1 日時 平成27年 7月13日(月) 19時00分から21時00分まで
2 場所 県伊勢庁舎 401会議室 (伊勢市勢田町628-2)
3 内容 (1)本年度の協議の進め方について
(2)伊勢志摩地域の県立高校を取り巻く状況及び活性化について
≪主な意見≫
(1)伊勢志摩地域の中学校卒業者数の今後の減少等について小中学校の保護者等に説明して意見を聞くために、「県立高校を取り巻く状況についての説明会」を実施することについて
○ 説明会のタイトルから内容がわかりにくいので、説明会の目的を明確に示すことが必要である。伊勢市内の保護者が、伊勢市以外の高校が小規模化しているなどの状況を聞いても、自分の問題として考えにくい。
○ この協議会で協議される前に、説明会において県教育委員会が適正規模・適正配置についての一定の方向性を示すことがないようにしてもらいたい。
○ 中学校卒業者数予測等の状況を伝えるだけの説明会では、各地域で実施したとしても、保護者はほとんど集まってくれないだろう。各高校の特色や活性化の取組についても合わせて伝えるような機会としてはどうか。
○ 説明会には、保護者だけではなく、一般の地域住民にも参加を呼びかけると良い。
(2)地域の高校が合同で学校説明会を実施することについて
○ PTA役員会で、高校の合同説明会をPTA主導で開催することについて話し合ったが、高校側が主導してやるべきではないかという意見が多く、前向きな雰囲気ではなかった。保護者の中に危機感がない表れかもしれない。いつか実現したいという思いがあるので、まずは既に実施している他地域の状況を視察することから始めたい。
(3)小規模校の活性化に向けた取組について
○ 少子化の進行に加えて、伊勢市以外からバスを利用して伊勢市内の高校へ進学する生徒が増加しているため、伊勢市以外の県立高校の存在意義が問われている。存続するためには、いかに地域と連動しているかが大切なポイントになるであろう。
○ 地方創生とリンクした県立高校のあり方を考えることにより、地域を大切にする若者を生み出す教育につなげたい。
○ 全国的には、小規模化している学校においても、進学コースを設けたり、ICT機器の活用により密度の高い教育につなげたりするなど、様々な活性化の取組がある。地域のニーズをくみ取りながら考えていく必要がある。
○ それぞれの高校に在学している生徒たちの満足度が大切である。小規模の高校であっても、活性化に取り組んでおり、生徒の満足度の向上につながっているのであれば考慮していく必要がある。
(4)伊勢志摩地域の高校の適正規模・適正配置について
○ 特色化・魅力化については、議論が進み、各高校の取組として具現してきているが、適正規模・適正配置については具体的な協議につながっているとはいえない。今後のあり方について協議会として一定のまとめを示す必要があるのではないか。
○ 平成30年度以降の急激な生徒数の減少を踏まえると、少なくとも来年度中には、当地域の高校の適正規模・適正配置について、協議会としてまとめる必要がある。
○ 伊勢市においても少子化が進んでいることから、高校の適正規模・適正配置は伊勢市以外の地域だけの問題ではない。伊勢市内の高校が維持できているのは、伊勢市周辺からの生徒の流入があるからである。よって地域全体の問題として考えるべきである。
○ この協議会は要望の機会と捉えることもできると思う。少子化が急激に進行する中で、よりよい教育環境を選択できる期間もあとわずかであるという自覚をもって、地域の保護者等に説明会などへの参加を積極的に呼びかけるなど、我々が主体的に取り組む必要がある。
○ 中学校の教員の中には、「この地域の県立高校の志願倍率は、北勢や中勢の県立高校ほど高くないので恵まれている。」と生徒に言っている人もいるようだが、そのことが本当に子どもたちにとって望ましい状況なのかどうかを、大人が真剣に考えなければならない。