高校の魅力化・活性化や、中学生等を対象として実施するアンケートの内容等について
協議を行いました。アンケートについては、事前に委員から集約した意見を反映した修正
案を提示したところ、実施時期や内容について様々な意見が出されました。
また、平成27年度以降の伊勢志摩地域の高校の配置については、県教育委員会からの
たたき台として、小規模校4校(鳥羽高校、志摩高校、水産高校、南伊勢高校)について、
今後の中学校卒業者数の減少や近年の欠員状況、中学校卒業予定者の進路希望状況等、取
り巻く状況を総合的に検討した以下の案を提示し、協議を行いました。
1 日時 平成24年9月6日(木)18時00分から21時00分まで
2 場所 伊勢市二見生涯学習センター
3 内容
(1)伊勢志摩地域の高等学校の今後のあり方について
(2)その他
<県教育委員会から示した伊勢志摩地域の県立高等学校(全日制)の今後のあり方(案)>
◎南伊勢高校は、現在、南勢校舎1学級、度会校舎2学級の計3学級であるが、平成27年
度を目途に度会校舎を1学級とする。これにより、南伊勢高校は1学年2学級となること
から、南勢校舎・度会校舎を将来的にそれぞれ他の高校の分校とすることを検討する。
◎伊勢志摩地域全体の県立高校について、魅力化・活性化及び適正規模・適正配置の観点か
ら、今後のあり方を検討する。
<委員からの主な意見>
・提示された案は、今後の少子化の厳しい現実からは、やむを得ないと思う。また、高校の
魅力化・特色化とは一体何か、特に就職については、地域の産業から求められている人材
とは何かについて考えるべきである。とりわけ鳥羽高校の活性化は、地域経済や産業構造
と結びつけて考えるべきである。
・中学校卒業者数の減少という現実があるので、高校の再編は避けられないことから、再編
後の新しい高校に新しい価値を持たせるような活性化を考えるべきである。
・この案は全く具体的でないと思う。これでパブリックコメントを取っていくのか。
・この協議会は平成27年度までの地域の高校のあり方を考える場なので、この案で良いと
思う。また、今後の協議で、地域の専門高校のあり方については、分科会を設け、産業界
の方にも関わってもらいたい。
・平成27年度には南伊勢高校は無くなると思っていたので、安心した。
・鳥羽高校は、平成25年度の学級数が3クラスになるが、県として設置した目的や成果は
達成できるのか。今の鳥羽高校のあり方は曖昧なので、今後のあり方を考える必要がある。
さらに、10年後には大幅な少子化が進むことから、学科のあり方も含めてダイナミック
な案を考えるべきである。
・地域全体の高校について考える必要があるものの、地元鳥羽高校が心配である。
・通える場所に学校があってほしい。また、分校か統合については、どんな学校を残してい
くかを協議してほしい。
・今後の少子化を踏まえ、長期的なビジョンを立て、子どもたちが安心して学べるようにす
るべきである。
・最近の度会校舎は定員を割りがちであることから、今回の案は仕方ないと考えている。
今後、高校の適正規模・適正配置を考える際は、1クラス規模の学校については、地域の
学校として特色を明確にさせて、残していく方向で考えてほしい。
<今後の協議の進め方等について>
今回示した案についての委員からの意見を踏まえて修正案を示すとともに、県立高等学校
活性化計画(仮称)への伊勢志摩地域に係る記述についても協議する予定です。
また、アンケートについては、第3回の意見を踏まえ、修正案を提示し、引き続き協議を
行います。
------------------------------------------------------------------------------
なお、会議は公開で開催しました。(傍聴者数:7名)
次回の協議会は、10月上旬に開催予定です。