【表面】 三重県の県政情報を皆さんにお届けします 県政だより みえ Kensei dayori Mie 平成28年(2016) 4 N0.381 広報紙 平成28年4月3日発行(毎月第一日曜日発行) データ放送 毎週木曜日更新 平成28年4月から「県政だより みえ」は 政策情報を中心に、これまでより大きい タブロイド判で、毎月第一日曜日に新聞 折り込みでお届けします。 イベントやお知らせなど暮らしに役立つ 最新情報はデータ放送でご覧いただけます。 知事が行く!突撃取材! Part2 パート2 〜めざせ!伊勢型紙(かたがみ)職人〜 女性2人が夢を追う! 裏表紙をご覧ください。 三重で暮らす幸せって何? 「みえ県民力ビジョン・第二次行動計画」スタート 三重県では平成24年に、おおむね10年先を見据えた戦略計画 「みえ県民力ビジョン」を策定し、幸福実感日本一の三重を めざしてさまざまな取り組みを行ってきました。今年3月に 第一次行動計画を終え、4月から第二次行動計画をスタート させました。その基本的な考え方と取り組みをご紹介します。 めざすべき三重の姿 目標に向かってチャレンジでき、失敗しても何度でも挑戦できる 将来に不安を感じることなく、安心して暮らせる やりたい仕事に就き、いきいきと働くことができる 魅力あふれる地域に、愛着や誇りを感じながら暮らせる 自分に合った暮らし方・自分らしい生き方を選択できる ライフステージに応じて多様な働き方ができる 家族の絆(きずな)や地域のつながりを感じ、支え合って暮らすことができる 【P2〜3中面】 特集1 新しい豊かさに挑戦 県民一万人を対象とした「みえ県民意識調査」では、 家族の存在や子どもを持つこと、働くことは、県民 の皆さんの幸福実感と深い関わりがあることがわか りました。一方で、結婚や出産、就労に関して、県 民の皆さんの理想と現実にギャップがあることも明 らかになりました。 また、私たちは今、本格的な人口減少社会を迎えて おり、地域の活力の低下が懸念されています。 このような時代だからこそ、誰もが、どこに住んで いても、夢や希望を持ち、幸福を感じながら暮らせ るようにしなければなりません。県民の皆さん一人 ひとりが地域をより良くするために行動し、それが 原動力となって、将来にわたり地域が発展していく ことが重要です。 そのためには、「精神的な豊かさ」「経済的な豊か さ」はもちろん、安心した暮らしのためのセーフテ ィーネット(社会保障)や能力を発揮できる環境、 支え合いのベースとなる人と人との絆(きずな)な ど「社会のシステムやつながりの豊かさ」がとても 大切であり、第二次行動計画では、これら3つの豊 かさすべてを高めていくという「新しい豊かさ」の 考え方を打ち出しました。 県民の皆さんが三重で暮らす幸せを感じられるよう、 「新しい豊かさ」の実現に挑戦していきます。 「みえ県民意識調査」から見えた傾向 ○結婚について 結婚し配偶者がいる方は、未婚の方より幸福感が高くなる傾向があります。 ○子どもを持ち育てることについて 子どもの数が増えると幸福感が高くなる傾向があります。 ○地域や社会とのつながりについて 参加の度合いや意欲が高まるほど幸福感が高くなる傾向があります。 3つの豊かさを高めていきます 精神的な豊かさ(個人の内面) ・生きがい ・自分らしい生き方 ・自己実現 など 経済的な豊かさ ・所得 ・物、サービスの消費 ・社会資本 など 社会のシステムやつながりの豊かさ ・セーフティーネット(社会保障) ・能力発揮の機会 ・絆(きずな)、つながり ・アクティブ・シチズン(自立し行動する人) など 三重県には、3つの豊かさを高める力があります 新しい豊かさが得られる三重づくりに向けて、次の5つの視点から施策を展開していきます。 視点1 将来にわたって安心できる暮らし 社会全体の安全・安心のシステムの充実 ・医療や介護・福祉の充実、貧困や格差の解消 ・災害への備えや、道路など生活基盤の整備・維持 など 視点2 自分らしく生きられる社会 価値観の多様化への対応 ・仕事と子育ての両立ができるワークライフバランスの実現 ・リタイア後の再就職など柔軟な働き方ができる環境づくり など 視点3 目標に向かって挑戦できる社会 自己実現の後押し ・個性や能力を発揮できる環境づくり ・子どもたちが未来に夢や希望を持ち、チャレンジできる環境づくり など 視点4 家族や地域と絆を深められる社会 社会関係資本(人とのつながり・ネットワークなど)の充実・再生 ・結婚や子どもを持つという希望を社会全体で支援 ・障がい者などの自立に向けた支援 など 視点5 魅力にあふれ活気がある地域 地域の魅力の向上(多様な資源の活用や磨き上げ、情報発信) ・県内での定住や県外からの移住の促進 ・国際観光地としての魅力の向上 など いまこそ皆さんの力を結集し「幸福実感日本一の三重」の実現に取り組みましょう! 