みえ県議会だより187
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2代 表 質 問文中の傍線部分については、3ページに用語解説を掲載しています。         一 般 質 問南北地域格差について中瀬 信之 議員(新政みえ/ 度会郡選出)都市計画について小林 正人 議員(自由民主党/ 鈴鹿市選出)元気な伊賀地域の実現に向けて稲森 稔尚 議員(草の根運動いが/ 伊賀市選出)問新型コロナウイルス感染症対策について舟橋 裕幸 議員(新政みえ/ 津市選出)問 新型コロナウイルス感染症の第5波も収束に向かい、9月末に緊急事態宣言は終了しましたが、第6波は必ず来ると言われています。そこで大切なのが「保健所の充実」、「検査体制の充実」、「療養体制の充実」、「医療体制の充実」、そして「将来に対する備え」だと考えます。 感染症の大発生に備えるため、自然災害対策と同様に、感染拡大を見据えた「感染症タイムライン」の構築が必要だと思いますが、知事の考えをお聞かせください。 新型コロナウイルス感染症については、国の指標に準じたモニタリング指標を作成して対策を実施しているところです。 今後は、新たに「①感染拡大防止アラート」を発出し、感染状況に応じて迅速に対応できる仕組みを検討します。なお、今後予想される第6波に備え、これまでの対策を検証し、感染拡大のフェーズを意識しながら、今後の対策を大綱として取りまとめたいと考えています。その他の質問事項○知事の政治姿勢について○三重とこわか国体・とこわか大会について ほか▲代表質問(舟橋裕幸 議員)北朝鮮拉致問題解決促進!中森 博文 議員(自由民主党/ 名張市選出)問 北朝鮮による拉致問題は、わが国の国家主権と国民の生命・安全に関わる重大な問題です。家族を奪い、人生を奪い去った北朝鮮による拉致は絶対に許せません。本県でも40年前、当時32歳で行方不明となった桑名市の方が、北朝鮮による拉致の可能性が高いということで特定失踪者として認定されています。 被害者や家族の高齢化が進み、拉致問題の解決は急務となっています。北朝鮮拉致問題解決促進に向けた県の取り組みをお聞かせください。 国家の基本構成要件は国民・国土・主権の3つであり、その最も重要な構成要件である国民を近隣国家が拉致するということは決して許されるものではありません。 拉致問題は国家と国家の問題ですが、我が県における拉致の可能性を排除できない方について1日も早く解決を図ることが重要であることから、本年度は、政府との共催で、拉致問題の早期解決に向けた講演会を開催することとしています。その他の質問事項○岸田新内閣に期待するもの!○南冥の空と海におけるご英霊の追悼! ほか▲代表質問(中森博文 議員)リニア中央新幹線の早期実現に向けて長田 隆尚 議員(草そう莽もう/ 亀山市選出)問 10月7日、県と市町および経済団体等で構成される「リニア中央新幹線建設促進三重県期成同盟会」の臨時総会が開催され、亀山市からリニア中央新幹線の県内駅候補地案として3つのエリアで構成する「亀山東・南部地域」が提案されました。 来年度の同盟会総会において県内駅候補地が決議されることになると思いますが、今回の亀山市の案をそのまま採用するのか、絞り込んでいくのか、新たな案を作成するのかなど、駅候補地の決定方法についてお聞かせください。 亀山市から提案のあった候補地案については、交通工学、都市計画、交通・地域マネジメント、観光学関連などの分野の有識者に、県内各地から県内駅候補地までの交通アクセスの利便性、防災上の課題と対策、観光誘客への効果などを令和3年度末までに分析していただきます。 分析結果を基に、候補地それぞれのメリット・デメリットを整理し、市町および経済団体等と情報を共有しつつ意見交換を行い、同盟会に示す案を取りまとめる予定です。その他の質問事項○「ゼロエミッションみえ」プロジェクトの始動に向けて○盛土の総点検について▲代表質問(長田隆尚 議員)答答答 伊賀地域にしかない特色や個性を認められることなくして、多様で豊かな三重県の実現はあり得ません。中京圏と関西圏の結節点にある伊賀地域としては、「②関西圏営業戦略」をはじめ関西圏との連携した取り組みを強めていくことに期待します。知事の伊賀地域に対する思いと、関西戦略をどのように進めていくのか伺います。 伊賀地域は歴史・文化・食材など魅力ある地域資源が多くあり、三重県が関西圏の経済力を取り込みながら発展するために大変重要な地域です。関西圏では、令和7年の「大阪・関西万博」など、さまざまな国際イベントが予定されています。今後はコロナ収束後も見据えて、三重県への観光誘客など営業活動を活発化させていきます。その他の質問事項○伊賀市が県内最多のため池の防災・減災対策について○県立高校における定数内不合格及び中途退学の実態について ほか答▲一般質問(稲森稔尚 議員)問 県南部地域は第一次産業や観光産業が主要な産業ですが、他の地域と比べ人口減少率が高く、少子高齢化が著しいなど、多くの問題を抱えています。 南部地域の発展には、第一次産業の新しい展開や観光産業など第三次産業と合わせた普及が求められていると思いますが、知事のお考えをお聞かせください。答 南部地域には、多くの魅力あふれる農林水産物や、伊勢神宮、熊野古道といった人々を魅了する歴史や文化など多くの素晴らしい観光コンテンツがあります。こうした南部地域ならではの魅力を高めながら、雇用を生み出す好循環をつくることで地域の活性化へとつなげていきたいと考えています。その他の質問事項○危機管理体制の強化策について○県産木材の利用促進について  ほか問 今後、各基礎自治体が大規模自然災害の被害を低減するため、それぞれの③マスタープランの見直しを行っていくと思います。 そこで、県として、浸水予測区域等災害リスクが想定される区域から人口誘導を図るための市街化区域の見直しなど、全体の都市計画をどのように考えていくのか、お聞かせください。答 昨年度、県が改定した都市計画区域マスタープランでは、災害リスクが高い区域に土地利用検討区域を設定し、防災・減災の取り組みを促進することを定めました。 今後、各市町において、この区域内の再編が検討され、地域の実情に応じた被害低減施策が実施されます。県としては、このような取り組みが市町のマスタープランに的確に反映されるよう、積極的に働きかけていきます。その他の質問事項○④eスポーツと障がい者について○河川整備事業について ほか▲一般質問(中瀬信之 議員)▲一般質問(小林正人 議員)伊賀上野城第5波新型コロナウイルス感染症三重県における新規感染者数の推移イメージブルーリボン拉致被害者の救出を求める国民運動のシンボル

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