2003(平成15) 年度 当初予算 基本事業目的評価表 |
基本事業名 | 31104 伊勢湾の再生 | 評価者 | 所属 | 総合企画局企画・総合行政チーム | 職名 | マネージャー | 氏名 | 福田圭司 | 電話番号 | 059−224−2062 | メール | kikaku@pref.mie.jp | 評価年月日 | 2002年11月14日 |
|
政策・事業体系上の位置づけ | 政策: | 自然との共生の確保 | 施策: | 311 多様な自然環境の保全・創出 | 施策の数値目標: | アサリ生息地域箇所数 |
|
基本事業の目的 | 【誰、何が(対象)】 |
伊勢湾の |
【抱えている課題やニーズ】 |
水環境の悪化、自然海岸の減少、海岸線の改変・人工化、海生生物の生息の場の減少など伊勢湾の環境の悪化が懸念されており、いかに健全な姿を次世代に継承していくかが課題となっている |
という状態を |
【どのような状態になることを狙っているのか(意図)】 |
再生に対する理解が進み、伊勢湾再生アクションプログラムが着実に推進されている |
という状態にします。 |
その結果、どのような成果を実現したいのか(結果=施策の目的(2010年度のめざす姿)) |
原生的自然などのすぐれた自然環境や、都市部に残された身近な緑地などの環境が、地域の特性に応じて適切に保全、回復、創出されています。多くの住民が豊かな環境の恵みを受け、ゆとりやうるおいのある生活をしています。 |
|
数値目標に関する説明・留意事項 | 数値目標は、閉鎖性水域の環境基準の達成率のうち、有機汚濁の代表的な指標である化学的酸素要求量(COD)の環境基準達成率(環境省「公共用水域水質測定調査」)であり、2003年度の目標値は2002年度実績と同じ値とします。なお、データ収集の関係で、目標・実績の数値は表示年度よりも1年遅れとなります。化学的酸素要求量(COD):有機物による水質汚濁の程度を示すもので、酸化剤(過マンガン酸カリウム)を加えて水中の有機物と反応(酸化)させたときに消費する酸素量を濃度で表した値のこと。 |
2003年度 マネジメント参考指標の実績 | | 種類 | マネジメント参考指標 | 数値目標の困難度 | 達成度/5点 |
---|
1 | 協働度 | 伊勢湾学セミナー懇談会開催回数 | 十分達成可能な目標 | | 2 | 事業量 | 伊勢湾学セミナー開催回数 | 十分達成可能な目標 | | 3 | 協働度 | リレー随想・講座回数 | 挑戦的な目標 | | 4 | | | | | 5 | | | | | 6 | | | | |
|
<参考>マネジメント参考指標の種類 | | 事業量(必置)=主要な活動に関する参考指標(アウトプットなど) | | 協働度(必置)=対象者や他団体等との連携・協働に関する参考指標(意見反映件数等) | | 比 較(任意)=他団体等との比較に関する参考指標(全国順位など) | | 副次的(任意)=間接的・副次的な効果や成果に関する参考指標(アウトカムなど) |
|
2003年度 マネジメント参考指標に関する説明・留意事項 | 1の指標は、伊勢湾学セミナー設置運営懇談会の実施回数のことです。2の指標は、伊勢湾学セミナーの実施回数のことです。3の指標は、伊勢湾再生に関する普及啓発を行うものになると考えて設定しました。 |
基本事業の評価 |
2002年度の取組内容 | 成果の達成見込み |
概ね順調 |
これまでの取組内容と成果(見込み)、成果を得られた要因と考えられること |
リレー講演の共同開催、伊勢湾に対する想いについての作文募集、環境問題等伊勢湾再生に関係する新聞記事をNPO等団体・個人へ紹介した(ニューズレターとして発行)。これらにより、伊勢湾再生に関する関心・理解は多少ではあるが進んだと思われます。今後、シンポジウムの開催や、ホームページの開設により、伊勢湾再生の理解を得られるよう進めます。また、伊勢湾再生アクションプログラムについては、関係各部局によって事業が進められています。 |
翌年度移行に残る(見込みの)課題、その要因と考えられること |
