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三重県議会 > 2025年三重県議会の活動ベスト10選定結果

2025年「あなたが選ぶ!三重県議会の活動ベスト10」選定結果

1 内容

三重県議会では、県議会の活動内容を広く発信して県民の皆さんに県議会への関心を持っていただけるよう、毎年、年末に「あなたが選ぶ!三重県議会の活動ベスト10」を選定しています。

2 「あなたが選ぶ!三重県議会の活動ベスト10」

この度、県民の皆さまからの投票結果等を参考に、2025年「あなたが選ぶ!三重県議会の活動ベスト10」を次のとおり選定しました。投票にご協力いただき、ありがとうございました。

それぞれの候補の詳細な内容はこちらからもご覧いただけます。(以下の内容と同じものです)(PDFファイル:1,048KB)

【開かれた議会運営の実現】

(1)県民の皆さんの想いを国や知事等へ
  《請願15件を受け付け》(注)2025年1月~10月末に受け付けた件数です

 県民の皆さんの想いがこめられた請願15件の趣旨をしっかりと受け止め、所管の常任委員会で審査しています。
 所管の常任委員会での審査結果を踏まえ、本会議で採択された請願のうち、県政に関するものについては、その実現に向け、どのように取り組んだのか知事に対し報告を求め、国政に関するものについては、衆参両議院議長や内閣総理大臣に対して意見書を提出するとともに、県選出国会議員に協力を要請しています。

請願の流れ

 

(2)次代を担う児童・生徒に主権者教育を実施
  《みえ県議会出前講座で8校を訪問》

 未来の有権者である子どもたちに、主権者教育の一環として、議会の仕組みや役割を伝える授業を行っています。
 1月の県立紀南高校(当時。現:県立熊野青藍高校 紀南校舎)を皮切りに、10月までに小学校や高校 計8校で実施しました。
 児童からは「県議会のことを詳しく知ることができたのと同時に、政治に興味を持つことができました」や「私が18歳になったら積極的に選挙に行きたいと思いました」等の感想をいただきました。

出前講座の様子
(四日市市立浜田小学校)

 

(3) 高校生からの提案に対する、議会での議論をフィードバック
  《みえ高校生県議会フィードバック実施》

 昨年8月に開催した「みえ高校生県議会」で高校生からいただいた提案等について、行政部門別常任委員会での議論の結果を議員から高校生に報告するとともに、高校生からその後の取組状況について聴き取りを行い、相互にフィードバックを行う仕組みを新たに構築しました。
 高校生からは、「自分たちの提案が県の事業として形になっていくとは思っていなかった、とても嬉しい」や「言ってみる・やってみることで変えていくことができるという実感を持った」などの感想をいただきました。

フィードバックの様子
(県立津高校)

 

(4)県民の皆さんの多様な意見を議論に反映
  《みえ現場de県議会を2回開催》

 県政の重要課題等をテーマに県内各地で県民の皆さんと意見交換を行う「みえ現場de県議会」。
 2月には「SDGsにも貢献する森林・林業」をテーマに、熊野市で林業や木材利用の関係者の方々と意見交換を行いました。
 また、10月には「若者とこれからの地域づくり~防災・減災~」をテーマに、四日市市や石川県で地域防災・被災地支援活動に参加している、四日市大学・四日市看護医療大学の学生や、地域防災活動を支援する関係団体の方々と意見交換を行いました。
 いただいたさまざまなご意見を踏まえ、県議会での議論を深め、施策や予算に反映できるよう取り組んでいます。

みえ現場de県議会の様子
(熊野市)
 

【住民本位の政策決定と政策監視・評価の推進】

(5)物価高騰や米国の関税措置による影響に対応するための予算を決定
  《補正予算の議決》

 エネルギーや食料品等の物価高騰の影響を受けている生活者や医療・介護事業所、農畜水産業、中小企業等の事業者に対する支援を進めるため、補正予算を速やかに議決しました。
 また、米国の関税措置による影響が懸念される中小企業、農水産業者等を支援するための補正予算を速やかに議決しました。
 具体的には、物価高騰対策として、生活者や事業者等に対してLPガス料金高騰分の一部を支援するための予算などについて、米国の関税措置対策として、中小企業・小規模企業、農水産業者に対して資金繰り支援を行うための予算などについて決定しました。

