2003(平成15) 年度 当初予算 基本事業目的評価表 |
基本事業名 | 42301 集客交流を盛んにする地域競争力強化 | 評価者 | 所属 | 農林水産商工部 まちの活力づくり支援チーム | 職名 | マネージャー | 氏名 | 望田敏男 | 電話番号 | 059-224-2077 | メール | mochit00@pref.mie.jp | 評価年月日 | 2002年11月18日 |
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政策・事業体系上の位置づけ | 政策: | 戦略的な産業振興 | 施策: | 423 集客交流産業(ビジターズ・インダストリー)の振興 | 施策の数値目標: | 観光レクリエーション入込客数(総数) |
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基本事業の目的 | 【誰、何が(対象)】 |
県内の観光地が |
【抱えている課題やニーズ】 |
・ 三重県を訪れる観光レクリエーション入込客数は、長引く不況と顧客ニーズの変化を背景に大幅に減少しています。・ 従来、三重県の観光産業は、歴史・文化、自然等の恵まれた資源を背景に、他地域に比較して優位に観光客を確保してきましたが、近年の観光産業を取り巻く状況を踏まえると、観光政策の重点を「競争力強化」と「内外への情報発信強化」へと転換することが課題となっています。・ また、マーケットニーズに合う三重県産品の創出やビジターズ推進機構が管理する県営サンアリーナの経費節減と稼働率アップ及び資産処分の促進が課題となっています。 |
という状態を |
【どのような状態になることを狙っているのか(意図)】 |
魅力ある地域となり競争力が高まっている |
という状態にします。 |
その結果、どのような成果を実現したいのか(結果=施策の目的(2010年度のめざす姿)) |
三重県を訪れる人びと(ビジターズ)の立場に立った個性的な観光、リゾート地域の整備や地域の特性を生かした地域づくりが進められ、国内外との交流が盛んに行われるとともに、集客交流を支える新しい産業(ビジターズ・インダストリー)が活発に展開しています。 |
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数値目標に関する説明・留意事項 | ・地域が主体となり、訪れる人の立場からオリジナリティーの高い観光商品の開発や、もてなしの心がある観光地づくりなど、集客交流を活性化させる取り組みをすすめることで、2回以上訪問する旅行客の割合を増加させることを目標とします。・2002年度の実績値は、11月現在の見込み値です。 |
2003年度 マネジメント参考指標の実績 | | 種類 | マネジメント参考指標 | 数値目標の困難度 | 達成度/5点 |
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1 | | サンアリーナ(メイン)利用率 | 挑戦的な目標 | | 2 | | サンアリーナ(サブ)利用率 | 挑戦的な目標 | | 3 | | | | | 4 | | | | | 5 | | | | | 6 | | | | |
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<参考>マネジメント参考指標の種類 | | 事業量(必置)=主要な活動に関する参考指標(アウトプットなど) | | 協働度(必置)=対象者や他団体等との連携・協働に関する参考指標(意見反映件数等) | | 比 較(任意)=他団体等との比較に関する参考指標(全国順位など) | | 副次的(任意)=間接的・副次的な効果や成果に関する参考指標(アウトカムなど) |
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2003年度 マネジメント参考指標に関する説明・留意事項 | 2002年度の実績として挙げた数値は2002年11月現在の見込み値です。 |
基本事業の評価 |
2002年度の取組内容 | 成果の達成見込み |
順調 |
これまでの取組内容と成果(見込み)、成果を得られた要因と考えられること |
