三重県埋蔵文化財センターでは、これまでの発掘調査や研究の成果などを県民のみなさんにわかりやすく紹介する「公開考古学講座」を開催しています。本年度最終回となる第5回講座は、紀北町の道瀬(どうぜ)遺跡、伊勢市の古市・中之地蔵町(ふるいちなかのじぞうまち)遺跡の発掘調査成果を映像や出土資料も交えて解説します。また、今回は塩づくりや伊勢参宮についても紹介します。皆様の多数のご来場をおまちしています。
記
1 テーマと内容
(1)製塩遺跡-紀北町道瀬遺跡から-
紀北町道瀬に所在する道瀬遺跡は、平安時代から鎌倉時代(約850から650年前)
の製塩遺跡です。発掘調査では製塩用の炉や釜が見つかっています。講座では調査結果
に加えて塩の歴史についても紹介します。
(2)近世参宮街道の考古学-古市・中之地蔵町遺跡の発掘調査-
古市・中之地蔵町遺跡は、伊勢市中之町、桜木町の伊勢参宮街道沿いにあります。調査
では街道沿いに建てられていた江戸時代(約400から150年前)の建物とともに、
たくさんの陶磁器が出土しました。講座ではお伊勢まいりのにぎわいもお伝えしたいと
思います。
2 日時 令和2年1月11日(土曜日) 午後1時30分から午後3時00分まで
3 場所 三重県埋蔵文化財センター 嬉野分室学習棟(松阪市嬉野川北町501)
(近鉄「伊勢中川」駅下車、東口から徒歩約15分)
4 講師 三重県埋蔵文化財センター職員
5 定員 50名
6 対象 どなたでも参加できます。事前の申込みは不要です。
7 参加費 無料
8 問合せ先 (前日まで)三重県埋蔵文化財センター 活用支援課
(電話:0596-52-7034)
(当日)三重県埋蔵文化財センター 嬉野分室
(電話:0598-42-5886)