みえ県議会だより180
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2代 表 質 問         一 般 質 問文中の傍線部分については、4ページに用語解説を掲載しています。人にやさしい道路空間の有効活用について青木 謙順 議員(自由民主党県議団/ 津市選出)高齢者が生き生き元気に暮らせる対策について中瀬 信之 議員(新政みえ/ 度会郡選出)問 新型コロナウイルス感染症の影響は外食産業などで顕著に現れており、農林水産業にも及んでいます。イセエビやトロさわらなど秋から冬に旬を迎える三重県の食材は多く、新型コロナウイルスの感染が再び拡大して外食産業が営業自粛等になるようなことがあれば、農林水産業に大きな打撃を与えることになります。そこで、外食等の需要減退への対応として、これまでに実施した取り組みの成果と秋以降に実施する新たな取り組みについてお聞かせください。 県はこれまで、県産食材の消費拡大を図るため、販売促進活動や新商品開発など、関係者と連携したさまざまな取り組みを行ってきましたが、生産者の間には感染拡大の再発による外食需要減退等への懸念があります。このため、旬の県産食材や高級食材の消費拡大、地産地消の定着を図る「『みえの旬が一番』食べてお得なキャンペーン事業」を展開するなど、今後も関係機関と連携し、三重が誇る自慢の農林水産物の持続可能な消費拡大に取り組んでいきます。その他の質問事項○太平洋・島サミットについて○コロナ禍の漁協支援について ほか コロナ禍の中、多くの高齢者が極端に外出を控えるようになりました。活動的な生活や社会参加の機会を失うと、体が衰え、介護が必要になる時期を早める恐れがあるほか、認知症につながることも心配されます。また、病院へ行く機会も減っているため、病気が重症化することも危惧されます。そこで、高齢者が孤立・孤独化している現状への県の認識と対策をお聞かせください。 県としても、高齢者の閉じこもりの増加や認知症への影響などを懸念しており、高齢者の生活支援サービスの充実を図る市町の取り組みへの支援や、さまざまな認知症施策を継続して実施しています。今後も高齢者が健康で生きがいを持って生活できるよう市町と連携し、しっかりと支援していきます。その他の質問事項○災害対策について○三重とこわか国体・三重とこわか大会の開催について ほか答▲一般質問(中瀬信之 議員)電気事業会計減資繰り入れについて三谷 哲央 議員(新政みえ/ 桑名市・桑名郡選出)問 今回の9月定例月会議において、知事より、企業庁電気事業会計の資本金の額の減少から生じる資金58億円を、コロナ禍に打ち克つ勇気と希望を与えてくれる三重とこわか国体・大会の開催費用に活用したいという説明がありました。しかし、117億円といわれている国体関係費用のうち、県の積立金は18・6億円でした。コロナ禍であろうとなかろうと電気事業会計の減資分は大会開催費用に充てる予定だったと思いますが、いかがですか。 平成30年11月定例月会議でも、企業庁が水力発電事業を譲渡したことで生じた差額金を活用し、両大会の成功に向けて万全の準備に取り組む旨の説明を行っております。県民の皆さんとオール三重で開催準備に取り組み、両大会の成功に向けて電気事業会計の資本金額の減少から生じる資金の全額を、両大会の開催費用等に活用させていただきたいことをお願いしている点で、両方の説明に食い違いはありません。その他の質問事項○知事の政治姿勢について○令和3年度三重県経営方針(案)について ほか▲代表質問(三谷哲央 議員)誰一人取り残さないひきこもり支援を津田 健児 議員(自由民主党県議団/ 四日市市選出)問 私は、誰にも知られることなく行政サービスの間で苦しんでいる人がいることを意識して、ひきこもり支援が行われるよう、三重県地域福祉支援計画等の策定の際、「誰一人取り残さない」という文言を加えるようお願いをしてきました。誰一人取り残さないひきこもり支援を行うには、「ひきこもりの実態調査の実施」、「ひきこもりに特化した推進計画の策定」、「推進体制の整備」が必要だと思いますが、知事の考えをお聞かせください。  県は昨年度、三重県地域福祉支援計画を策定し、側面的支援と専門的支援の両輪でひきこもり支援を行っていますが、コロナ禍において支援の更なる強化が必要と考え、令和3年度にひきこもりに特化した新たな推進計画を策定します。また、ひきこもりの実態調査を行うとともに推進体制についても検討し、従来の県のスタンスを一歩も二歩も前に進める覚悟で取り組んでいきます。その他の質問事項○知事の政治姿勢について○三重県広域緑地計画について ほか▲代表質問(津田健児 議員)農林水産物の消費拡大について野村 保夫 議員(自民党/鳥羽市選出)問▲代表質問(野村保夫 議員)問 これからのウィズコロナと言われる社会で、「大都市一極集中」から「分散型の都市構造」へと変革していくには、地方都市の主要駅周辺を「人々が笑顔で行きかう、利便性に富み、人に優しい空間」として整備することが重要で、地域活性化に繋がるものと考えます。駅周辺空間の整備、特に今後検討が進められる津駅周辺の整備について、知事の考えや思いをお聞かせください。答 駅周辺整備は、魅力ある地域づくりや地方創生を進めるうえで重要であり、積極的に支援していきたいと考えています。津駅周辺は、県都津の玄関口であり、地域が持つポテンシャルを発掘していくことで、地域が発展し、賑わいを創り出し、人にやさしい道路空間を創出できるものと大いに期待しています。その他の質問事項○農林業の振興について○地域における「①重層的支援体制の整備」について▲一般質問(青木謙順 議員)国土強靱化対策について谷川 孝栄 議員(草そう莽もう/ 熊野市・南牟婁郡選出)問 国土強靱化対策を論じる上で、道路は、防災・減災という観点からもまさしく背骨となる部分です。特に高速道路や高速道路と市街地・観光地を結ぶアクセス道路は、災害時に避難路に、また、場合によっては避難場所にもなり、救命活動や復旧活動を支えるという意味においても、早急に整備を進めていかなくてはならないと考えます。国土強靱化対策としての道路整備について、県の考えをお聞かせください。 国土強靱化に資する道路整備については、頻発化・激甚化する災害から復旧・復興するため、橋梁耐震対策や法面対策等の局所対策とともに、発災直後から救急車両等の通行を確保できる強靱で信頼性の高い道路ネットワークの構築が急務です。このため、県としましては、「命の道」である紀勢線をはじめ、高速道路の早期実現、そしてそれらの幹線道路ネットワークと市街地・観光地等の主要拠点を結ぶアクセス道路の整備を加速していきます。その他の質問事項○不妊に悩む方への支援について○乳がんの早期発見と不安の解消について ほか▲代表質問(谷川孝栄 議員)答答答答三重とこわか国体・三重とこわか大会マスコットキャラクターとこまるイセエビ答志島トロさわら

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