2003(平成15) 年度 当初予算 基本事業目的評価表

基本事業名13101 文化にふれあう機会の提供
評価者所属生活部文化振興チーム職名文化振興チームマネージャー氏名正福晴世
電話番号059−224−2176メールshoufh00@pref.mie.jp
評価年月日2002年11月26日
政策・事業体系上の位置づけ
政策:文化・スポーツの振興
施策:131 人と地域を支える文化の振興
施策の数値目標:県民文化祭への参加率
基本事業の目的【誰、何が(対象)】
文化に興味を持つ県民が
【抱えている課題やニーズ】
今日の経済的な豊かさの中にあって、県民は単なる利便性や効率性だけでない快適さや心地よさといった本当の豊かさを必ずしも実感できていないことが指摘されています。あらゆる県民が心豊かな質の高い生活を送るためには、精神的な満足感をもたらす文化的な要素がかつてなく重要となってきており、誰もが文化を享受し、文化活動に参加することを通じて楽しく生きがいを持って生活できる社会の実現が求められています。
という状態を
【どのような状態になることを狙っているのか(意図)】
文化にふれ、親しむことで心豊かな生活をおくっている。
という状態にします。
その結果、どのような成果を実現したいのか(結果=施策の目的(2010年度のめざす姿))
身近な文化施設の整備や活用が進み、文化活動に親しむ人びとが増加するとともに、質の高い芸術文化を鑑賞する機会が各地域で提供されています。また、それぞれの地域の特色のある文化遺産や歴史的景観の継承、活用が進むことで、地域の文化が住民に親しまれるとともに、県内外との交流が活発に行われています。

数値目標に関する説明・留意事項文化会館が主催する事業の鑑賞者数及び参加者数を文化に触れ親しむ機会を表す指標としました。2002年度実績値については10月末現在の見込み数です。
2003年度 マネジメント参考指標の実績
 種類マネジメント参考指標数値目標の困難度達成度/5点
協働度文化団体協議会数
<参考>マネジメント参考指標の種類
事業量(必置)=主要な活動に関する参考指標(アウトプットなど)
協働度(必置)=対象者や他団体等との連携・協働に関する参考指標(意見反映件数等)
比 較(任意)=他団体等との比較に関する参考指標(全国順位など)
副次的(任意)=間接的・副次的な効果や成果に関する参考指標(アウトカムなど)
2003年度 マネジメント参考指標に関する説明・留意事項文化会館が主催する事業数を事業量を計る指標とし、各県民局に配置している文化振興専門員が地域の市町村や文化団体等と協議した回数を協働度を計る指標としました。
基本事業の評価
2002年度の取組内容成果の達成見込み
概ね順調
これまでの取組内容と成果(見込み)、成果を得られた要因と考えられること
三重県文化会館において、その優れた設備機能を活かした芸術性の高い文化事業を重点的に実施するとともに、幅広いジャンルの公演を実施し、多くの県民に芸術文化に親しむ機会を提供しました。また、将来の地域文化の担い手を育成するため県民参加による文化の人づくり事業を実施し、芸術文化の地域振興を進めました。  県内の文化情報をインターネットで総合的に提供するホームページ「文化の窓」により、県民が手軽に県の文化情報を得られるシステムを構築しました。 文化庁等の助成制度を活用し、県及び市町村の文化事業を活発化させると共に、日本まんなか文化首都や近畿文化体系策定協議会など広域的に文化振興を進めました。
翌年度移行に残る(見込みの)課題、その要因と考えられること
県民の文化に対する志向は、今後ますます多様化するものと考えられ、多様なジャンルへの対応、参加しやすい事業内容等が求められています。このため、さらに事業の芸術性や、親しみやすさ、入場料設定等について、多数の参加を得られるような、魅力のある事業を展開していく必要があります。 また、事業内容を広く県民に知っていただき、参加していただくため、県内各地域まで情報がいきわたるような広報のあり方が必要となっています。現在、県内各地の文化施設や学校、近鉄主要駅等へポスター、チラシを配布し広報に努めていますが、充分とはいえないところもあり、各家庭へ情報が届けられる広報のあり方が問われています。  2002年度に構築した「文化の窓」の内容の充実が必要です。
基本事業の展開
2003年度 施策から見たこの基本事業の取組方向
基本事業間の戦略での位置づけ
注力総括マネージャーの方針・指示改革方向
「さん」プロジェクトにおいて、総合文化会館のあり方について、抜本的、かつ総合的に顧客重視の視点から見直す。抜本的に改革
<参考>注力:取組への思い入れや経営資源投入など施策の中での力の入れ具合
↑=相対的に力を入れて取り組んでいく
→=従来どおりの力の入れ具合で取り組んでいく
↓=相対的に力の入れ具合を抑えていく
