食の安全・安心インターンシップ日誌 3日目
病害虫防除所は、植物防疫法や農薬取締法に基づき、植物の検疫及び防疫に関する業務を行っています。農業研究所は、県内数カ所に研究所があり、それぞれの地域にあった(特産品等について)研究を行う施設です。
日時 | 平成27年8月26日(水)9時~16時30分 |
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取材先 | 三重県病害虫防除所、三重県農業研究所 |
三重県病害虫防除所
病害虫防除所では、「農業」はいのちをつくる大切な産業であることや、病害虫防除所での取組を講義形式で教えていただきました。毎日もしくは数日ごとに予察灯やトラップを見ようと思うと、労力がかかるので大変であると思いましたが、それらを調べることで多発する害虫の種類と量の波が把握でき、対策をとることができるので、調査は重要なものであると感じました。
次に、細かい虫の特徴を見分け、選別する作業をみさせていただきました。一つ一つがとても小さい虫であるのに、細かな違いを見分けることができるということに驚きを感じました。
さらに、屋外に設置してある、予察灯やフェロモントラップを実際に観察しました。ある虫を対象にしたフェロモンでも、別の虫が寄ってきているトラップもあったことが予想外でした。
三重県農業研究所
農業研究所での取組について、講義をしていただきました。
三重県は南北に長く、地域により気候も異なることから特産品も異なります。そのことに合わせて、各地に特産物に合った研究室があることを教えていただきました。
農業研究所では、消費者ニーズに対応した新品種の育成が行われているとのことでした。従来の「おいしい」ものが欲しいというニーズではなく、「医療食」というニーズにこたえたお米があることを知りました。新しいものを生み出す時には、需要もあるので買い手のニーズに合わせることも重要なことだと感じました。
農業研究所には、全国でも珍しい植物工場があり、中のシステムは自動のものが多く近代的なハウスでした(イチゴ・トマト栽培)。中に入るまでに扉が多く、ハウスの背も高かったです。灌水も自動であり、近代的な栽培方法であることも知ることができました。