紀伊山地の霊場と参詣道統一ロゴマーク      
三重県 地域振興部
東紀州活性化・地域特定プロジェクト
TEL:0597-23-3408 / FAX:0597-23-3422
e-mail:kodo@pref.mie.jp


募集要領

I 趣旨

 熊野古道は、紀伊半島南部にある熊野三山へ至る古い街道の総称で、「熊野街道」とも呼ばれています。
三重県熊野古道センター(仮称)(以下、熊野古道センターという。)は、世界遺産をめざす熊野古道の魅力を世界に向けて発信し、その保全・活用を図るとともに、世界遺産をめざす地域のわが国における東の玄関口として来訪者を迎え、三重県東紀州地域への集客交流を図るため三重県が整備する拠点施設です。熊野古道に関する情報発信機能、熊野古道及び熊野に関する研究・保存機能、熊野古道等に関わる人々の交流機能を整備します。
 熊野古道センターの建設地、尾鷲市は三重県南部、東紀州地域の中央に位置し、北は北牟婁郡海山町、南は熊野市、西は大台山系を境に奈良県に接し、東は太平洋(熊野灘)に臨んでいます。温暖多雨な気候と黒潮によって古くからその自然の恵みを受け、林業、漁業が栄えてきました。特に豊富な雨にはぐくまれた"尾鷲ヒノキ"は、鮮やかな赤みと強靱な良質の材木として全国的にもその名を知られています。
 上記のコンセプトにふさわしい木造を主体とした建築様式、景観、修景に配慮した施設整備を図るため、公募型のプロポーザルによる最も適した設計者を選定することとします。

II 一般事項

名称 三重県熊野古道センター(仮称)基本設計公募型プロポーザル(以下「プロポーザル」という。)
主催者 三重県(以下「県」という。)
競技方法 プロポーザルは、公募方式とし、2段階の審査方式とします。
性格  プロポーザルは、地域住民等が参加する協働プロジェクトパートナー会議等で検討した「三重県熊野古道センター(仮称)基本的な考え方」を基本に企画提案するものとし、参加者の熊野古道センターに関する考え方を通して評価することにより、設計候補者を選定するものです。
 なお、熊野古道センターの設計にあたっては、設計契約者の提案内容を変更することがあります。
事務局

〒514-8570 津市広明町13番地
三重県地域振興部東紀州活性化・地域特定プロジェクト
担当者 佐波(さなみ) 電 話 059-224-2193  Fax 059-224-2418
     (尾鷲市駐在)             
     内田       電 話 0597-23-3408  Fax 0597-23-3422
     E-mail kodo@pref.mie.jp

III プロポーザルの日程

  • 募集要領等の配布期間       平成15年10月 3日(金)〜10月16日(木)
  • 参加表明書の提出期間       平成15年10月 3日(金)〜10月16日(木)
  • 提案書の提出期限          平成15年11月14日(金)
  • 一次審査(尾鷲市内で開催予定) 平成15年11月29日(土)(予定)
  • 一次審査結果の通知          平成15年12月上旬
  • 二次審査(尾鷲市内で開催予定) 平成15年12月下旬
  • 二次審査結果の通知          平成16年1月上旬

IV 参加者の資格要件等

  1. プロポーザルに参加しようとする者は、次に掲げる要件をすべて満たす者とします。
    1. 地方自治法施行令(昭和22年政令第16号)第167条の4の規定に該当しない者であること。
    2. 建築士法(昭和25年法律第202号)第23条第1項又は第3項の規定による一級建築士事務所の登録を受けている者であること。
    3. 設計者に選定された場合、委託期限内に当該建築物の設計完了が可能な体制にあり、提案書提出時の総括責任者が当該建築物の設計を担当できること。
    4. 国(公社、公団及び独立行政法人を含みます。)、県又は他の地方公共団体から建設コンサルタント業務等に関し参加申込日において、指名停止を受けていないこと。
    5. 当該建築士事務所が、参加申込日において、会社更生法(昭和27年法律第172号)に基づく更生手続開始若しくは更生手続開始の申立がなされていないこと、又は、民事再生法(平成11年法律第225号)に基づく再生手続開始若しくは再生手続開始の申立てがなされていないこと。
  2. 参加協力者
    上記の条件を満たす参加者は、本業務に関して、専門分野(ただし総括責任者は除く)について協力者(協力事務所)を加えることができます。
  3. 参加不適格者
    次の者は参加できません。
    1. 審査委員
    2. 審査委員が自ら主宰し又は役員若しくは顧問として関係する営利法人その他の営利組織及び当該組織に所属する者

