル |
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観光地の食の安全・安心 | ||
内容 | ||
・観光地の食関連施設(レストラン、土産屋、直売市など)が食の安全・安心のためにやっていることを地域全体でアピールする ・「新鮮なだけじゃなく安全な農産物・海産物・料理です!」 ・安全・安心情報を知ってくれた学生限定のサービス(割引とか) |
使う キーワード
第2回検討会で、情報を伝えたい相手(学生)が考えていること、学生に伝える方法などをふせんに書き出しました。キーワードはその“ふせん”に書かれた内容です。
音楽、授業、うわさ話、恋人、ファッション、単位、テニス、金、車、子ども、就活、バイト、ボーリング、ゲーム、祭、海外旅行、パチンコ、買い物、飲み会、ダンス、BBQ、昼寝、サークル、部活、メール、LINE、Facebook、twitter、ご飯、告白、褒める、独り言、カラオケ、ケータイ、スポーツ観戦、パソコン、ラジオ、ニュース、親の話、家族の声、説教、授業、ぐち、美味しいもの、遊び、おしゃれ、内定、ジャニーズ、西野カナ、AKB48、バイト、ゲーム、旅行、アプリ、カラオケ、徹夜、女子会、勉強、笑顔、ダイエット、料理、女磨き、妄想、恋話、ニュース、おしゃれ、ドラマ、バラエティ、雑誌、新聞、マンガ、就活の本、ペット、空き時間の過ごし方 etc・・・ |
アイディア出しのポイント
まじめな意見でなくてもいいので、とにかくアイディアを出す。
現実化するための諸々のことは考えなくてもいいので、思いついたらとりあえず書いてみる。
第4回検討会
日時 |
平成25年11月27日(水)18時30分から20時30分 |
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場所 |
三重県庁第131会議室 |
参加者 |
学生4人、県職員3人 コーディネーター:川北輝氏、濱口智美氏 |
内容 |
・食の安全・安心を伝える「しおり」の作成 前回出たアイディアの中から「しおり」を実際につくってみることにし、デザインを考えました。 しおりは印刷して大学図書館においてもらう予定です。 |
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県が事前に用意した10種類の短い文章から1人1種類以上選び、各自でしおりのデザインを考えます。 元の文章をわかりやすく変えたり、イラストを入れたりして、長方形のしおりに情報を入れていきます。 |
できたデザインをみんなで見て、感想をふせんで貼りつけます。内容をブラッシュアップするため、いいところだけでなく、改善点も遠慮無くどんどん貼ります。 |
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ふせんに書かれた意見を参考にデザインを見直し、完成! | しおりの表面と裏面を使って「食の安全・安心情報」を伝えます。 |
第5回検討会
日時 |
平成26年2月12日(水)18時30分から19時30分 |
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場所 |
津市 三重県庁会議室 |
参加者 |
学生4人、県職員4人 コーディネーター:服部奈々氏 |
内容 |
・第4回検討会で考えたしおりのお披露目 ・食の安全・安心を伝える方法について しおりの次は何に取り組むか これまでに出た32のアイディアから、次に取り組む内容を投票で選びました。 |
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食の安全・安心情報を伝えるしおり全10種が完成! |
大学の図書館等に置かせていただく予定です。 |
関連リンクなど
募集チラシ(PDF)