三重県立美術館では、日本におけるモダンデザインの草分けとして知られる杉浦非水(すぎうらひすい1876-1965)の東海圏初となる大規模回顧展を開催します。
1.開催要項
(1)展覧会名
企画展「杉浦非水 時代をひらくデザイン」
(2)会期
令和3年11月23日(火・祝)から令和4年1月30日(日)まで
(3)会場
三重県立美術館 企画展示室
(4)開館時間
9時30分から17時まで(入館は16時30分まで)
(5)休館日
毎週月曜日(ただし1月10日は開館)、1月11日(火)、
年末年始[令和3年12月29日(水)から令和4年1月3日(月)]
(6)観覧料
一般1,000(800)円・学生800(600)円・高校生以下無料
※( )内は前売りおよび20名以上の団体割引料金
※この料金で「美術館のコレクション」、柳原義達記念館もご覧いただけます。
※家庭の日(毎月第3日曜日<12月19日、1月16日>)は団体割引料金となります。
(7)主催
三重県立美術館、毎日新聞社
(8)助成
公益財団法人岡田文化財団、公益財団法人三重県立美術館協力会
(9)協賛
ニューカラー写真印刷株式会社
(10)特別協力
株式会社三越伊勢丹ホールディングス、東京国立近代美術館
(11)企画協力
愛媛県美術館
2.展覧会関連イベント
(1)記念講演会
1月16日(日)14時から(90分程度)
「杉浦非水が目指したもの:その生涯と仕事」
講師:長井健(愛媛県美術館 専門学芸員)
会場:三重県立美術館地下1階講堂
定員:40名/参加費無料・要事前申込[申込締切:1月7日(金)]
[講演会への参加方法]
※参加申込は当館ウェブサイトの専用フォーム、往復はがきにて受付けます。
往復はがきの場合、参加者氏名、当日連絡先(電話・メールアドレス)を添えて
美術館宛にお送りください。申込多数の場合抽選し、締切後に結果をお知らせします。
※講演会終了後、記録動画を作成予定。詳細は当館ウェブサイトをご覧ください。
(2)担当学芸員によるスライド・トーク
12月18日(土)14時30分から(45分程度)
1月9日(日)14時30分から(45分程度)
会場:三重県立美術館地下1階講堂
定員:40名/参加費無料・先着順
[スライド・トークへの参加方法]
※開始30分前に講堂を開場し、席が埋まりしだい参加を締め切ります。
※新型コロナウイルス感染症の今後の状況に応じて、情報は変更となる場合があります。
最新の情報は、当館ウェブサイトをご覧ください。
3.杉浦非水とは?
本名杉浦朝武(つとむ)。愛媛県松山市に生まれる。日本画家を志して上京し、東京美術学校日本画選科に入学。在学中、洋画家黒田清輝のもとでフランスの雑誌、写真などを目にしたことをきっかけにデザインの道に進むことを決め、独学。1908年から27年間勤めた三越呉服店では初代図案部主任となり、広告から機関雑誌、商品のデザインを手がけた。日本で最も早い時期の専業デザイナーとして知られ、明るく洗練されたデザインを得意とした。1929年には帝国美術学校(現・武蔵野美術大学)教授、工芸図案科長に、1935年には多摩帝国美術学校(現・多摩美術大学)初代校長に就任。今日のデザイン界の礎を築いた。