V 審査

  1. 審査委員会の組織
    設計候補者の推薦に係る審査は、次に掲げる委員により組織された審査委員会により実施します。(順不同、敬称略)
    委員長 内藤 廣 (東京大学大学院 教授)
    委員 石原 義剛 (海の博物館 館長)
    委員 小倉 肇 (三重県北牟婁郡紀伊長島町 教育長)
    委員 北山 恒 (横浜国立大学教授、architecture WORKSHOP主宰)
    委員 速水 亨 (速水林業 代表)
    委員 播  繁 (播設計室 代表取締役)
    委員 小林 一彦 (三重県総務局営繕チーム)
      
     
  2. 審査方法
    審査は2段階で実施します。
    1. 一次審査は、提案書の審査により審査委員会が入選者5者程度及び佳作者数者を選定します。
    2. 二次審査は、入選者に対して公開でのヒアリングを行い、基本的考え方及び業務の実施方針等を総合的に評価し選定します。
    3. 二次審査において、最優秀者1者、準最優秀者1者、優秀者3者を選定します。

  3. 報償
    二次審査の入選者には賞金を支払う予定です。

  4. 一次審査の内容
    別添の基本概要書を踏まえての課題に対する提案
    (課題については「参加表明書及び提案書作成要項」参照)
    1. 的確性  コンセプトに合致していること
    2. 独創性  オリジナリティがあること
    3. 実現性  技術面及び事業費面から実現が可能であること

  5. 二次審査の内容

    1. 提案(補充課題に対する提案を含む)の的確性、独創性、実現性
    2. 主要業務の実績、同種類似業務の実績
    3. 業務の組織体制及び実施方針

  6. 審査結果の発表

    1. 一次審査の結果については、平成15年12月上旬に参加者全員に通知するとともに、県庁玄関及び尾鷲庁舎玄関の掲示板に掲示するほか、県のホームページで公表します。
    2. 二次審査の結果については、平成16年1月上旬までに二次審査参加者全員に通知するとともに、県庁玄関及び尾鷲庁舎玄関の掲示板に掲示するほか、県のホームページで公表します。
      なお、一次、二次審査結果の電話等による結果の問い合わせには、一切応じません。
    3. 非選定理由の説明
      一次審査、二次審査参加者のうち、プロポーザルを選定されなかった者に対して、その理由を書面により通知します。

  7. 提案書の公開

    提出されたプロポーザルは県のホームページで公開することがあります。

VI 手続き等

  1. 参加表明
    1. 参加表明の方法
      プロポーザル参加希望者は、別添「参加表明書及び提案書作成要領(以下「作成要領」とする。)に従い、参加表明書を提出してください。
    2. 提出先及び方法
      1. 提出先 
        上記「II 一般事項」の5に記載する事務局
      2. 期間  
        平成15年10月3日(金)から平成15年10月16日(木)まで
        (土曜日、日曜日、祝日は除く。)の9時から17時まで
        郵送の場合は平成15年10月16日(木)17時までに必着のこと。
      3. 提出方法 
        持参又は郵送とします。郵送の場合は、封筒に「プロポーザル参加表明書在中」と朱書し、配達記録(簡易書留)郵便で提出してください。宅配便、電送による提出は受理できません。
      4. その他  
        郵送による提出の場合は、受理の確認用として、宛先を明記した封筒(長形4号 80円切手貼付)を併せて同封してください。
  2. 提案書
    1. 提案書の提出
      提案書は、別紙「参加表明書及び提案書作成要領」により作成してください。
    2. 提出先及び方法
      1. 提出先   
        上記「II 一般事項」の5に記載する事務局
      2. 期 間   
        平成15年10月17日(金)から平成15年11月14日(金)まで(土曜日、日曜日、祝日を除く。)の9時から17時まで
        郵送の場合は平成15年11月14日(金)17時までに必着のこと。
      3. 提出方法  
        持参又は郵送とします。郵送の場合は、封筒に「プロポーザル提案書在中」と朱書し、配達記録(簡易書留)郵便で提出してください。宅配便、電送による提出は受理できません。
      4. その他   
        一次審査結果通知用として、宛先を明記した封筒(長形4号 80円切手貼付)を併せて同封してください。 
        郵送による提出の場合は、受理の確認用として、宛先を明記した封筒(長形4号 80円切手貼付)を併せて同封してください。
  3. 質 疑
    1. 質問書の提出
      質問については、別紙「参加表明書及び提案書作成要領」【様式3】(PDF:5.72KB)により行ってください。
    2. 提出先及び方法
      1. 提出先   上記「II 一般事項」の5に記載する事務局
      2. 期 間   平成15年10月16日(木)17時まで
      3. 提出方法  持参、郵送、ファックス、電子メールとします。
               メールアドレス:kodo@pref.mie.jp
    3. 回 答 
      回答は、電子メール又はファックスにより平成15年10月23日(木)までに参加表明者全員に通知するとともに県のホームページに掲載します。
           URL http://www.pref.mie.jp/chiiki/boshu/kodo/
  4. 二次審査
    一次審査による入選者には平成15年12月下旬に公開でのヒアリングによる二次審査を実施します。
    時間、場所、留意事項は、二次審査参加要請書により通知します。