2003年度の取組方向文化に親しみ心豊かな生活を送るため、県総合文化センター等を活用するとともに地域の文化施設との共催等を図りながら、さまざまな分野の質の高い芸術文化を、多くの人々が享受できる場を提供します。  文化にふれる機会や文化活動に対する支援を充実するため、インターネット等を活用して県内の文化情報を総合的に提供します。  人や地域の特性を活かした文化を振興していくため、県民と市町村及び中部圏、近畿圏の府県と連携をとりながら、広域的な文化情報の発信、文化交流に努めます。  文化的視点に立って行政を推進するため、パブリックスぺースへの美術作品展示を行うと共に、県内の施設等における芸術文化への需要に対して、情報の提供を行います。
総合行政の視点からの取組文化会館事業では、青少年の文化に触れる機会を提供し、青少年の健全育成と将来の文化を担う人材の育成のため、教育委員会と連携を取りながら、学生席の設定や学生の半額料金、演劇や音楽の講習会など参加しやすい環境づくりに努めると共に、展示事業では、美術館の専門性を活かすため、企画段階から共に事業を進めます。 総合企画局の広域連携推進事業である日本まんなか共和国・文化首都事業など、中部圏、近畿圏府県と連携し、広域的な文化情報の発信や文化交流を進めます。 県主催のイベントを充実させるため、イベントマスターの養成など全庁的な事業展開を進めます。
2003年度 構成する事務事業と事務事業間の戦略(注力、改革方向)      (要求額:千円、所要時間:時間)
基本事業名 要求額 対前年 所要時間 対前年 注力 改革方向 貢献度合 効果発現時期
事業概要 マネージャーの方針・指示
A 総合文化センター管理運営費(総務部・文化会館)623,514-24,57418,73067 現状維持 間接的 即効的
総合文化センターの管理運営を行う。文化振興と県民サービスの観点に立って、適切な管理運営に努める。
B PR事業13,849-4,1295,300-62 現状維持 間接的 即効的
総合文化センター各施設が主催する事業を多くの県民へ周知し参画を促進する。県民に等しく情報が行き渡るよう広報に努める。
C 文化会館事業124,025-24,1342100 現状維持 間接的 中期的
県の芸術文化の振興と県民ニーズに応えるハイレベルで個性的な事業や、文化の人づくりを推進するため、(財)三重県文化振興事業団が実施する事業への支援を行います。地域の文化施設とさらに連携を拡大し、県民の文化芸術の享受における公平性を図る。
D 文化行政推進費17,204-6921,0000 現状維持 間接的 中期的
文化課の管理運営に必要な諸調整、文化振興専門員の7県民局への配置文化振興専門員の活用をさらに進め、市町村や文化団体と連携し、地域文化の振興を推進する。
E 文化広域連携事業3,608-385600100 現状維持 直接的 中期的
中部圏、近畿圏等の府県と連携して共同事業等を実施することにより、広域的な文化情報の発信、文化交流を進めます。日本まんなか共和国の文化首都事業に積極的に参加すると共に、2004年の三重県における文化首都事業の構想を練る。
F イベントサポート推進事業469-2,2751,500-300 現状維持 直接的 中期的
県主催のイベントの実施内容についてさらに充実させるため、イベントマスター制度の充実、イベント調整人材養成研修を実施するとともに、エコイベント評価会議によりエコイベントシステムの充実を図る。イベントマスターのレベルアップを図ると共に、エコイベントの県組織への浸透を徹底させる。
G 文化総合情報提供事業1,311-3,714900-900 現状維持 直接的 中期的
文化に触れる機会や文化活動に対する支援を充実するため、県内の文化情報を総合的に提供するホームページ「文化の窓」を整備・運用します。ホームページ「文化の窓」の内容の充実を図ると共に、県民等が利用しやすい環境整備を進める。
H 「三重を知る」事業(再掲)2,712-4262,1900 改善する 直接的 即効的
子どもが楽しめる常設展示、ミニ企画展を実施します。ミュージアムやフィールドワークを通して地域を知る、学習機会の充実と収蔵資料の活用をはかります。
I 美術館活性化事業(再掲)223,476-16,94416,0000 現状維持 直接的 中期的
常設展示、企画展の開催とともに、美術館教育活動を学校教育との連携により実施します。増改築による休館中は移動美術館等、美術館外での活動を展開します。
J 「さん」プロジェクト推進事業33,000-7,600- 抜本的に改革 直接的 中期的
三重県文化振興事業団および総合文化センター周辺施設のこれまでの運営方法を見直し、新しい「文化」のあり方を検討しながら、これらの施設を核とした生活文化拠点機能を構築する。住民の隠れたニーズを把握し、新たな集客策、組織、体制、規則の整備を進める。
<参考> 貢献度合:直接的=基本事業の目的達成などに直接関連・影響する
間接的=基本事業の目的達成などへの関連・影響の度合が副次的で、相対的に低い
考慮外=基本事業の成果への関連・影響の度合が副次的で、相対的に低い
<参考> 効果発現時期:即効性=基本事業の目的達成などに2年以下で効果を出す
中期的=基本事業の目的達成などに概ね3年〜5年で効果を出す
長期的=基本事業の目的達成などに概ね6年以上で効果を出す
休廃止する事務事業
事務事業理由2002年度予算額(千円)2002年度所要時間(時間)