公開考古学講座(第1回)を開催しました
4月19日(土)、公開考古学講座「三重を掘る」(第1回)を開催し、45名の方に聴講いただきました。今回は、三重県埋蔵文化財センター職員の宮原佑治(みやはらゆうじ)が講師を務め、「北勢地方の縄文集落~小牧南遺跡の発掘調査から~」という演題で講演しました。
発掘調査では、縄文時代中期(約4,500年前)の掘立柱建物(ほったてばしらたてもの)が複数棟見つかり、お墓と考えられる埋設土器(まいせつどき)から勾玉(まがたま)が出土するなど、県内初となる貴重な発見がありました。このような成果を図や写真などの資料を使って解説しました。参加者は、講師の話を熱心に聞いて聴講され、いくつか質問も出されました。
講座終了後には、出土した勾玉(まがたま)をはじめ、石器や土器などを手に取って観察していただき、感じられた疑問や質問にも講師が答えました。
講座の様子 |
遺物を観察する参加者 |