・「伊勢志摩再生プロジェクト」を中心にがテーマ型観光の推進、観光地景観形成、バリアフリーツアー推進に取り組みました。その結果、(株)伊勢志摩ツアーズが、地域に特化した観光商品の開発と情報発信に向けて活動中です。観光地景観形成については、地域住民が自ら作るまちづくりシステムを構築するため取り組んでいます。伊勢志摩バリアフリーツアーセンターは、観光施設のバリアフリー度の調査、情報発信、旅行案内を実施しています。・また、観光地の魅力を向上させるため、観光客に分かりやすいサイン整備、地域資源を生かした体験型交流活動の促進、「ふるさと三重の語り部」の育成に取り組みました。・県営サンアリーナはスポーツ、文化及び産業の振興並びに国際交流に資するための施設であるが維持管理費が多額であり、経費の節減、利用率の向上とともに利活用について全庁的な重要課題として検討を進め、伊勢市と協議の上運営管理方法を含めた利活用策を決定します。第2展望台の売却など資産処分に向けた取り組みを行ってきました。 |
翌年度移行に残る(見込みの)課題、その要因と考えられること |
・伊勢志摩再生プロジェクトが立ち上げた「伊勢志摩テーマ型観光推進事業」「伊勢志摩バリアフリー推進事業」「観光地景観形成マネージメント事業」の3つの事業を着実に実行するとともに、さらに地域が一体となった体験型観光等の観光商品づくり、宿泊施設のサービス向上に対する支援などに取り組んでいます。今後、景観整備、交通・情報基盤の事業についても官民連携により効果的に展開するとともに他地域との連携を図る必要があります。・ビジターズ推進機構は、利用料金制度の導入により自主的な経営努力に努めます。サンアリーナの利活用については全庁的な課題として検討し、伊勢市と協議の上、運営管理方法を含めた利活用策を決定する必要があります。また、第2展望台などの資産は売却を図る必要があります。 |
基本事業の展開 |
2003年度 施策から見たこの基本事業の取組方向 | 基本事業間の戦略での位置づけ |
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注力 | 総括マネージャーの方針・指示 | 改革方向 |
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↑ | 伊勢志摩再生プロジェクトの活動支援と、県内他地域との交流に取り組むこと | 改善する |
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<参考>注力:取組への思い入れや経営資源投入など施策の中での力の入れ具合 | | ↑=相対的に力を入れて取り組んでいく | | →=従来どおりの力の入れ具合で取り組んでいく | | ↓=相対的に力の入れ具合を抑えていく |
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2003年度の取組方向 | 地域が主体となり、訪れる人の立場から徹底的に地域を見直し、魅力づくりを行います。行政は魅力づくりを行う住民、事業者と連携しながら、集客交流の視点から多様な行政分野を総合的に組み合わせて事業を推進します。・伊勢志摩再生プロジェクトの活動支援・ オリジナリティの高い観光商品の開発・ 観光地の景観形成、まちづくり・ バリアフリー観光地化の推進・ 体験型交流活動の促進・ ふるさと三重の語り部育成・サンアリーナの利活用の抜本的な見直し・ 利用料金制度の導入に伴う自主的な経営を行うほか第2展望台などの売却 |
総合行政の視点からの取組 | |
2003年度 構成する事務事業と事務事業間の戦略(注力、改革方向) (要求額:千円、所要時間:時間) |
基本事業名 | 要求額 | 対前年 | 所要時間 | 対前年 | 注力 | 改革方向 | 貢献度合 | 効果発現時期 |
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事業概要 | マネージャーの方針・指示 |
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A リゾート地域活性化助成事業費補助金 | 13,800 | -1,500 | 190 | 0 | ↓ | 改善する | 間接的 | 中期的 | リゾート地域の活性化と魅力的なリゾート整備を推進するため、サンベルトゾーン内の市町村が広域で設置した協議会が行う地域活性化事業に要する運営経費を助成します。 | 経営改善、集客対策をはかること。 | B (財)三重ビジターズ推進機構利子補給補助金 | 3,411 | -3,338 | 50 | 0 | → | 現状維持 | 考慮外 | 長期的 | (財)三重ビジターズ推進機構保有土地(鳥羽市浦村町地内23.6ha)の地価抑制のため、土地購入費等金融機関借入金の利子返済分を補助します。 | 特になし。 | C 伊勢志摩コンベンション推進機構運営補助金 | 10,000 | 0 | 250 | 0 | → | 改善する | 直接的 | 即効的 | 伊勢志摩地域への観光客の誘致及び県営サンアリーナ施設の利活用を促進するため、伊勢志摩コンベンション推進機構運営補助金を交付します。 | 昨年度見直した組織により事業を積極的にすすめる。 | D 県営サンアリーナ管理運営費 | 312,595 | -15,653 | 2,800 | 800 | ↓ | 改善する | 考慮外 | 即効的 | 三重県のスポーツ、文化、産業等の振興と国際交流の促進及び県勢の活性化を図るため、県営サンアリーナの管理運営を(財)三重ビジターズ推進機構に委託します。 | 効率的な運営を図ること。 | E 県営サンアリーナ環境整備費 | 8,012 | -1,089 | 150 | -50 | → | 改善する | 考慮外 | 即効的 | 県営サンアリーナの利用促進を図るため、バス路線の運行及び施設改修に要する経費。 | 特になし。 | F (財)三重ビジターズ推進機構開発土地整備事業費補助金 | 740 | -478 | 200 | 100 | ↓ | 現状維持 | 考慮外 | 中期的 | (財) O重ビジターズ推進機構保有土地の国土地籍調査関連経費や土地鑑定評価などの売却に向けた条件整備に必要な経費を補助する。 | 土地の早期売却に努めること。 | G (財)三重ビジターズ推進機構集客施設維持管理事業 | 12,712 | -1,178 | 80 | -20 | ↓ | 現状維持 | 考慮外 | 中期的 | (財)三重ビジターズ推進機構が所有する鳥羽展望台は公園、トイレ、駐車場など観光客をはじめ多くの利用者があり、公共的施設と等しい。伊勢志摩地域における集客交流の拠点として(財)三重ビジターズ推進機構が行う維持管理の経費を補助します。 | 効率的な運営を図ること。 | H 2005年集客交流戦略推進事業 | 305,171 | 141,127 | 5,600 | 1,600 | ↑ | 現状維持 | 間接的 | 中期的 | 地域観光事業者と行政が協働で実施する伊勢志摩の再生に向けた取り組みを支援するため、伊勢志摩再生プロジェクトを組織し、その中からの主体的な取り組みに対し支援、補助します。 | 現在の取り組みをさらに努める。 | I 伊勢志摩であい交流スクエア整備事業 | 2,829 | -8,416 | 830 | 530 | → | 現状維持 | 直接的 | 即効的 | ・まつり博跡地の活用について、「まつり博跡地活用県市検討会」を開催し、伊勢市等と検討を行います。・伊勢志摩であい交流スクエア整備事業用地の維持管理を行います。 | アリーナの利活用を踏まえてまつり博跡地の検討を進めるとともに、維持管理を適切に行うこと。 | J 2005年集客交流戦略に向けた集客資源の発掘と情報発信事業 | 5,621 | -2,705 | 3,848 | -3,896 | ↑ | 現状維持 | 直接的 | 即効的 | ・「御在所・湯の山応援団」を結成します。・地産地消を目指した特産品づくりコンテストを行います。・来訪者のモニタリングと事業評価の検証を行います。 | 引き続き積極的に取り組むこと。 | K 伊賀甲賀広域連携事業 | 6,387 | 1,249 | 1,354 | 754 | → | 現状維持 | 直接的 | 即効的 | 両地域に共通する地域資源を連携して情報発信することで、その効果を高めるとともに、伊賀の地域イメージを向上させ、集客交流の拡大や地場産業の振興につなげます。 また、住民参加型の連携事業や伊賀・甲賀交流サロンの開催を通じて、両地域の相互理解と交流の拡大を促します。 | 滋賀県側とも一層の連携を図り取り組むこと。 | L 新「三重ブランド」推進事業(再掲) | 35,000 | -2,000 | 6,650 | 0 | ↑ | 現状維持 | 直接的 | 中期的 | 全国に通じる高い商品力がある県産品を、「三重ブランド」として認定・情報発信するとともに、新たな「三重ブランド」の創出に向け、マーケティング等に関する支援を行います。 | 新たに「三重ブランド」の創出を目指す事業者の支援等を充実するとともに、引き続き効果的な情報発信を図ります。 | M 自然環境保全・活用型観光推進事業 | 4,309 | - | 5,932 | - | ↑ | | 間接的 | 即効的 | 御在所・湯の山地域では、温泉地としての魅力を高めるため、各施設のリニューアル、新たな泉源の掘削を行い、日帰り客用の外湯の整備などを推進していくことが喫緊の課題となってきています。 ところが、当地域は、自然公園法に定められた規制(第1種特別地域)を適用されることから、建築物の規制(建坪率、容積率など)が厳しいため、施設のリニューアルや民間投資が困難になってきています。 このことから、今後、自然環境の保全に最大限の配慮をしつつ、点在する廃業施設に対しては、現在の敷地面積を基本にし、建築物の新改増築に関する規制を緩和し、民間活力を呼び込むための方策を講じ、湯の山温泉全体の活性化につなげる仕組みづくりを行います。(「環境保全・活用観光特区」) 15年度は、以上のことから、環境をテーマとした事業を推進し、「環境の保全」「景観の保全」「環境の活用」をキーワードに、うるおいとやすらぎのある地域づくりを推進していきます。 | 積極的に事業を進めること。 | N 観光資源ネットワーク化推進事業 | 2,006 | - | 2,504 | - | ↑ | | 間接的 | 即効的 | 北勢地域には、鈴鹿サーキット、長島温泉、湯の山温泉、関宿など様々なランドマークがあり、そのほかの観光資源も多数あるものの、これまで独自でPR活動を行っており、連携して事業を行うことはほとんどないのが現状です。 そこで、15年度は、観光資源の広域化の推進を図るため、北勢17市町で構成している「北伊勢広域観光推進協議会」と協働して、様々な形での観光資源のネットワーク化事業を実施します。 また、新しい集客資源の切り口として、「産業観光」をとりあげ、公開可能施設の公開可能施設の公開を促し、他の観光地とネットワーク化させていきます。 | 積極的に事業を進めること。 | O 観光まちづくり推進事業 | 347 | - | 1,008 | - | ↑ | | 間接的 | 即効的 | 多度町、多度町商工会と協働してまちづくりについてのシンポジウムを開催し、それをキックオフとして、その後2回のセミナーを開催することにより、観光によるまちづくりの考え方の普及啓発を行います。そして、次年度以降、多度町で「門前町サミット」を開催するほか、まちづくり事業を推進し、それをモデルケースとして、他の北勢地域の市町にその手法を広げていきます。 | 積極的に事業を進めること。 | P 広域観光テーマルート促進整備事業 | 0 | -87,000 | 0 | -1,400 | | | | | 平成15年度から休止事業。 伊勢志摩・奥伊勢地域を対象に、一定の観光テーマに基づきサインを中心とした整備事業を平成12年度から平成14年度まで行いました。 | 休止 |
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<参考> 貢献度合: | 直接的=基本事業の目的達成などに直接関連・影響する | | 間接的=基本事業の目的達成などへの関連・影響の度合が副次的で、相対的に低い | | 考慮外=基本事業の成果への関連・影響の度合が副次的で、相対的に低い | <参考> 効果発現時期: | 即効性=基本事業の目的達成などに2年以下で効果を出す | | 中期的=基本事業の目的達成などに概ね3年〜5年で効果を出す | | 長期的=基本事業の目的達成などに概ね6年以上で効果を出す |
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休廃止する事務事業 | 事務事業 | 理由 | 2002年度予算額(千円) | 2002年度所要時間(時間) |
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広域観光テーマルート促進整備事業 | 事業完了による休止 | 87000 | 1400 | 集客交流促進事業費補助金 | 事業見直しにより廃止 | 948 | 100 | 県営サンアリーナ広報誘致事業 | 県営サンアリーナ管理運営費に統合による廃止 | 5541 | 1000 | 県営サンアリーナ集客交流促進事業費補助金 | 県営サンアリーナ管理運営費に統合による廃止 | 3399 | 1000 | 自然体験交流促進支援事業 | 事業完了による廃止 | 1833 | 200 |
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