1 日時 平成30年3月7日(水)19時00分から21時05分まで
2 場所 県伊賀庁舎7階 大会議室(伊賀市四十九町2802)
3 概要
中学3年生を対象とした進路希望調査(平成29年12月現在)では、伊賀地域の県立高校への進学を希望する割合が低下していることから、地域の県立高校が中学生から選ばれる学校となるためにはどうあるべきかなどについて協議しました。
主な意見は次のとおりです。
≪学校活性化の取組について≫
○ 伊賀白鳳高校への建築系コースの設置など、地域のニーズに応える取組はすばらしいことだが、子どもたちの学びの充実につながるよう教員の配置も配慮して欲しい。
○ あけぼの学園高校の生徒による中学校への出前授業など、高校生の生き生きとした姿が中学生の進路決定に結びついている。中学生にとって多様な選択肢が維持されるよう、今後もこれらの取組を続けてほしい。
○ 中高の連携が密接に図られていることは伊賀地域の強みである。一方で、普通科高校では生徒の学力層の幅が広いことから、多様なニーズにどう応えていくかという課題がある。
○ 普通科高校では地域との連携に加え、進学実績を上げることが望まれる。
○ 中学生の進路希望を実現するために、一人ひとりの思いに応える高校が地元にあることが大切である。
○ 多様な生徒が希望に沿って地元の高校に進学できることが望ましい。また、路線バスなど、安心して通学できる地域の交通網を整備することも課題であると思う。
○ 学校現場では教員の資質向上が活性化への大きな要素である。組織ぐるみで若い教員をしっかり育てていきたい。
≪地域の人材育成について≫
○ 高齢化が進む中、地域に不足している看護師や保育士など、地域で生活し活躍する人材を育てることが大切である。
○ 伊賀管内には魅力ある企業が多くある。中高生にPRする機会をつくることで、様々な職業について知識・理解を深め、地元企業へ就職することにつなげたい。
≪情報発信・PRについて≫
○ 県立高校が地域からさらに支持されるためには、中高の連携による取組の成果などについての情報発信を強化する必要がある。
○ 中学生が進路を決定していくうえで、適切な時期に適切な情報を発信し、地域で共有することが大切である。
≪入学者選抜について≫
○ 入試制度について、前期選抜で不合格となった生徒の心的な負担を考えると、前期選抜の募集定員を少なくしても良いのではないか。
○ 受検を通して自分の将来について意欲的に考えることは大切であるので、合否の結果に関わらず、その経験を自分の成長へつなげていくことを期待したい。前期選抜・後期選抜の入試制度は専門学科や総合学科の特色を生かした活性化につながっている。