  5. 業務実施報方針書の提出
    二次審査参加者は、ヒアリング参加要請書と同時に送付する「業務実施方針書作成要領」に従い、業務実施報方針書を提出してください。なお、一次審査の結果、補充課題に対する提案の提出を求めることがあります。
  6. その他
     「参加表明書及び提案書作成要領」、提出様式等は、県のホームページからダウンロードができます。
    URL http://www.pref.mie.jp/chiiki/boshu/kodo/

VII 設計業務委託

  1. 契約の締結交渉
       プロポーザルを選定した設計候補者(最優秀者)と契約の交渉を行うこととします。

  2. 契約者の業務
    1. 業務名   
      三重県熊野古道センター(仮称)基本設計業務
    2. 業務内容  
      三重県熊野古道センター(仮称)整備に関する基本設計業務
    3. 契約書作成の要否  

    4. 履行期限  
      契約日の翌日から3ヶ月間を目途に協議して決定します。
    5. 契約金額  
      三重県の定める方法により算出して得た額を上限とします。
    6. 契約の方法  
      随意契約

  3. 受注資格の喪失
    契約者(協力を受ける他の者を含む)と製造業及び建設業の企業とが下記の項目に該当する場合、当該企業は本件業務に係るすべての工事の入札に参加し又は当該工事を請け負うことはできません。
    1. 契約者(法人の場合は代表者)の四親等以内の親族が経営する個人及び法人
    2. 契約者(法人の場合は当該法人)に50%を超える出資を行っている個人及び法人
    3. 契約者(法人の場合は当該法人)の職員、取締役等の職にあるが者が経営する個人及び法人
    4. 契約者(法人の場合は当該法人)が50%を超える出資を行っている個人及び法人

VIII 著作権、意匠及び提出書類の取扱

  1. 著作権及び意匠
     提出された提案書及び提出図書等に係る著作権は、元来第三者に帰属するものを除き、それぞれの提出者に帰属するものとします。
     なお、提案書等のなかで第三者の著作物を使用する場合は、著作権法に認められた場合を除き、当該第三者の承諾を得ること。第三者の著作物の使用に関する責は、使用した参加者にすべて帰属するものとします。

  2. 提出図書の使用及び取扱
    1. 県は、本プロポーザルに関する公表、展示及びその他県が必要と認める時に、提案書を無償で提案者に承諾なく使用できるものとします。この場合、提案者の氏名を明示します。
    2. 県は、設計者選定後、選定された設計者の提案書に拘束を受けないものとします。

IX 経費の負担

 提案書の作成に要した費用、旅費、その他このプロポーザルの参加に関し要した経費は、一次審査及び二次審査とも参加者の負担とします。

X その他

  1. 失 格
    下記の項目に該当する場合は、失格とします。
    1. 提出書類に虚偽の記載をしたもの。
    2. 提案書に提案者が判別できる暗号・記号などをはさんだもの。
    3. 参加表明書受理後、提出書類が期限内に提出されなかったもの。
    4. その他、「募集要領」「参加表明書及び提案書作成要領」及び「業務実施方針書で与えられた諸条件に違反するもの。
    5. 提案で、既に発表されたものと同一あるいは類似のものは審査委員の判断により、審査の対象から除外します。また、受賞発表後であっても、一定期間内に明らかに類似のものがあることが判明した場合は、受賞を取り消すことができるものとします。

  2. 建設用地説明会
    下記の日程で現地において建設用地説明会を開催します。
         第1回 10月15日(水)10時00分〜11時30分
         第2回 10月15日(水)13時30分〜15時00分
         第3回 10月16日(木)10時00分〜11時30分
         第4回 10月16日(木)13時30分〜15時00分
         開催場所 三重県尾鷲市大字向井字村島34番地の4(建設用地)
              (旧ホテルサンポート跡地入口付近)

  3. その他
    1. 提出書類は、設計候補者の選定を行う作業に必要な範囲において、複製を作成することがあります。
    2. 業務実施方針書に記載された総括責任者及び主任技術者は、特別の理由があると三重県知事が認めた場合を除き、変更することはできません。
    3. 提出された書類は返却しません。
    4. 手続きにおいて使用する言語及び通貨は、日本語及び日本国通貨とします。
お問合せ先
東紀州活性化・地域特定プロジェクト
担当者/佐波(さなみ) TEL/059-224-2193
担当者/内田 TEL/0597-23-3408
E-mail/kodo@pref.mie.jp