食環境の整備・こころの健康づくりの推進
主な取組内容
・県民一人ひとりの健康的な食生活習慣の形成をはかるため、関係者が協働して、若年期からの食育の推進及び「みえの食生活指針」の普及啓発を行います。
・健康的な食の選択を可能にするため、特定給食施設等に対する指導の充実を図るとともに関係団体等と協働して健康に配慮した食の提供など、食環境の整備を進めます。
・食に関するボランティアの育成とネットワークづくりを行い、地域に根ざした栄養改善活動などを進めます
(1)健康食育推進事業
幅広い世代を対象とした健康的な食習慣の形成に向けて、食事バランスに対する理解や活用等を図り、多様な主体と協働した食育活動や県民のライフステージに応じた食環境づくりを推進します。
① 朝食欠食幼児ゼロ推進事業
幼児期の朝食欠食を防ぎ幼児期からの健康的な食生活の実践を推進するため、保育園職員及び保護者等を対象とした健康教育の実施を支援します。
ア.保育園展における食育コーナーの設置
日 時:平成20年2月 9日(土)10:00~16:30
平成20年2月10日(日) 9:30~15:30
場 所:三重県総合文化センター 第1・2ギャラリー
対 象:津市内公私立保育園50園の保護者、職員及び一般住民
コーナー来場者:親子等 約300組
② 食事バランスガイド地域協働啓発事業
エネルギーの過剰摂取や栄養の偏りを防ぐため、地域栄養ネットワーク研究会においてリーダー研修会を開催します。また、企業、施設、団体など多様な主体とともに食事バランスガイドの普及・啓発を行います。
ア.リーダー研修会の開催
津地域栄養管理ネットワーク研究会主催研修会において、各施設で活用されるよう食事バランスガイド等を紹介しました。
日 時:平成19年12月11日(火)13:00~16:30
場 所:三重県津庁舎 大会議室
イ.スーパーとの協働による県民への普及・啓発
食育月間である6月にマックスバリュー中部(株)が「食事バランスガイド認知度アップキャンペーン」と題して、店舗において食事相談を実施しました。これに併せて、食事バランスガイドうちわを配布して啓発を行いました。
日 時:平成19年6月10日(日)10:00~12:00
場 所:マックスバリュー垂水店、芸濃店、一志店
ウ.調理関係者への普及・啓発
食育を進めるための環境整備の一環とし、外食産業の栄養成分表示を促進するため、津調理師会と協働し、調理師免許更新時再講習の機会を利用し、メタボリックシンドロームを切り口に「食事バランスガイド」の啓発を行いました。
日 時:平成19年11月1日(木)・平成19年11月2日(金)
平成19年11月5日(月)・平成19年11月6日(火)
平成19年11月7日(水) 各13:00~14:00
場 所:三重県津庁舎及び久居庁舎 会議室
対 象:調理師 524人
③ 給食施設指導
健康増進法、健康増進法施行細則に基づき、給食施設指導を実施します。
また、給食関係者の資質向上や給食施設における食育推進のため食事バランスガイドの普及を目指した研修会を開催します。
ア.巡回指導実施施設数 89施設(うち特定給食施設52施設)
イ.給食施設従事者研修会
日 時:平成19年8月6日(月)13:30~16:30
場 所:三重県久居庁舎 第25会議室
対 象:給食施設従事者(管理栄養士、栄養士、調理師等)149人
内 容:「調味パーセントをマスターしよう」
講師 永井病院 管理栄養士 小畑 ルミ先生
「食事バランスガイドの活用」
「給食施設の衛生管理」
④ 地域栄養管理ネットワーク研究会事業
地域の栄養・食生活上の問題に対し、保健・医療・福祉・教育・産業などで活動している管理栄養士及び栄養士のネットワークを図り、連携協力して栄養改善の観点から健康づくりを展開することを目的に研究会を設置しています。
ア.地域栄養管理ネットワーク研究会の円滑な推進を図るために設置した委員会では、研修会や事業を検討しました。
委員会の開催 5回
平成19年 5月14日(月)・平成19年 7月 3日(火)
平成19年 9月11日(火)・平成19年12月11日(火)
平成20年 1月22日(水)
イ.研修会の開催
日 時:平成19年12月11日(火)13:00~16:30
場 所:三重県津庁舎 大会議室
対 象:管内各職域の栄養士・管理栄養士 57名
内 容:講演「栄養と遺伝子」
講師 三重大学医学部付属病院オーダーメイド医療部 中谷 中先生
紹介「食事バランスガイド」
情報交換会「非常災害時用備蓄食品について」
ウ.調査・研究
