食環境の整備・こころの健康づくりの推進
主な取組内容
・県民一人ひとりの健康的な食生活習慣の形成をはかるため、関係者が協働して、若年期からの食育の推進及び「みえの食生活指針」の普及啓発を行います。
・健康的な食の選択を可能にするため、特定給食施設等に対する指導の充実を図るとともに関係団体等と協働して健康に配慮した食の提供など、食環境の整備を進めます。
・食に関するボランティアの育成とネットワークづくりを行い、地域に根ざした栄養改善活動などを進めます
(1)健康食育推進事業
幅広い世代を対象とした健康的な食習慣の形成に向けて、食事バランスに対する理解や活用等を図り、多様な主体と協働した食育活動や県民のライフステージに応じた食環境づくりを推進します。
① 朝食欠食幼児ゼロ推進事業
幼児期の朝食欠食を防ぎ幼児期からの健康的な食生活の実践を推進するため、保育園職員及び保護者等を対象とした健康教育の実施を支援します。
ア.食育推進研修会の開催
日 時:平成20年6月20日(金)14:00~14:30
場 所:津市役所 大会議室A
対 象:津市内公私立保育園調理員、園長、津市こども家庭課栄養士 60名
内 容:「はやね、はやおき、あさごはんの食習慣について」
日 時:平成20年9月29日(月)13:30~15:15
場 所:津市中央公民館 研修室A
対 象:保育士、保健師、看護師、栄養士、調理師 32名
内 容:「離乳・栄養について~楽しく食べる子どもに~」
日 時:平成21年1月6日(火)14:30~15:10
場 所:津市安濃保健センター
対 象:津市内公私立保育園調理員、園長、津市こども家庭課栄養士 58名
内 容:「保育所における食育について~楽しく食べる子どもに~」
イ.健康教育支援
日 時:平成20年6月20日(金)12:30~13:00
場 所:久居保育園 ホール
対 象:年長児 24名
内 容:「あさごはんを食べよう」
② 食事バランスガイド地域協働啓発事業
エネルギーの過剰摂取や栄養の偏りを防ぐため、地域栄養ネットワーク研究会においてリーダー研修会を開催します。また、企業、施設、団体など多様な主体とともに食事バランスガイドの普及・啓発を行います。
ア.リーダー研修会の開催
津地域栄養管理ネットワーク研究会主催研修会において、各施設で活用されるよう食事バランスガイド等を紹介しました。
日 時:平成20年9月30日(火)13:00~16:10
場 所:三重県津庁舎 大会議室
参加者:39名
日 時:平成21年2月12日(木)13:00~16:30
場 所:三重県津庁舎 第61・63会議室
参加者:65名
イ.協働による県民への普及・啓発
「特定健診・特定保健指導の義務化スタート」を機にマックスバリュー中部(株)が店舗において実施した食事相談会、生活協同組合コープみえの活動交流会に併せて、食事バランスガイドうちわ等を配布して啓発を行いました。
日 時:平成20年4月13日(日)10:00~12:00
場 所:マックスバリュー津東店、垂水店
参加者:400名
日 時:平成20年10月6日(月)10:00~12:00
場 所:メッセウイング津
参加者:300名
ウ.調理関係者への普及・る県民への普及・啓発
食育を進めるための環境整備の一環とし、外食産業の栄養成分表示を促進するため、津調理師会と協働し、調理師免許更新時再講習の機会を利用し、メタボリックシンドロームを切り口に「食事バランスガイド」の啓発を行いました。
日 時:平成20年11月4日(火)・平成20年11月5日(水)
平成19年11月6日(木)・平成19年11月7日(金) 各14:05~14:45
場 所:三重県津庁舎 大会議室
対 象:調理師 372名
③ 給食施設指導
健康増進法、健康増進法施行細則に基づき、給食施設指導を実施しました。
また、給食関係者の資質向上や給食施設における食育推進のため食事バランスガイドの普及を目指した研修会を開催しました。
ア.巡回指導実施施設数 102施設(うち特定給食施設50施設)
イ.給食施設従事者研修会
日 時:平成20年8月5日(火)13:30~16:00
場 所:三重県津庁舎 大会議室・65会議室
対 象:給食施設従事者(管理栄養士、栄養士、調理師等)118名
内 容:情報提供「大量調理施設管理マニュアルの改正点について」
津保健福祉事務所 食の安全・安心監視課
「給食事業における地元農産物活用の課題と展望」
進行 津地域農業改良普及センター 主査 岩崎香都
話題提供 「食糧問題と地産地消」
(財)三重県農林水産支援センター 小林かよ
「地元農作物直売所と学校給食の連携」
美里フラワービレッジ産地直売所 村治千代子
津市立辰水小学校 岡 康子
グループワーク:テーマ「あなたの施設の幸せにんじんは?」
~しあわせ人参-広島市立利松保育園の取り組みを参考に~
④ 地域栄養管理ネットワーク研究会