第二次行動計画は、県庁や各県庁舎(地域防災総合事務所、地域活性化局等)で 配布しているほか、ホームページでもご覧いただけます。 問い合わせ先/戦略企画部 企画課 TEL 059・224・2025 FAX 059・224・2069 メール kikakuk@pref.mie.jp URL http://www.pref.mie.lg.jp/VISION/ みえ県民力ビジョン 検索 特集2 4月18日は県民の日 毎年恒例の「県民の日」記念事業を、今年は4月16日(土)に、 MieMu(みえむ)(三重県総合博物館)と県総合文化センターで 開催します。今年は県政140周年の節目の年であり、伊勢志摩サ ミットも開催されることから、『三重の歴史から三重の魅力再 発見!〜三重の過去、現在、そして未来へ〜』をテーマに、県 民の皆さんに郷土への理解や関心を高めていただけるイベント を開催します。 旧三重県庁舎  県民の日とは… 明治4(1871)年の廃藩置県で安濃津県(後に三重県と改 称)と度会県が置かれ、明治9(1876)年4月18日に、 その2つの県が合併して現在の三重県が誕生しました。そして、 昭和51(1976)年に県政100周年を記念して4月18 日を「県民の日」と定めました。 [ 県民の日記念事業 4月16日(土) ] 県政140周年記念イベント MieMu(三重県総合博物館)レクチャールーム テーマ:三重の歴史から三重の魅力再発見! 〜三重の過去、現在、そして未来へ〜 (無料・事前申込不要) 10時30分〜11時00分 講演会 谷口 裕信(たにぐちひろのぶ)さん(皇學館大学准教授) 11時00分〜12時00分 パネルディスカッション ダマシェク 由美子(ゆみこ)さん (キャボット・マイクロエレクトロニクスグローバル・オペレーションズ&クオリティ副社長) 太田 光俊さん(おおたみつとし)(MieMu学芸員) ほか 伊勢志摩サミット関連イベント 三重県総合文化センター中ホール 13時00分〜15時45分 ・第3回伊勢志摩サミットフォーラム  (無料・事前申込必要 4月5日(火)まで) 内容/伊勢志摩サミット開催後の三重の未来に関する講演やトークセッション 申し込みはホームページから 第3回伊勢志摩サミットフォーラム 申込 検索 伊勢志摩サミット三重県民会議事務局 TEL 059・253・5496 MieMu(三重県総合博物館) ・伊勢志摩サミット関連企画展: 4月16日(土)?6月19日(日) 「伊勢志摩?常世(とこよ)の浪の重浪(しきなみ)よする国へ、いざNOW!?」 もっと三重を好きになる発見がいっぱい! 4月16日(土)は、県内各地の施設も無料開放していますのでぜひご利用ください (施設の一覧はホームページでご覧いただけます。一部、有料もあります) 問い合わせ先/ 総務部 総務課 TEL 059・224・2190 FAX 059・224・2125 メール soumu@pref.mie.jp 県民の日 三重県 検索 特集3 いよいよ来月開催! 伊勢志摩サミット 5月26日・27日の伊勢志摩サミットに先駆け、4月22日から※G7各国 の若者が国際問題等を話し合うジュニア・サミットが開催されます。 日本代表には県内在住の4人の高校生が選ばれました。未来を担う若 者たちの討論が実りあるものとなるよう期待しています。開催期間 中、視察や体験・交流行事で県内各地を訪問する予定です。 ※G7:主要国首脳会議に参加する7カ国(日本・カナダ・フランス・ ドイツ・イタリア・イギリス・アメリカ)の総称 2016年ジュニア・サミットin三重 会議(討議)テーマ: 「次世代につなぐ地球〜環境と持続可能な社会」 G7各国から若者が集まり、世界の課題について、英語で討議し、意見 をまとめ、成果文書を政府首脳に提出します。 日時:平成28年4月22日(金)?28日(木) 場所:三重県桑名市(主会場) サミット応援メッセージ 私たちがジュニア・サミットに参加します! 私たちと同世代の世界の人たちと話し合うジュニア・サミットに参加 できるなんて夢のようです。知らない世界のことを学び、国ごとの価 値観の違いを体感できることを楽しみにしています。