前回に引き続き、名張桔梗丘高校と名張西高校を統合し設置する新しい学校の学校像と、
統合の時期及び場所について協議を深めました。また、地域等への説明会についてもあわ
せて協議しました。
1 日時 平成24年10月17日(水)18時30分から20時45分まで
2 場所 三重県伊賀庁舎
3 内容 (1)新しい学校の学校像、統合の時期・場所について
(2)地域等への説明及び意見聴取について など
<伊賀地域全体の県立高校の活性化と新しい学校の学校像について>
第4回協議会での意見を踏まえて修正された新しい学校像の素案について、さらに協議
を深めたところ、概ね承認されました。また、中高一貫教育校については、新しい学校
像を固めた上で、長期的な視野にたって継続して検討をしていくこととなりました。
(主な意見)
・伊賀地域のニーズにあった中高一貫教育校について、実現に時間がかかっても継続し
て検討してほしい。
・中高一貫教育校については、県立中学校を設置することになるので、市立中学校の生
徒の減につながるだけでなく、小学生に過当な競争を強いることになる。
・「進学に特化した学科またはコース」の記述については、新校は普通科なので、「出
口」については幅広い表現にした方がよい。
・現在の2校が置かれている立場から考えると、特別な「目玉」は作れないが、素案の
ようなスタンダードな内容がよいと思う。
<統合の時期及び場所について>
統合の時期については、先送りをすべきという意見が少数あったものの、子どもたちの
教育環境の整備を第一に考え、できるだけ早く統合すべきという意見が大半であったこ
とから、平成28年度に統合する案をまとめました。また、新校の設置場所については、
具体的な場所の議論をするのではなく、設置にあたっての視点を県教育委員会に提案す
る方向で協議を進めました。
(主な意見)
○時期について
・平成28年度の統合がよいと思う。また、少子化が大きく進む平成27年度に統合さ
れなくなったことから、この年度に入学する生徒の教育の質が保証されるようお願い
したい。
・平成28年度に生徒が増えるので、もう少し統合について検討し続けてはどうか。
・新校の学校像や設置場所が確定すれば、できるだけ早く統合するべきである。
・少子化を控え教育の質を保証する必要があることから、平成28年度に統合するべき
である。
・今後開催する説明会に向けて、協議会として意見を取りまとめる必要はない。平成31
年度前後の統合に向けて協議を続けるべきである。
○設置場所について
・新校は伊賀市と名張市の子どもが通学することとなるので、公共交通機関で通いやす
い場所にするべきである。
・学校像を固め、それを実現できる場所にするべきである。
○地域説明会について
・主催者が県教育委員会と協議会の共催となっているが、協議会は決定機関ではなく、
意見を集約する場であることから、主催者については再考すべきである。
<今後の協議の進め方等について>
・学校像及び統合の時期について、協議会としての一定の方向性が出されたことを受け、
11月中下旬頃に伊賀地域で説明会を開催し、幅広く意見を聴き、今後の検討に役立
てます。
・説明会の進め方や内容については、次回(第6回)会議に改めて提案し、協議します。
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なお、会議は公開で開催しました。(傍聴者数:30名)
次回の協議会は、11月1日に開催予定です。