1 日時 平成28年2月16日(火)18時30分から21時45分
2 場所 三重県熊野庁舎 5階 大会議室A・B
3 内容
(1)木本高校・紀南高校の活性化に係る平成27年度の取組(成果と課題)
(2)平成25~27年度の協議のまとめ(案)
4 概要
木本高校・紀南高校の活性化に係る平成27年度の取組の成果と課題、平成25~27年度の3年間の協議を整理した「協議のまとめ(案)」について協議しました。
主な意見は次のとおりです。
≪木本高校・紀南高校の活性化に係る平成27年度の取組(成果と課題)≫
○ 紀南高校で取り組んでいる「ちりつも学習」は、中学校の学習内容の復習や基礎学力の定着につながっている。
○ 木本高校では、文武両道、進路希望の実現を目標に取組を進めてきており、ここ数年の進路実績は良好な結果を残している。
○ 両校それぞれにおいて、子どもが自立して社会でやっていけるように育ててくれている。このことが地域への一番の貢献である。
○ 地域で就職したり、地域に戻ってきたりして頑張る子どもを育てることはとても大切である。
○ 学力をつけて卒業させるのは中学校の役割であり、高校において義務教育段階の学習内容を学び直していては、進学や就職に向けた学習に影響が出てくる。小・中・高が連携して学力の定着と向上にしっかりと取り組んでもらいたい。
○ 学習面における子どものつまずきが、義務教育のどの段階であったかを追及することよりも、現状に対するフォローが大切である。
○ 紀南高校が取り組んでいる阿田和中学校でのインターンシップの実践発表は、働くことの大切さを伝えるだけでなく、言葉遣いや挨拶の面でも中学生の良きモデルとなっている。今後、両校において、このような取組をより多くの小中学校と連携して広げていってもらいたい。
○ 小・中・高の連携を推進するにあたっては、まず教員同士の連携を深めることから始めるのが大切だと考える。
○ 小中学校と高校との連携は、双方が力を入れて取り組んでいくべきである。
≪平成25~27年度の協議のまとめ(案)≫
○ 地域の高校の将来の姿がどうなっていくのか、保護者や子どもたちは不安に思っているが、具体的な方向性が示されていない。このような不安を取り除けるように、協議会での議論を早急に進めていく必要がある。
○ 子どもたちの進路選択を考えると、平成28年度中には、新たな学校の具体的なあり方について決定される必要がある。
○ 将来的に新たな高校を設置する場合の学校像について、当協議会における議論は尽くされてきていると思うが、新たな場所に設置してほしい。既存の教育施設を活用して設置するのであれば、2校がそれぞれ単独校として、あるいは校舎制の導入により、存続するほうがいいと思う。
○ 新たな場所に設置するにせよ、既存の施設を活用して設置するにせよ、子どもたちが自己実現を図ることができるよう教育を充実させていくことが一番重要なことである。
○ これまでの協議会での議論を受け、新たな高校を設置する場合の設置場所について、県教育委員会の方針を示してもらいたい。