1 日時 平成30年3月2日(金)19時00分から21時00分まで
2 場所 県伊勢庁舎 401会議室 (伊勢市勢田町628-2)
3 主な内容と意見
≪保護者の転住を伴わない県外からの県立高等学校への入学志願制度(案)について≫
○ 本制度は小規模校の活性化に資すると考える。県外への具体的な周知方法を工夫すべきである。
〇 制度を導入し学校の魅力を県の内外へ町をあげて発信していく。そのためには町や学校の取組に対して、県教委からも後押ししてほしい。
≪学校別活性化協議会の取組状況について≫
○ 水産高校では、教職員の丁寧な指導のもと、不本意で入学した生徒も含め、ほぼ100%の生徒が進路希望を実現し、満足して卒業式を迎えている。
○ 卒業式において、「この学校で学んでよかった」と胸を張って後輩に語り、堂々と校歌を歌う姿に、活性化の取組が表れていると感じる。
○ 南勢中学校では、南伊勢高校南勢校舎の写真部員に体育祭の撮影をしてもらったり、防災士資格を持つ生徒に防災講話の講師役を担ってもらったりした。このように、活躍する高校生の姿を中学生やその保護者に見せることは、高校の魅力を最もよく伝える手段である。
○ 志摩高校では、志摩市民病院と連携してインターンシップや進学指導に力を入れる活性化策が打ち出されている。このような活動が教科の単位として認められるよう、カリキュラムに柔軟性を持たせることが必要である。
○ 高校活性化を進めるにあたっては、個々の活動を学力保障と一体とすることにより、基礎学力と人間力の双方を高める意識が大切である。従って、地域課題を題材とした課題解決学習は有効である。
≪PRの促進について≫
○ 小中学生と保護者を対象に昨年6月に開催された県立高等学校の合同説明会「進学フェスタ」は、各高校の特徴を一度に把握できる機会であり、継続して実施してほしい。私立高校の参加は必要ないのではないか。
○ 「進学フェスタ」に私立高校も加わることにより、参加者の増加を見込むことができる。高校において感動的な卒業式が実施されているのであれば、その場に地域の中学生やその保護者に来てもらうことはよいPRとなる。
≪その他≫
○ 通学時間や費用をかけてまで私立高校に進学する理由を調査し、対策を協議すべきである。
〇 伊勢市内の私立高校(普通科)への志願者が減らないのは、普通科志向が強いこと、入学が確約される確率の高い専願入試制度があることが大きい。この地域全体の中学校卒業者数が減少する中で、地域の私立高校の定員が変わらないのは問題である。