大いに意見交換 をし、私たちの思いを各国の政府に届けることで日本と世界の架け橋 になれたらいいなと思っています。 上堀内 陸王(かみほりうち りくおう)さん 藤山 春衣(ふじやま はるい)さん 稲葉 陽樹(いなば はるき)さん 加藤 杏弥(かとう あみ)さん おもてなし大作戦にご参加ください! 三重県を訪れる多くの方々に気持ちよく過ごしていただくため、「お もてなし大作戦」(「花いっぱい作戦」と「クリーンアップ作戦」) を展開しています。各地域や自治会、職場などでさまざまな取り組み が行われています。ぜひ身近なところでご参加ください。 シンボルマークをデザイン(東員町役場) 市内一斉清掃活動(2/14志摩市) 問い合わせ先/ 伊勢志摩サミット三重県民会議事務局 (三重県雇用経済部伊勢志摩サミット推進局) 事業推進課 〒514-0004 津市栄町2-380 HOWAビル津4階 TEL 059・253・5497 FAX 059・253・5498 メール summitj@pref.mie.jp URL http://mie.summit-net.jp/ 伊勢志摩サミット三重県民会議 検索 【P4裏面】 このコーナーでは、知事が県内各地にでかけ、夢を実現するため、 三重を舞台に頑張っている人たちを紹介します。 第1回 知事が行く! 突撃取材! Part(パート)2 〜三重のひと〜 〜めざせ!伊勢型紙(かたがみ)職人〜 女性2人が夢を追う! 伊勢型紙に魅せられた二人 伊勢型紙は、着物の柄や文様(もんよう)を染める用具で、 和紙を柿渋(かきしぶ)で加工した紙に専用の道具で図柄を 彫りぬいていくものです。この技術を習得するため、2年前 から伝統工芸士のもとで修行を行っている宮ア(みやざき) なつみさんと山北珠深(やまきたたまみ)さんを訪ねました。 伝統工芸士である木村正明(きむらまさあき)さんの仕事場 にうかがうと、真剣なまなざしで伊勢型紙を彫る二人の姿。 よく研がれた刃で「ザクッ、ザクッ」と型紙を彫る音が心地 よく響きます。宮アさんは鈴鹿市で生まれ育ち、ものづくり の仕事に就きたいと子どもの頃から親しんでいた伊勢型紙の 道に入りました。山北さんは岐阜県出身。専門学校でデザイ ンを学ぶ傍ら趣味の切り絵を続けていました。伊勢型紙は専 門学校の時に知ったそうです。 「彫るだけでなく道具も自分で作ることを知り、やることの 多さを実感した」と宮アさん。山北さんも「植物を植物らし く表現して彫ることが難しい」と修行の感想を語ってくれま した。また、二人が口をそろえて言うのが道具作りの難しさ。 木村さんいわく「道具作りは、焼き入れ・叩き・研ぎの鍛冶 屋(かじや)仕事。習得するのに4、5年はかかる」のだとか。 職人の世界は厳しくて深いです。 伊勢型紙の未来を担う伝統工芸士へ 木村さんは二人の入門について「とても嬉しい。二人は伊勢 型紙の宝やで、一からきちっと教えて大事にしていかないか ん」と話してくれました。平均年齢が70歳を超える伊勢型紙 の世界。若い二人に大きな期待がかかります。 二人にこれからの夢をたずねると「もっと腕を磨き、伝統工 芸の技を継承していきたい」と宮アさん。山北さんは「若い 世代に注目してもらえる作品やかわいらしい柄をデザインし たい」と、ともに目を輝かせて語ってくれました。 千年の歴史があり三重県が世界に誇る伝統工芸 伊勢型紙。 夢に向かって頑張っている二人を心から応援するとともに、 伊勢型紙の魅力を国内外の多くの皆さんにもっと知っていた だけるよう、伊勢志摩サミットをはじめ、さまざまな機会で 発信していきたいと思いました。 取材/知事 鈴木英敬 宮ア(みやざき)なつみさん 山北珠深(やまきた たまみ)さん 木村正明(きむら まさあき)さん 三重を舞台に描く夢 宮アさん作(道具彫) 山北さん作(引き彫り) 私も栞(しおり)を彫ってみました。 木村さん作(突彫) ●「知事が行く ! 突撃取材 !」のインタビュー詳細版はホームページで。 県政だより みえ 検索 ● 取材のようすは三重テレビ「県政チャンネル 〜輝け ! 三重人(みえびと)〜」で 4月8日(金)22時15分から放送します。 ●三重テレビで放映した、取材のようす(動画)を4月9日(土)よりユーチューブでも配信。 問い合わせ先 戦略企画部 広聴広報課 TEL 059・224・2788 FAX 059・224・2032 メール koho@pref.mie.jp イベントガイド 企画展「招き猫亭コレクション 猫まみれ」 謎のコレクター「招き猫亭」が約40年かけて収集した、浮世絵から 現代アートまでの猫にまつわる作品が大集合。