今後予測される中学校卒業者数の減少を勘案した平成27年度以降の当地域の高校のあり方について、平成31年度以降の2校の統合を視野に入れた平成27年度から平成30年度のたたき台として、県教育委員会から「2校存続案」と両校を統合する「新校設置案」を提示し、協議を行いました。
1 日時 平成24年 8月29日(水)13時30分から16時00分まで
2 場所 熊野商工会議所
3 内容
(1)紀南地域の高等学校の今後のあり方について
(2)その他
<委員からの主な意見>
・平成27年度に、平成18年3月のまとめに沿って頑張ってきた紀南高校のクラス数を減じ2クラスとする案について困惑する。いずれ統合となった際は、通学の利便性、たとえばスクールバスなどの支援についても十分議論してほしい。
・新しい学校1校案で進める場合は、紀南高校の築いてきた財産を生かすためには、各論での学校像の議論をしてほしい。
・大幅な中学校卒業者数を踏まえると、2校存続ではなく、新しい学校1校案という難しい選択をする必要がある。
・まず2校存続案の取組を行い、その後の少子化の状況で統合を考えてはどうか。
・2校存続案で進めて、今後の両校の取組の充実に期待してはどうか。
・いずれ統合は避けられないことは理解できたが、平成27年度の判断は県教委に委ねたい。
・いずれ統合は避けられないだろうが、地元の保護者には1校ではなぜだめなのかという声もある。
・2校残ることは嬉しいが、平成32年度のことを考えると、早いうちに新しい1つの学校を作り、魅力化に力を入れた方が良いのではないか。また、紀南高校の良さも取り入れてはどうか。
・2校存続案を選択すると、平成31年度には紀南高校は分校となるが、それも1年間限りで、平成32年には1校となる予測なので、子どもたちの教育環境として良いのかと疑問を感じている。どちらの案が良いかは、自分では判断がつきかねるので、各方面の関係者と相談したい。
・地元の高校としては、生徒の地域外の高校への流出を防ぐなどの努力を行い、出来る限り2校存続をさせてほしい。
<今後の協議の進め方等について>
第2回協議会で協議した平成27年度以降の当地域の高校のあり方について、出身母体で意見集約した内容を踏まえて、協議を深めます。
また、11月上旬頃に開催予定の第4回協議会において、より一層少子化が進むおよそ10年先を見据えた協議を行います。
なお、会議は公開で開催しました。(傍聴者数:4名)
次回の協議会は、10月上旬に開催予定です。