会長及び副会長を選出し、平成18年3月に紀南地域高等学校再編活性化推進協議会でとりまとめ
られた「紀南地域県立高等学校の再編活性化に向けて(最終のまとめ)」の内容を共有するとともに、
紀南地域の中学校卒業者数の推移予測など、地域を取り巻く状況について事務局より説明し、今年度
の協議会の進め方も含めて協議を行いました。
1 日時 平成24年 7月18日(水)13:00~15:00
2 場所 熊野市役所 第1会議室(2F)
3 内容
(1)紀南地域の高等学校の今後のあり方について
(2)その他
<委員からの主な意見>
・現在、紀北地域には尾鷲高校一校であるにも関わらず、当地域から木本高校に進学する生徒が減っている点を分析すれば、木本高校が進学等で頑張ることの必要性等が見えてくるのではないか。
・学校を良くしても、卒業者が地元に残らないと人口が減る悪循環になることから、教育と産業界が連携するとともに、地元企業経営者として、地元に働ける場所を作ることが大事であると考える。
・近年の少子化の現状では、紀南地域では1校で足りる状況である。このような中で、社会がどのような人材を期待しているかを考え、生徒を育てる必要がある。
・木本高校の普通科が定員を満たすようにならないと、他地域への中学校卒業者の流出は止められないのではないか。
・平成32年3月の中学校卒業者予測260人という数字に驚いている。紀南地域では、できる限り2校を存続させる方向で協議できないか。
・以前は進学なら木本高校、就職なら紀南高校というすみ分けがされていたことから、今後も選択肢として、2校存続してほしいという思いを持っている。
・現在、平成18年3月の「最終まとめ」にある「木本高校6学級規模、紀南高校3学級規模」が維持できなくなっている状況であることから、まずは、現状を整理したうえで、今後の協議をどのように進めていくのかを検討しなければならないのではないか。
・地域の特色を活かす観点での高校の適正規模・適正配置の議論をすべきである。
<第2回以降の協議会の進め方について>
第2回協議会及び第3回協議会において、2校の活性化の協議を行うことに加え、今後予測される学級数を勘案した当地域の高校のあり方について協議を行い、「県立高等学校活性化計画(仮称)」に記載する内容を固めます。
第4回協議会においては、より一層少子化が進む、およそ10年先を見据えた協議を行います。
なお、会議は公開で開催しました。
次回の協議会は、8月下旬に開催予定です。