「非常災害時用備蓄食品に関するアンケート」の実施
対 象:栄養士・管理栄養士のいる入所施設
回収率:81%(70/86施設)
(2)栄養相談・指導
① 複数の疾病を有する人等への専門的栄養相談・指導等を行いました。
個別指導人数 |
17人 |
② 健康増進法による栄養表示基準等の相談・指導を行いました。
相談・指導件数 |
30件 |
主な取組内容
・地域精神保健福祉活動を推進するため、市町村及び関係機関に対し、専門的立場から技術指導及び技術支援を行います。
・ライフサイクルの各期に対応できるこころの危機ケアネットワークの構築をするため、こころのネットワークづくり事業を行います。
・地域精神保健福祉関係者を対象として児童期、思春期、老人期等ライフステージ別に、引きこもりやストレスケアなど時代の要請に応じた研修会を行います。
(1)精神保健福祉
精神保健福祉思想の普及啓発に努め、関係機関と常に密接な連携を保ち障がい者の早期治療、再発防止・社会復帰に重点を置き事業推進を図っています。
(1) 精神保健福祉法第23・24条に基づく申請及び通報件数等状況
① 平成19年度通報等状況
|
通報・申請件数 |
要 措 置 |
非措置(うち鑑定不要) |
---|---|---|---|
23 条 申 請 |
1 |
0 |
1 |
24 条 通 報 |
24 |
10 |
14(8) |
計 |
25 |
10 |
15(8) |
② 年度別通報等件数推移
H14年度 |
H15年度 |
H16年度 |
H17年度 |
H18年度 |
H19年度 |
---|---|---|---|---|---|
20 |
32 |
34 |
31 |
44 |
25 |
(2) 通院医療費公費負担及び自立支援医療費(精神通院)申請状況
① 通院医療費公費負担及び自立支援医療費(精神通院)申請数
|
H14年度 |
H15年度 |
H16年度 |
H17年度 |
H18年度 |
H19年度 |
---|---|---|---|---|---|---|
申請数 |
1,331 |
1,832 |
1,832 |
4,918 |
939 |
3,152 |
承認数 |
1,453 |
1,830 |
1,823 |
4,878 |
939 |
3,149 |
※平成18年度は自立支援医療費は新規申請のみ。
② 通院医療費公費負担及び自立支援医療費(精神通院)津市受給者数(平成20年3月末現在)
|
H16年度 |
H17年度 |
H18年度 |
H19年度 |
---|---|---|---|---|
津 市 |
3,293 |
3,588 |
3,411 |
3,096 |
(3) 精神障害者保健福祉手帳交付申請状況
① 精神障害者保健福祉手帳申請数
|
H14年度 |
H15年度 |
H16年度 |
H17年度 |
H18年度 |
H19年度 |
---|---|---|---|---|---|---|
申請数 |
281 |
347 |
473 |
545 |
488 |
614 |
承認数 |
280 |
347 |
467 |
534 |
478 |
596 |
② 津市精神障害者保健福祉手帳所持者数(平成20年3月末現在)
|
H1年度 |
H17年度 |
H18年度 |
H19年度 |
---|---|---|---|---|
津 市 |
760 |
944 |
1,001 |
1,038 |
(4) 精神保健相談実施状況
① 来所相談(実数)
H14年度 |
H15年度 |
H16年度 |
H17年度 |
H18年度 |
H19年度 |
125 |
104 |
112 |
125 |
74 |
77 |
② 電話相談(延)
H14年度 |
H15年度 |
H16年度 |
H17年度 |
H18年度 |
H19年度 |
1,067 |
1,181 |
1,368 |
683 |
1,121 |
1,199 |
③ 訪問(実数)
H14年度 |
H15年度 |
H16年度 |
H17年度 |
H18年度 |
H19年度 |
66 |
149 |
125 |
96 |
297 |
133 |
(5) 社会復帰対策事業
① 社会適応訓練事業(通院患者リハビリテーション)
精神障がい者を一定期間事業所へ通わせ、集中力、対人能力、仕事に対する持久力、環境適応能力等の涵養を図るための訓練を行い、社会的自立を促進し、社会復帰を図っています。
(平成19年度)
|
数 |
---|---|
管内協力事業所数 |
30 |
社会適応訓練実施 実人数 |
