事務局から、これまでの協議の経緯、名張新高等学校ワーキング会議等の状況、伊賀地域高等学校をとりまく状況について説明を行ったうえで、本年度の協議の進め方等についての協議を行いました。
1 日時 平成26年8月25日(月) 18時30分~21時12分
2 場所 三重県伊賀庁舎 7階大会議室(伊賀市四十九町2802)
3 内容と主な意見等
(1)これまでの協議の経緯等について・・・委員からの質問・意見はありませんでした。
(2)名張新高等学校ワーキング会議等の状況について
○ 保護者等から、新高校についての情報が少ないとの声があるので、公表できる情報は発信してもらいたい。
→ 保護者等への情報発信については、決定された内容と検討中の内容とが混同されることがないように注意しながら進めている。これまでに決定した内容については、9月以降に、中学生等にリーフレットを配布したり、新高校のWebページを開設したりすることで情報発信する予定である。
○ 9月以降に中学生等への情報発信、また今後、新高校のWebページ開設も予定されているということだが、中学校への説明会等を行い、新高校のより具体的な内容を伝えてもらいたい。中学生・保護者から意見を聞くことについても検討してもらいたい。
○ 進学に特化したコースを1学級設置して、国公立大学の文系・理系への進学に対応するということであるが、少人数となっても文系・理系別の講座を開設すること等を含めて、しっかりと対応してもらいたい。
○ 名張桔梗丘高校は、平成28年度は2・3学年のみ、平成29年度は3学年のみになるが、専門教科を指導する教員配置や部活動・学校行事の合同実施等を含めて、在校生の高校生活の充実に努めてもらいたい。
(3)伊賀地域高等学校をとりまく状況について
○ 中学生の卒業者数の予測や進路状況の資料では、データを伊賀市と名張市に分けているが、実態としては、近鉄沿線にある旧青山町の中学校の状況は名張市内の状況に近いので、伊賀地域南部と伊賀地域北部とに区分したデータ分析も必要ではないか。
→ これまでの協議会でも、必要に応じて伊賀地域を南部と北部に区分したデータを提示して分析してきた。今後も協議のうえで必要があれば南北別の資料も提示していきたい。
○ 中学校卒業者の進路状況を見ると、地域の県立高校のさらなる魅力づくりが必要だと感じる。また、当地域は普通科への進学ニーズに対して定員の割合が低いという意見があるので、当地域の普通科の定員を確保してもらいたい。
(4)本年度の協議の進め方について
○ 名張新高等学校および平成28・29年度に名張桔梗丘高校に在学する生徒の高校生活の充実と、当地域における中高一貫教育の実施について協議したい。
○ 名張新高等学校については、平成28・29年度に名張桔梗丘高校に在学する生徒の高校生活の充実についても含めて、引き続きワーキング会議等で検討し、その検討状況等を随時報告してもらいながら意見を出していけばよいのではないか。
○ 当地域における中高一貫教育の実施については、現在、国において小中一貫教育が議論されている中で、全国的な成功例や失敗例を参考にして協議し、当地域で進めていくかどうか、本年度中に結論を出すべきである。
○ 特別な支援を必要とする子どもたちの県立高等学校への受け入れと支援については、昨年度の協議で受け入れの制度づくりが必要との意見が出されたことを踏まえて、まず協議するべきである。
○ 特別な支援を必要とする子どもたちの県立高等学校への受け入れと支援については、県教育委員会で特別支援教育にかかる計画を策定中であり、国の施策にも左右されることでもあるが、当地域では昼間定時制の高校を設置してはどうかという議論も関わってくるだろう。
○ 地域全体の学科の適正な配置についても、平成31年度頃には地域全体の学級数が28学級程度となることが予想される中、地域の小中学生や保護者等への周知に必要な期間を考慮しながら、引き続き協議する必要がある。
4 今後の進め方
これまでの協議および今回の協議会の意見を踏まえ、次の項目について、引き続き協議を行うこととなりました。
○特別な支援を必要とする子どもたちの県立高等学校への受け入れと支援
○地域全体の学科の適正な配置
○当地域における中高一貫教育の実施
なお、名張新高等学校については、昨年度と同様に、ワーキング会議等での具体的な検討の内容について随時報告を受けながら、意見を出していくこととなりました。