物価高騰等に対する支援のための補正予算

 

(6)県民生活の向上等に向け、今後の県政運営に関する意見を知事に申し入れ
  《令和6年度の政策を評価し、議会の意見を表明》

 予算決算常任委員会および各行政部門別常任委員会では、関係部局が令和6年度に取り組んだ成果や課題、今後の取組方向をとりまとめた「令和7年版県政レポート(案)」について詳細に調査・議論しました。
 これらを踏まえ、8月8日、予算決算常任委員長をはじめ各委員長が、知事に対して、県内産業の持続的な発展に向けた取り組みや、メリハリのある予算編成を含む財政運営を求めるとともに、各施策に対する意見を述べ、令和8年度の行政展開方針や当初予算編成に反映させるよう申し入れました。

知事への申し入れ

     

(7)学校における児童生徒の盗撮被害防止対策の徹底、教職員の不祥事の根絶に向けて強く意見
  《他県での教員による児童盗撮事案を受けての教育警察常任委員会の動き》

 女子児童を盗撮し、SNSのグループチャットで動画や画像を共有したとして、名古屋市および横浜市の小学校教員が、性的姿態撮影処罰法違反容疑で逮捕される事案が発生しました。これを受けて、議会では8月5日に臨時で教育警察常任委員会を開催し、本事案を踏まえた対応について議論を行いました。
 議論の結果、①学校における児童生徒の盗撮被害防止対策の環境整備等に向け、必要な予算をしっかり確保すること、②本県教職員の不祥事を根絶し、児童生徒、保護者および地域の方々に信頼される教職員であり続けることの2点を、9月25日の本会議の委員長報告で強く求めました。

 
委員長報告の様子

 

(8)物価高騰及び賃金上昇に対応するための医療機関等への経営支援及び診療報酬の改定を求める意見書案を全会一致で可決
  《県議会の意見書を国へ提出》

 9月定例月会議において、「物価高騰及び賃金上昇に対応するための医療機関等への経営支援及び診療報酬の改定を求める意見書案」を全会一致で可決し、国関係機関等へ提出しました。
 物価高騰および賃金上昇の影響により、医療機関等の経営状況が非常に厳しい状況にあり、看護職員の賃上げが他産業並みには及ばない状況にあります。そのため、この意見書では、医療機関等の経営支援策や診療報酬の十分な引上げなどを国に求めました。

県議会の意見を国へ
 

 

【独自の政策提言と政策立案の強化】

(9)「海」の課題解決に向けて分野横断的な議論・独自の政策提言へ
  《豊かで美しい三重の海づくり調査特別委員会を設置》

 三重県にとっての「海」は、水産業や県民の暮らしにとって、非常に重要なものですが、近年、海を取り巻く環境は年々厳しさを増しており、全国豊かな海づくり大会の開催も契機として、豊かで美しい海への取り組みを推進するため、今年度、新たに特別委員会を設置しました。
 委員会では、生き物が暮らす観点での海洋環境保全、海を育む人材の確保、海域の利活用等、漁業関係者、国、学識経験者等も交えて幅広い観点から分野横断的に議論を進めており、豊かで美しい三重の海が次世代へ引き継がれていくことを目指して、現状や課題の整理を行い、政策提言等につなげられるよう委員会活動を行っています。

委員会での調査の様子

 

(10)「安心して働ける職場づくりのヒント」を学び、働き方改革や人材確保の取り組みの議論へ
  《議員勉強会を開催》

 世界においても例をみないスピードで少子・高齢化が進む中、中小企業を中心として広い業種で人材不足が課題となっています。県ではこれまで働き方改革に係る取り組みの周知や取組支援を行ってきましたが、引き続き取り組みを行う必要があります。
 議会としても、改めて人材確保に必要な取り組みや働き方改革について学び、議論に生かしていく必要があるため、10月9日、「安心して働ける職場づくりのヒント」をテーマに、議員勉強会を開催しました。
 勉強会では、津市内で社会保険労務士として実務に携わる講師から、働き方改革関連法などに係る知見と、それらを踏まえた、人材確保に必要な視点について解説いただき、今後の働き方改革のあり方について理解を深めました。

 
議員勉強会の様子
 
  
 
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