三重県立美術館では、触覚や聴覚を活用した鑑賞や、想像力でさまざまな感覚を結びつける鑑賞を提案する企画展を開催します。
1 開催要項
(1)展覧会名
企画展「美術にアクセス!―多感覚鑑賞のすすめ」
(2)会期
令和3年6月5日(土)から8月1日(日)まで
(3)会場
三重県立美術館 企画展示室
(4)開館時間
9時30分から17時まで(入館は16時30分まで)
(5)休館日
毎週月曜日
(6)観覧料
一般700(500)円・学生600(400)円・高校生以下無料
※( )内は20名以上の団体割引料金
※この料金で常設展示「美術館のコレクション」、「柳原義達の芸術」もご覧いただけます。
※家庭の日(毎月第3日曜日<6月20日、7月18日>)は団体割引料金となります。
(7)主催
三重県立美術館
(8)助成
公益財団法人三重県立美術館協力会
(9)その他
「令和3年度 文化庁 地域と共働した博物館創造活動支援事業」「三重とこわか国体・三重とこわか大会文化プログラム事業」として開催します。
2 展覧会関連プログラム
期間中、対面形式またはオンライン、遠隔地からも参加できるワークショップやレクチャーを企画しています。
日程、申込方法等と詳細につきましては、当館ウェブサイト、またはチラシをご覧ください。
なお、新型コロナウイルス感染症の今後の状況に応じて、情報は変更となる場合があります。
最新の情報は、当館ウェブサイトをご覧いただくか、お問い合わせください。
3 本展について
本展は、視覚だけでなく触覚や聴覚を活用したり、想像力を駆使してさまざまな感覚をつなげてみたりしながら(例:絵画に音や香りを感じてみる)、自らすすんで美術を鑑賞することを提案する展覧会です。三重県立美術館が所蔵する絵画、彫刻、版画等に加え、それらの鑑賞に役立つ教材等約50点を展示します。
2018年3月、三重県立美術館は「誰もが利用しやすい環境」を整えることを活動指針の一つに定めました(「三重県立美術館のめざすこと」)。 「めざすこと」の策定に前後して、当館は、県内の特別支援学校等との連携事業も進めてきました。
障がいのある人向けの教育プログラムや教材は、さまざまな人の潜在的なニーズにも応え得る、示唆に富むものです。視覚という感覚の特性上、もとより視覚芸術に自ら「アクセス」するのは極めて難しく、美術鑑賞は受動的な経験になりがちです。この展覧会で紹介する鑑賞方法は、障がいの有無にかかわらず、誰もが能動的で充実した鑑賞を行うヒントになるのではないでしょうか。