第2回協議会では、第1回協議会の概要について振り返った後、伊勢志摩地域の県立高校の特色化・魅力化と、平成28年度以降の当地域における県立高校の適正規模・適正配置についての協議を行いました。
1 日時 平成25年10月3日(木) 18時30分から20時50分まで
2 場所 県伊勢庁舎 401会議室(伊勢市勢田町628-2)
3 内容 (1)伊勢志摩地域の県立高校の特色化・魅力化について
(2)伊勢志摩地域の県立高校の今後のあり方について 等
主な意見として、
○ 鳥羽高校が総合学科を立ち上げる当初は、PR活動に力を入れていたが、最近はどういう取組をしているのかが見にくい状況である。4月から地域や中学校向けのニュースレターを発行してもらっているが、もっと情報発信するべきであると感じている。
○ 志摩市商工会として、志摩高校、水産高校と連携して商品開発を行ってきた。その活動がテレビ等で取り上げられたが、このような取組が高校生にとって励みになるのではないか。
○ 高校と地域が連携して何かに取り組むことは、高校生が社会の課題に触れ、意識するという面で重要な意味のあることであるが、地域が高校生に対して過度な期待をかけることは良くないのではないかと考える。
○ 地元に有益な人材を育てることを目的として、30人学級というような少人数教育を行うことで、高校の特色化を図っていくことも一つの方法ではないか。
○ 地域の過疎や衰退を食い止めるための市町の取組と、高校の活性化のための取組を連携していくことが大切である。
○ 子どもたちの人数が減るのであるから、学級数が減るのは仕方がないことである。人数が減ることと活性化しないことは別問題として議論するべきである。
○ 資料を見ると、平成33年度には度会校舎は廃校となる可能性があると感じた。普通科高校である以上、その役割を見直し、度会校舎に進学すればこういう進路保障があるということを示す必要があり、そのための抜本的改革が必要である。
○ 高校の特色化・魅力化を考えるうえで、子供たちの成長にとって何が大切かという観点が大事だと思う。このことから考えると、地域に学校があるということも重要ではあるが、子どもたちの成長のために1学級規模の高校で良いのかという視点も大事になってくると思う。
といった意見が出されました。
今後は、「専門学科検討ワーキング会議」「鳥羽・志摩・度会地域検討ワーキング会議」を10月下旬及び11月下旬にそれぞれ2回開催し、第2回協議会で出された意見を踏まえ、より詳細な協議を行います。その後、第3回協議会を開催し、当地域の中長期的な県立高校のあり方について、今年度のまとめにつながる協議を行います。