当館では、発掘調査の最新成果や、過去の発掘調査記録を整理・再検討した成果を、1年に2回の速報展示で紹介しています。
令和4年度2回目の速報展示は、当館が平成29年度から令和3年度にかけて重点的に実施してきた、飛鳥時代の斎宮の中枢域(ちゅうすういき)と推定される範囲での発掘調査成果について、調査等の写真や出土資料をもとに解説します。
1 開催日時
令和4年9月27日(火)から令和5年3月26日(日)まで
休館日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌平日を休館日とします)
年末年始 令和4年12月29日(木)から令和5年1月3日(火)まで
2 会 場
斎宮歴史博物館 常設展示室Ⅱ 速報展示コーナー(三重県多気郡明和町竹川503)
3 開館時間
9時30分から17時まで(ただし入館は16時30分まで)
4 内 容
斎宮は、天皇に代わり伊勢神宮に奉仕した未婚の皇女である斎王(さいおう)の居所や斎王に仕えた官人(かんじん)達の役所のことで、飛鳥時代から南北朝時代にかけ設置されました。
当館では、平成29年度から令和3年度にかけて、史跡の西部に位置する飛鳥時代の終わり頃(およそ1,310年から1,350年前)の斎宮の中枢域と推定される範囲について、重点的に発掘調査を実施してきました。発掘調査では、短辺が約40m、長辺が約55m以上の掘立柱塀(ほったてばしらべい)に囲まれた区画や「正殿(せいでん)」と想定される南北面に庇(ひさし)が付く建物等の存在が明らかになりました。今回の展示では、これまでの成果について、調査等の写真や出土資料を交えて解説を行います。
展示資料 史跡斎宮跡の出土資料
平成29年度から令和2年度までの発掘調査で出土した土器と硯(すずり)
土師器(はじき)の杯(つき)、甕(かめ) 計4点
須恵器(すえき)の杯、高杯(たかつき)、鉢(はち) 計4点
円面硯(えんめんけん) 計4点
令和3年度の発掘調査で出土した円面硯の写真パネル
5 観覧料金
観覧には常設展の観覧料が必要です。
【個人】一般340円、大学生230円、高校生以下無料
【団体(20名以上)】一般270円、大学生180円、高校生以下無料
6 問合せ先
斎宮歴史博物館
電話:0596-52-3800(代表) FAX:0596-52-3724
7 主 催
斎宮歴史博物館
8 その他
(1)新型コロナウイルス感染症拡大の状況によっては、内容の変更やイベントを中止
する可能性があります。
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でいただくこと。
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