子どもから大人まで、 猫とアートを愛するすべての人にご覧いただきたい展覧会です。 高橋弘明〈ジャパニーズ・ボブテイル〉1924年 紙・木版 場所 県立美術館(津市大谷町11) 期間 4月23日(土)〜6月26日(日) 料金 一般1,000円、学生800円、高校生以下無料 問い合わせ先 県立美術館 TEL 059・227・2100 三重県立美術館 検索 お知らせ 県営住宅の入居者募集  県営住宅4月定期募集を行います。募集する住戸や申込方法等に ついてはホームページをご覧いただくかお問い合わせください。 募集期間 4月1日(金)〜4月30日(土) 申込・問い合わせ先 【北勢ブロック】  鈴鹿亀山不動産事業協同組合  TEL 059・373・6802 【中勢伊賀ブロック】  伊賀南部不動産事業協同組合  TEL 059・221・6171 【南勢・東紀州ブロック】  三重県南勢地区管理事業共同体 TEL 059・222・6400 ※ 定期募集は4月・7月・10月・1月に行います。 e-すまい三重 検索 その他のイベント・お知らせはデータ放送で ! データ放送が新しくなりました ! 「県政だより みえ 暮らしの便利帳」 三重テレビ第1チャンネル(7ch)でご覧いただけます。 操作は簡単2ステップ! 1 三重テレビ(地デジ7ch)視聴中に(d)ボタンを押す 2 リモコンの▲▼ボタンで「暮らしの便利帳」を選び、決定ボタンを押す 相談窓口やイベント案内、お知らせ、プレゼント、ゲームなどコンテンツ充実! 県ホームページでも「県政だより みえ」「声の三重県だより」を配信しています。 県政だより みえ 検索 【県のテレビ番組】 〜三重テレビ(地デジ7ch)〜 ◆「県政チャンネル〜輝け ! 三重人(みえびと)〜」 金曜日22時15分〜〈第5週は放送なし〉 県の取り組みを紹介する「現場に聞こう」や「知事突撃取材」などを放送。 ユーチューブでも配信します。 三重県インターネット放送局 検索 【県のラジオ番組】 FM三重 ◆三重県からのおしらせ 月〜金 7時43分〜 金 18時25分〜 ◆こんにちは三重県です 火 18時22分〜 東海ラジオ ◆こんにちは三重県です 木 15時00分〜 ◆三重県の窓 金 6時36分〜 CBCラジオ ◆ 三重県の窓 土 10時51分〜 編集・発行/三重県広聴広報課 「県政だより みえ」に関するご意見・ご感想をお寄せください。 点字版・音声版をご希望の方は、お問い合わせください。  〒 514-8570(住所不要) 三重県広聴広報課  TEL 059・224・2788 FAX 059・224・2032  メール koho@pref.mie.jp 県庁電話案内(各課ご案内)TEL 059・224・3070 三重県の人口・世帯数 人口/1,813,335人(男性:882,102人 女性:931,233人) 世帯数/719,276世帯 平成28年2月1日現在   「県政だより みえ」の発行経費の一部に充てるため企業広告を 掲載していますが、内容に関する一切の責任は広告主に帰属する ものです。なお、掲載については、広告掲載業務の委託先である 株式会社ホープ(TEL 092・716・1404)までお問い合わせくださ い。 広告 セキスイ製ポータブルトイレ無償交換のお知らせ 事故防止のために対象商品を回収し、代替品と交換致します。 対象製品 確認方法 すき間が 約10cmあり転倒時、すき間に頸部をはさむおそれがあります 背もたれ ひじ掛け 横から見た図 すき間 (約10 cm) フタ 立体図 お問合せ 積水化学工業株式会社 ポータブルトイレ回収窓口 [受付時間] 9:00〜19:00 ※土・日・祝日・年末年始を除く SEKISUI【製造・販売元】 積水ライフテック(株) ※お客様からご提供いただきました住所、氏名、電話番号などの 個人情報は本件の対応以外には使用いたしません。 フリーダイヤル 0120-011-578(無料) FAX 0120-231-756(無料) 所在地 〒105-8450 東京都港区虎ノ門 2-3-17 E-mail products_i@sekisui.com ※FAXやE-mail の場合は 住所・氏名・電話番号を 記入してください。 「県政だより みえ」は、新聞折り込みのほか、県および市町施設、 スーパー、コンビニ、金融機関、郵便局などでも入手できます。 詳しくはお問い合わせください。