地域の栄養・食生活上の問題に対し、保健・医療・福祉・教育・産業などで活動している管理栄養士及び栄養士のネットワークを図り、連携協力して栄養改善の観点から健康づくりを展開することを目的に研究会を設置しています。
ア.地域栄養管理ネットワーク研究会の円滑な推進を図るために設置した委員会では、研修会や事業を検討しました。
委員会の開催 5回
平成20年 5月14日(水)・平成20年 7月 8日(火)
平成20年 9月30日(火)・平成20年11月 6日(木)
平成20年12月15日(月)
イ.研修会の開催
日 時:平成20年9月30日(火)13:00~16:30
場 所:三重県津庁舎 大会議室
対 象:管内各職域の栄養士・管理栄養士 39名
内 容:講演「メンタルヘルスに問題をもつ方の栄養指導を考える」
講師 こころの医療センター 精神看護専門看護師 前川早苗
情報交換会
日 時:平成21年2月12日(木)13:00~16:30
場 所:三重県津庁舎 第61・63会議室
対 象:管内各職域の栄養士・管理栄養士 65名
内 容:講演「備えあれば憂いなし、考えよう地震対策」
講師 防災危機管理部地震対策室 対策監 橋村清重
グループワーク
非常災害時用備蓄食品例の展示
ウ.食育媒体の作成
作成媒体:クリアファイル 5000部
内 容:食事バランス・朝ごはんについて、津市学校給食レシピ、津市の乳幼児の早ね!早おき!朝ごはん!実態調査結果
(2)栄養相談・指導
①複数の疾病を有する人等への専門的栄養相談・指導等を行いました。
個別指導人数 |
---|
17人 |
②健康増進法による栄養表示基準等の相談・指導を行いました。
相談・指導件数 |
---|
12件 |
基本事業名称 : こころの健康づくりの推進
主な取組内容
・地域精神保健福祉活動を推進するため、市町村及び関係機関に対し、専門的立場から技術指導及び技術支援を行います。
・ライフサイクルの各期に対応できるこころの危機ケアネットワークの構築をするため、こころのネットワークづくり事業を行います。
・地域精神保健福祉関係者を対象として児童期、思春期、老人期等ライフステージ別に、引きこもりやストレスケアなど時代の要請に応じた研修会を行います。
(1)精神保健福祉
精神保健福祉思想の普及啓発に努め、関係機関と常に密接な連携を保ち障がい者の早期治療、再発防止・社会復帰に重点を置き事業推進を図っています。
(1) 精神保健福祉法第23・24条に基づく申請及び通報件数等状況
① 平成20年度通報等状況
|
通報・申請件数 |
要 措 置 |
非措置(うち鑑定不要) |
---|---|---|---|
23 条 申 請 |
4 |
3 |
1(0) |
24 条 通 報 |
21 |
10 |
11(6) |
計 |
25 |
13 |
12(6) |
② 年度別通報等件数推移
H15年度 |
H16年度 |
H17年度 |
H18年度 |
H19年度 | H20年度 |
---|---|---|---|---|---|
32 |
34 |
32 |
44 |
25 | 25 |
(2) 通院医療費公費負担及び自立支援医療費(精神通院)申請状況
① 通院医療費公費負担及び自立支援医療費(精神通院)申請数
|
H.15年度 |
H.16年度 |
H.17年度 |
H.18年度 |
H.19年度 |
H.20年度 |
---|---|---|---|---|---|---|
申請数 |
1,832 |
1,832 |
4,916 |
939 |
3,152 |
3,351 |
承認数 |
1,830 |
1,823 |
4,878 |
939 |
3,149 | 3,348 |
※平成18年度は自立支援医療費は新規申請のみ。
② 通院医療費公費負担及び自立支援医療費(精神通院)津市受給者数(平成19年3月末現在)
|
H17年度 |
H18年度 |
H19年度 |
H20年度 |
---|---|---|---|---|
津 市 |
3,588 |
3,411 |
3,096 | 3,222 |
(3) 精神障害者保健福祉手帳交付申請状況
① 精神障害者保健福祉手帳申請数
|
H15年度 |
H16年度 |
H17年度 |
H18年度 |
H19年度 |
H20年度 |
---|---|---|---|---|---|---|
申請数 |
347 |
473 |
545 |
488 |
614 | 667 |
承認数 |
347 |
467 |
534 |
478 |
596 | 649 |
② 津市精神障害者保健福祉手帳所持者数(平成19年3月末現在)
|
H17年度 |
H18年度 |
H19年度 |
H20年度 |
---|---|---|---|---|
津 市 |
944 |
1,001 |
1,038 |
1,160 |
(4) 精神保健相談実施状況
① 来所相談(実人員)
H15年度 |
H16年度 |
H17年度 |
