1 日時 平成27年7月10日(金)18時15分から21時15分
2 場所 熊野市文化交流センター 多目的ルーム
3 内容
(1)平成27年度の協議の進め方
(2)木本・紀南両高校の活性化に向けた主な取組
(3)将来的に新たな学校を設置する場合の学校像等
4 概要
会長に中京大学の大森委員、副会長に紀南PTA連合会の莊司委員を選出した後、上記の内容について協議しました。
主な意見は次のとおりです。(○:委員、●:事務局)
≪平成27年度の協議の進め方≫
○新たな学校を設置する場合の学校像についての協議は、新たな場所に建設する場合と、既存の校舎を活用する場合とでは、内容が異なってくる。
●これまで複数の学校を統合して新しく学校を設置する場合は、既存の教育財産を活用することを原則としている。また、学校像が決まってからその実現に向けてどのような施設が必要かという議論へ進める必要がある。まずは学校像について協議願いたい。
≪木本・紀南両高校の活性化に向けた主な取組≫
○両校が生徒の自己実現に向けて努力して取り組んでいるが、小学生や中学1・2年生の段階では、高校のことをよく知らない子どもたちや保護者が多いので、もっとPRに取り組む必要がある。
○多くの保護者は高校を「卒業後の進路」や「部活動」といった視点で大まかに捉えているので、高校での取組を詳しく知ってもらうための伝え方を考えていく必要がある。
○高校での生徒の様子を見ることが、中学生やその保護者の安心感につながり、進路選択の参考になると思うので、高校での授業公開の情報を広く、詳しく知らせてもらいたい。
○学力が身についていなければ、自己実現に向けた進路選択が難しくなるので、小中学校と高校が連携して学力向上に取り組んでいくことは大切である。また、地域を担える確かな人材を育てていくことが両校の活性化にもつながる。
○国の教育改革の動向を踏まえ、「アクティブ・ラーニング」について研究を進めるとともに、具体的な取組を進めていくべき時期である。
○両校とも社会的ニーズを踏まえた特色ある取組が行われている。今後、生徒や保護者のニーズを踏まえた取組をより一層充実させてもらいたい。
≪将来的に新たな学校を設置する場合の学校像等≫
○コミュニケーション力は、就職においても大切な力であり、これを高める取組の充実も学校の特色に入れてもらいたい。
○普通科のほかに、「自らの進路を探求し、実現を目指す学科」を設置するとしているが、他地域からも生徒が来るような特色ある学科にするのがよい。
○「自らの進路を探求し、実現を目指す学科」では、基礎学力や粘り強さを育てるためのキャリア教育の充実が大切である。
○1学年5~6学級規模の学校で、難関大学への進学指導から様々な職業教育に至るまでの広範囲な教育を行うことができるのか疑問である。また、特色ある学科を設置した場合、その学科の人気が高まることで、地元の生徒が入学できなくなる心配もある。
○新たな学校の設置については、地域創生の取組等、社会動向も踏まえて考えていく必要がある。
次回の協議会(平成27年9月10日開催予定)では、「将来的に新たな学校を設置する場合の学校像等」について、さらに協議を深めます。