伊勢湾に関する科学的知見がまだまだ蓄積されておらず、また、データが不足していたりして、特定の施策を評価しようとしても評価できない場合があります。従って、どのようなデータが必要とされているのかを整理し、必要なデータの収集、知見の蓄積を継続的に進めていく必要があります。その一方で、データの収集とその分析には長時間を要することから、現実的にはそれぞれの時点で最も効果的で効率的な取組を選択・実行して、一定期間の後に評価・見直していくことが求められています。 また、既存の施策は必ずしも「伊勢湾再生の視点」から展開されているとは限らないので、もう一度、「伊勢湾再生の視点」から各種施策をシステム的に検討・評価していく必要があります。その際には、既存の取組の効果を測定する指標の設定、代替手段との比較検討、構想・計画中のプロジェクト評価などが求められています。 更に、伊勢湾再生に向けた取組を総合的に、計画的に、かつ長期的に展開していくためには、多様な主体の参加と連携が不可欠であることから、伊勢湾再生に向けた県民運動の母体、推進組織の確立が必要です。 |
基本事業の展開 |
2003年度 施策から見たこの基本事業の取組方向 | 基本事業間の戦略での位置づけ |
---|
注力 | 総括マネージャーの方針・指示 | 改革方向 |
---|
↑ | 「伊勢湾再生アクションプログラム」の着実な実行と推進体制の確立、再生の県民への普及啓発を一層推進すること | 改善する |
|
<参考>注力:取組への思い入れや経営資源投入など施策の中での力の入れ具合 | | ↑=相対的に力を入れて取り組んでいく | | →=従来どおりの力の入れ具合で取り組んでいく | | ↓=相対的に力の入れ具合を抑えていく |
|
2003年度の取組方向 | 「伊勢湾再生ビジョン策定調査」及び「伊勢湾再生アクションプログラム」を踏まえ、総合的・計画的に伊勢湾再生を図るために、@伊勢湾再生に係る普及啓発、A伊勢湾再生に向けた体制づくり、B伊勢湾再生アクションプログラムの適切な進行管理、C伊勢湾再生に向けた戦略プログラムの推進に取り組みます。 また、広域的に取り組みとして、三重県、愛知県、岐阜県、名古屋市で構成する伊勢湾総合対策協議会などの場を通じて、伊勢湾の総合的な利用と保全に係る広域連携を強化します。 |
総合行政の視点からの取組 | 伊勢湾再生アクションプログラム等、伊勢湾再生に係る取組を横断的・総合的に進めるため、三重県庁内に「伊勢湾再生連絡調整会議」を設けている。2003年度はこの会議の機能を最大限活かし、本年度得たネットワーク(個人・団体)と更なる連携をし、情報の共有を図り、県民運動の母胎となる仕組みづくりを目指す。 |
2003年度 構成する事務事業と事務事業間の戦略(注力、改革方向) (要求額:千円、所要時間:時間) |
基本事業名 | 要求額 | 対前年 | 所要時間 | 対前年 | 注力 | 改革方向 | 貢献度合 | 効果発現時期 |
---|
事業概要 | マネージャーの方針・指示 |
---|
A 伊勢湾学セミナ−設置運営等事業 | 3,479 | -3,053 | 2,912 | 0 | → | 現状維持 | 直接的 | 長期的 | 伊勢湾再生に係る普及啓発を行うとともに、伊勢湾再生に向けた体制づくりとして伊勢湾学セミナーの設置・運営を行う。 | 伊勢湾再生に係る普及啓発を行うとともに、伊勢湾再生に向けた体制づくりとして伊勢湾学セミナーの設置・運営を行います。 | B 伊勢湾再生戦略プログラム推進事業 | 617 | -433 | 1,248 | 0 | → | 現状維持 | 直接的 | 長期的 | 総合的・計画的に伊勢湾再生を図るために、伊勢湾再生アクションプログラムの進行管理等を行うとともに、戦略プログラムの推進に資する事業等を行います。 | 総合的・計画的に伊勢湾再生を図るために、伊勢湾再生アクションプログラムの進行管理等を行うとともに、戦略プログラムの推進に資する事業等を行います。 | C 伊勢湾総合対策協議会負担金(再掲) | 400 | -300 | 500 | 0 | → | 現状維持 | 間接的 | 中期的 | 伊勢湾及びその周辺地域の総合的な発展と環境保全を図るため、調査研究、連絡調整等を行います。 | 「伊勢湾の総合的な利用と保全に係る指針」の適切な進行管理を図ります。 |
|
<参考> 貢献度合: | 直接的=基本事業の目的達成などに直接関連・影響する | | 間接的=基本事業の目的達成などへの関連・影響の度合が副次的で、相対的に低い | | 考慮外=基本事業の成果への関連・影響の度合が副次的で、相対的に低い | <参考> 効果発現時期: | 即効性=基本事業の目的達成などに2年以下で効果を出す | | 中期的=基本事業の目的達成などに概ね3年〜5年で効果を出す | | 長期的=基本事業の目的達成などに概ね6年以上で効果を出す |
|
休廃止する事務事業 | 事務事業 | 理由 | 2002年度予算額(千円) | 2002年度所要時間(時間) |
---|
| | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
|