H18年度 |
H19年度 |
H20年度 |
---|---|---|---|---|---|
104 |
112 |
76 |
119 |
77 | 98 |
② 電話相談(延人員)
H15年度 |
H16年度 |
H17年度 |
H18年度 |
H19年度 |
H20年度 |
---|---|---|---|---|---|
1,181 |
1,368 |
683 |
1,121 |
1,199 | 783 |
③ 訪問(実人員)
H15年度 |
H16年度 |
H17年度 |
H18年度 |
H19年度 |
H20年度 |
---|---|---|---|---|---|
149 |
125 |
96 |
107 |
133 | 98 |
(5) 精神障害社会復帰推進事業
① 社会適応訓練事業(通院患者リハビリテーション)
精神障がい者を一定期間事業所へ通わせ、集中力、対人能力、仕事に対する持久力、環境適応能力等の涵養を図るための訓練を行い、社会的自立を促進し、社会復帰を図っています。
(平成20年度)
|
数 |
---|---|
管内協力事業所数 |
30 |
社会適応訓練実施 実人数 |
12 |
〃 延人数 |
14 |
(6) 精神障害者地域生活支援事業
①関係機関との連絡調整
1)津地域精神保健福祉連絡協議会(こころ津むぎねっと)の開催
保健所として企画調整機能を活かし精神保健福祉連絡協議会を定期的に開催した。
回 |
開催日 |
内 容 |
参加数 |
1 |
H20年6月25日 |
津市障がい者計画・自立支援法のサービス・津地域の精神保健福祉活動 |
30名 |
2 |
H20年8月18日 |
地域支援システムについて考える~家族の思いを中心に~(ワークショップ) |
29名 |
3 |
H20年10月31日 |
パーソナリティ障害の方の理解と対応 事例検討 |
38名 |
4 |
H20年12月15日 |
地域の理解を得るということ「私がグループホームを立ち上げた理由」(ワークショップ) |
21名 |
5 |
H21年3月4日 |
こころのフォーラム「援助者のこころのケア」情報交換会(津むぎ関係者と民生委員) |
103名 |
2)個別ケア会議の開催及び参加(延べ42回)
②現状把握:保健所対応ケースの分析
1)「保健所の精神保健相談事例の分析と介入後の状況について」
第61回三重県公衆衛生学会にて報告
2)精神危機管理事例検討会
開催日 |
内 容 |
参加数 |
3月23日 |
事例「寂しさから自暴自棄になり殺人未遂を起こしたケース」 |
10名 |
③ 津市への支援
1)津市が開催するこころのサロンへの参加
(4カ所 延べ40回 参加延べ人員240人)
2)津市職員研修会(対象:保健師)
開催日 |
内 容 |
参加数 |
H20年11月11日 |
講演「こころの相談と支援スキルを磨く」 |
26名 |
H20年11月18日 |
ロールプレイ「育児不安、メンタル不調」 |
11名 |
④ 関係団体への支援
1)地域移行支援事業への支援
開催日 |
内 容 |
主催者 |
H20年5月15日 |
地域移行支援事業打合せ |
社会福祉法人夢の郷 |
H20年6月12日 |
病院&関係機関への説明訪問 |
|
H20年6/25・7/16・8/18 9/24・10/31・11/27 12/15 H21年1/14・2/18・3/18 |
地域移行支援協議会 ・対象者の選定 ・支援計画の検討、見直し ・必要な資源の点検 |
2)地域福祉権利擁護事業 生活支援員養成研修会への支援
開催日 |
内 容 |
参加数 |
H20年9月8日 |
「精神障がいについて その行動特性と接し方」 「自殺予防対策について」 |
38名 |
3)就労支援機関との連携
雇用支援連絡協議会への参加
開催日 |
内 容 |
主催者 |
H20年7月4日 |
第1回精神障がい者雇用支援連絡会議 |
障害者職業センター |
H20年10月16日 |
第2回精神障がい者雇用支援連絡会議 |
|
H21年2月3日 |
第3回精神障がい者雇用支援連絡会議 |
4)その他関係団体への参加及び支援
開催日 |
内 容 |
主催者 |
H20年5月10日 |
第22回ときの会総会 |
地域家族会 ときの会 |
H20年5月24日 |
第2回津市精神保健福祉連合会総会 |
|
H20年6月27日 |
地域連携ミーティング |
こころの医療センター |
H20年7月17日 |
運営モニター会議 |
|
H20年11月7日 |
こころしっとこ祭(自殺予防啓発) |
|
H21年2月19日 |
運営モニター会議 |
|
H21年2月22日 |
こころしっとこ学会 |
⑤ 先進地視察
目的:地域移行支援事業をはじめ地域におけるピアサポーターの活動を学ぶため
場所:浦河べてるの家(北海道浦河郡浦河町築地3-5-21)
日時:平成21年2月22日~24日