1 日時 平成29年9月1日(金)19時00分から21時00分まで
2 場所 県伊勢庁舎 401会議室 (伊勢市勢田町628-2)
3 主な内容と意見
伊勢志摩地域県立高等学校進学フェスタ(6/10)の実施状況について報告を行った後、学校別活性化協議会における活性化方策等の検討状況と、平成33年度までの中学校卒業者数の減少を見据えた地域全体の県立高校のあり方について協議を行いました。
主な意見は次のとおりです。
≪伊勢志摩地域県立高等学校進学フェスタ(6/10)の実施状況について≫
○ できるだけ多くの地域の小中学生とその保護者が参加できるよう、次回実施にあたっては日程調整を丁寧にしてもらいたい。
≪学校別活性化協議会における活性化方策等の検討状況について≫
○ 小規模校の活性化においては、学校が小規模であることのデメリットを減らすことよりも、メリットを伸ばすことに注力すべきである。
○ 活性化方策の進捗を計るにあたっては、数値目標を設定し成果を検証しながら改善につなげるべきである。
○ 地元の高校への進学率を高めるためには、地域の小中学生や保護者が持つイメージを変えることが不可欠である。そのためには、高校生が小中学校で学習成果を発表するなどの取組が有効である。
○ 志摩市商工会では、管内の高校生を「志摩市企業展」に招待することを検討している。高校卒業後すぐの就職につながらなくても、地域人材育成の「種まき」となればと考えている。
○ 商工会の催し等で、地元の高校がPRできる場を組み入れていくとともに、希望者は地元で就職できるという体制を整備することが大切である。
≪平成33年度までの中学校卒業者数の減少を見据えた地域全体の県立高校のあり方について≫
○ 県教委は、活性化を推進する際に進捗管理や助言を行うだけでなく、少子化が進行する地域において1学級あたりの生徒数を削減するなどの施策を打ち出してほしい。
○ 学校別活性化協議会により、地域と一体となった活性化に取り組むという方向性は理解できる。地域全体の生徒数が減少する中で、教育の機会均等を一定保障するために地域の高校の存続を図るのであれば、地域の私立高校の定員削減も必要である。
○ この地域の私立高校が、学費が高いにも関わらず定員を満たし続けているのは、何らかの魅力があるからで、その点を分析すべきである。
○ 県立高校の前期選抜で不合格者となった時点で、私立高校への進学を決定し、後期選抜を志願しないケースが見受けられる。県立高校の前期選抜の定員を増加することが対策の一つとなる。