ひきこもりから、
私たちの未来を考えよう

ひきこもりから、私たちの未来を考えよう
現在位置:  
  1. ひきこもり支援ポータルサイト
  2.   >  ひきこもりとは

「ひきこもり」とは

皆さんは「ひきこもり」にどんなイメージをもっていますか?ひきこもっている人は、たまたま困難な状況にある人です。
多くの場合、困難な状況に精一杯対処しようとした結果、「心」と「体」のエネルギーが枯渇した状態と考えられます。
ひきこもることで自分を守り、エネルギーを少しずつ蓄えていくことが必要といえます。
「ひきこもり」という病気があるわけではありません。ひきこもりは特別なものではなく、誰にでも起こりうるものです。

※「三重県ひきこもり支援推進計画」における“ひきこもり”の定義
①学校や仕事等の社会活動に参加せず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、原則6か月以上にわたって自宅にとどまり続けている状態の方。
②学校や仕事等の社会活動に参加せず、かつ家庭以外の人との交流はないが、時々買い物や趣味の用事など他者と交わらない形で外出することがある方。

ひきこもりの現状

国の調査

内閣府が令和5年3月31日に発表した「こども・若者の意識と生活に関する調査」結果によると、自宅にいる15~64歳のひきこもり状態の人は、全国で約146万人(国民のおよそ50人に1人)と推計されています。
この調査結果を基に、三重県におけるひきこもり状態の人を単純計算すると、約2万人と推計されます。
<国の調査結果(令和4年度)>
全国 約146万人 → 三重県 約2万人(単純推計)
どの年齢層にも、どんな立場の方にもみられるものであり、ひきこもるきっかけもさまざまです。

民生委員・児童委員へのアンケート調査

令和3年度に三重県内全ての民生委員・児童委員を対象にアンケート調査を実施したところ、民生委員・児童委員が把握しているひきこもり状態にある方の人数は1,270人でした。
アンケート回収率:92.4%(3,777人/4,088人)

<調査結果概要>
●民生委員・児童委員が把握しているひきこもり状態にある方 1,270人
●男女別では、男性(70.9%)の割合が女性(20.9%)より高い。
●年齢別では40代(23.4%)が最も多く、40歳以上の中高年層が15~39歳の若年層を上回る。
●ひきこもり状態になってからの期間は、10~20年未満(19.1%)が最も多く、5年以上が4割(42.6%)を占める。
●ひきこもり状態になった経緯・きっかけは、就労関係(人間関係がうまくいかないなど)が約2割(22.6%)、不登校が約1割(10.8%)を占める。

民生委員・児童委員へのアンケート調査結果の詳細はこちらをご覧ください。