みえ県議会だより176
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三重県議会詳細は https://www.pref.mie.lg.jp/KENGIKAI/をご覧ください。3申し合わせにより決められた議員の代表質問・一般質問の一部を掲載しています。 県は「第2期三重県まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、⑥Society5・0やSDGsの視点も取り入れながら、人口の自然減や社会減対策について、さまざまな施策に一体的に取り組み、地方創生を進めるとしています。地方創生には、まず、自分たちの課題を知り、地域を知り、若者の思いや考えを知ることが重要と考えますが、知事の考えをお聞かせください。 若者の考えを知る観点も重要と考えており、重視する政策等について高校生と大学生に意識調査も実施しています。今後、⑦5Gをはじめとする飛躍的な技術革新が進み、人々の暮らしが大きく変わる可能性もあります。そのような動きも的確にとらえ、地方創生を日本創生につなげていくよう強い決意と覚悟で臨んでいきます。その他の質問事項○国際交流(友好・姉妹提携)国・地域とのネットワークの維持強化について○産業の振興について ほか 令和4年4月から、成年年齢は20歳から18歳に引き下げられます。未成年が親の同意なく契約を行っても、未成年取消権で親はその契約を取り消すことができますが、成年は親の同意無くさまざまな契約ができることから、消費者トラブルの発生が懸念されます。学習指導要領には消費者教育を適切に実施するとありますが、高等学校での取り組みについて教えてください。 成年年齢が18歳に引き下げられることをふまえ、高校では、特に契約の重要性や消費者保護の仕組みについて丁寧に指導を行っています。令和2年度以降の入学生は在学中に成年年齢に達するため、1・2年生のうちに、さまざまな具体事例を取り上げた、より実践的な学習を充実させていきます。その他の質問事項○中山間地域農業の振興について○伊賀地域医療構想について ほか 全国の自治体では、民間人材を副業や兼業として採用する動きが出てきています。本県においてスマート改革を強力に進めていくため、総務部の「スマート改革推進課」と雇用経済部の「創業支援・ⅠCT推進課」の統括的な立場として、民間人材を活用し、最高デジタル責任者CDOを設置してはどうかと考えますが、県の考えをお聞かせください。 令和2年度は、スマート改革に取り組む職場に対して、実行時の助言や実施後の効果測定・分析等について、外部の知見等を活用し必要なアドバイスを受けるための予算を計上することで、CDO的な機能を確保しています。今後は、こうした取り組みの結果等をふまえ、外部の知見等の活用について引き続き研究していきます。その他の質問事項○④SDGsにおける都道府県の役割について○児童相談所でのAI技術を活用した児童虐待対応についてほか 大杉谷峡谷の豊かな自然の魅力を発信するためには、自然環境の情報展示や、体験学習、調査研究等ができるビジターセンターが必要と考えますが、大杉谷が所属する吉野熊野国立公園内には、大杉谷を主とするビジターセンターは設置されていません。大杉谷の観光振興の柱としてビジターセンターを設置することが有効と考えますが、県の考えをお聞かせください。 ビジターセンターは、公園利用者の自然・歴史・文化への理解の促進や魅力発信に有効と考えており、大杉谷地区へのビジターセンター設置に向けては、環境省、大台町、三重県の三者で昨年6月から協議を始め、課題等を整理しているところです。引き続き、国立公園を所管する環境省に対して国直轄によるビジターセンターの設置を要望していきます。その他の質問事項○三重県食を担う農業及び農村の活性化に関する基本計画の改定と施策推進○地方創生取組とスーパーシティ構想 ほか 三重県は医師少数県であり、東紀州医療圏は医師少数区域です。医師不足や偏在解消に向け、地域の若手医師のキャリア形成支援のために、ICTを利用した遠隔カンファレンス(テレビ会議)の実施が望まれます。また、日常の通院の困難さから在宅医療に移行するときなどに、患者と医療機関、医師と医師の間で積極的にICTを活用すれば患者の利便性も向上します。県の考えをお聞かせください。答 令和2年度は、ICTを活用した医療機関のシステム整備への支援を計画しています。例えばWEB会議により地域の病院に派遣されている若手医師が大学病院等のカンファレンスに参加したり、大学病院が東紀州地域の病院の画像診断を支援したりするなど、若手医師のキャリア支援や救急医療の充実に取り組んでいきます。その他の質問事項○スペイン・バスク自治州と三重県との交流について○重要港湾尾鷲港の港湾計画について ほか 県立水産高校の実習船「しろちどり」は、平成30年6月に浸水事故が発生するなど、その老朽化は、実習の履修にも深刻な影響を及ぼしています。未来の海運業で活躍する子どもたちの尊い命を守るためにも、実習船「しろちどり」については、代船建造に向けた検討を進めるべきだと思いますが、県の考えをお聞かせください。 「しろちどり」での航海実習は、水産教育の実践的な学びの場となり、仲間との協調性を身につける貴重な機会です。今後の水産高校の教育は、県内水産業の動向をふまえながら、子どもたちの学習ニーズ等に応えられるよう考えていく必要があり、実習船の今後については、このような状況を鑑み、検討していきます。その他の質問事項○公契約条例に関わっての「三重県建設産業活性化プラン」について○「とこわかMIEスタートアップエコシステム」の具体の取組等について ほか 雲出川支川の赤川では、豪雨等による浸水被害が頻発し、地元住民はもとより、周辺道路を利用する方々にも被害が生じています。県管理河川赤川は、国管理河川雲出川の支川であることから雲出川を管理する国・県が調整を行い、豪雨等の際の②バックウォーター対策として一体的な整備を進めていただいているところですが、整備の現状と今後の対策についてお聞かせください。答 赤川の河川整備は、雲出川の堤防整備と一体となって実施する必要があります。また、現在は国において雲出川の河道掘削工事で発生する残土を活用して堤防をかさ上げする準備工を実施しているところです。県としては、早期に赤川の河川整備が進められるよう、国と十分に連携・調整を行っていきます。その他の質問事項○道路・河川の雑木や草刈りの維持管理状況について○国家「君が代」の指導状況について ほか③ⅠCTを生かした医師のキャリア支援や救急医療の充実を東   豊 議員(草そう莽もう/ 尾鷲市・北牟婁郡選出)問▲一般質問(東  豊 議員)県立水産高校の実習船「しろちどり」の代船建造に向けた検討について喜田 健児 議員(新政みえ/ 松阪市選出)問答▲一般質問(喜田健児 議員)雲出川支川赤川の浸水対策の状況について野口  正 議員(自由民主党県議団/ 松阪市選出)問▲一般質問(野口 正 議員)大杉谷ビジターセンターの設置について西場 信行 議員(自民党/ 多気郡選出)問▲一般質問(西場信行 議員)民間人材の登用について稲垣 昭義 議員(新政みえ/ 四日市市選出)問▲一般質問(稲垣昭義 議員)成年年齢引下げを見据えた消費者教育について木津 直樹 議員(自由民主党県議団/ 伊賀市選出)問▲一般質問(木津直樹 議員)▲一般質問(濱井初男 議員)⑤地方創生の実現に向けて濱井 初男 議員(新政みえ/ 多気郡選出)問答答答成年答県立水産高校の実習船「しろちどり」大杉谷登山歩道雲出川支川赤川一級河川 赤川一級河川 中村川一級河川 雲出川写真提供:国土交通省

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