19 |
〃 延人数 |
20 |
② 精神障がい者社会復帰事業
◎ 名 称
「ひろば」
ア.目 的
回復途上にある精神がい害者の社会復帰を促進するため、定期的に行う集団活動を通じ、
参加者相互の交流と仲間づくり、日常生活の自立、社会生活への参加意欲を向上させていきます。
イ.対 象
在宅療養中の精神障がい者で、主治医の了解と家族の協力が得られる者。
(老人性疾患、知的障害、アルコール依存症、薬物嗜癖は除く。)
ウ.開催日時
毎週木曜日 9時30分~14時30分
エ.内 容
社会環境に即した身近な体験学習を中心に、レクリエーション、スポーツ、料理、
創作活動、生活指導、社会見学、機関誌の発行等。
オ.1日のスケジュール
9:00 |
9:30 |
10:00 |
11:30 |
13:00 |
14:30 |
15:00 |
---|---|---|---|---|---|---|
スタッフ ミーティング |
ミーティング |
プログラム |
昼食 |
プログラム |
ミーティング |
スタッフ ミーティング |
カ.参加者数 (平成19年度)
開催日数 |
参加者実人数 |
参加者延人数 |
1日平均参加者数 |
---|---|---|---|
24 |
20 |
174 |
7.3 |
◎ サロンの開催
開催日数 |
参加者数(延べ) |
---|---|
51 |
330 |
※保健所デイケア「ひろば」は平成20年3月をもって終了した。
(6) 普及啓発事業
①津地域精神保健福祉連絡協議会(こころ津むぎネット)の開催
津地域の精神保健福祉に取り組む関係機関・団体が、情報交換、支援スキルの向上、支援システムの検討を行うため定期的に会議を開催しました。
回 |
開催日 |
内 容 |
参加数 |
1 |
平成19年6月29日(金) |
精神障がい者退院促進事業 津地域の精神保健福祉活動について |
34名 |
2 |
平成19年8月27日(月) |
精神障がい者の就労支援について ~伊賀の取り組み~ |
31名 |
3 |
平成19年10月24日(水) |
精神障がい者の雇用制度について 通院リハビリテーション事業の現状 |
31名 |
4 |
平成19年12月20日(木) |
アルコール関連問題と介入法 (自殺予防対策事業と共催) |
20名 |
5 |
平成20年 3月 7日(金) |
事例検討~地域の支援体制を考える~ 次年度のこころ津むぎネットについて |
25名 |
②ケア会議の開催及び参加(34回)
(7) 市への支援
①津市こころのサロンへの支援(平成19年度)
|
開催回数 |
支援回数 |
---|---|---|
津市香良洲保健センター |
12 |
11 |
津市一志保健センター |
12 |
12 |
津市白山保健センター |
12 |
11 |
津市美杉保健センター |
12 |
10 |
② 津市こころのサロン事業評価に対する支援
開催日 |
内 容 |
参加数 |
平成19年 6月 9日(土) |
こころのサロン評価打合せ |
4名 |
平成19年 7月26日(木) |
フォーカス・グループ・インタビュー / KJ法分析 |
9名 |
平成19年 3月24日(月) |
今後の方向性の検討 |
9名 |
③ 津市のこころのサロンボランティアへの支援(食生活改善推進協議会支援研修会)
開催日 |
内 容 |
参加数 |
平成19年 6月15日(金) |
精神疾患の理解とボランティアさんへのお願い |
48名 |
④ 津市地域包括支援センターへの支援(地域包括支援センター連絡調整会議)
開催日 |
内 容 |
参加数 |
平成20年 1月16日(水) |
津保健福祉事務所の精神保健福祉活動 |
48名 |
⑤ その他 関係団体への支援
開 催 日 |
内 容 |
主 催 者 |
平成19年 4月21日(土) |
第21回ときの会総会 |
地域家族会 ときの会 |
平成19年10月15日(月) |
ときの会研修会(懇談会) |
|
平成19年12月20日(木) |
自立促進支援協議会(退院促進事業) |
社会福祉法人 夢の郷 |
平成20年 1月17日(木) |
ピアサポーター養成講座(コーディネイト) |
|
平成19年11月13日(火) |
第1回精神障がい者雇用支援連絡協議会 |
三重県障害者職業 センター |
平成20年 1月31日(木) |
第2回精神障がい者雇用支援連絡協議会 |
|
平成20年 3月 4日(火) |
第3回精神障がい者雇用支援連絡協議会 |