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平成27年第2回定例会11月定例月会議 陳1

受付番号・件名 陳1 朝明川整備計画の促進
   住宅地を遊水地にする洪水対策の早期解決の要望について
受付年月日 平成27年10月14日
提出された
定例月会議
平成27年第2回定例会11月定例月会議
所管委員会 防災県土整備企業常任委員会
項目

要旨
 防災マップは、平津町公民館が緊急の避難所である。この理由と原因について。
① 理由・平津地区は朝明川下流域の堤防を守る遊水地になっている。
② 原因・洪水流量を制限するため千代田橋で川を狭め、住宅地に洪水を一時的に貯留して下流域の堤防を守る遊水地になっている。
③ 結果・中村町は水深5m、平津町、山分町、の住宅地は水深1mこの問題解決の要望である。
 
理由
1.平津地区は、豪雨が降っても住宅地が浸水しない地形である。
① 北は朝明川の堤防道路(八風街道)、南は平津団地と朝明中学校、西は八幡神社と東名阪道、三方が高台である。住宅地の中に川幅2mの羽津用水路は、東名阪道西の神明水門を閉めると排水路になるため、豪雨が降っても住宅地が浸水しない地形である。
② 平津地区は、朝明川の遊水地が原因の水害と考えている。

2.東名阪道と千代田橋で川を狭くする“理由”
① 防災マップでは、松寺地内で朝明川堤防250mが急傾斜地危険区域に指定されている。
② 朝明川下流域は住宅地より川床が高い天井川になっている。
③ 上記の問題で堤防が決壊すれば、市街地が土砂に埋まる大災害になる。
④ 千代田橋で洪水流量の制限は、下流域の市街地を守る洪水対策と考えている。

3.平津地区に洪水が流れる“原因”
① 東名阪道上流に川幅6mの中村川が合流、朝明川は上流に対し下流の堤防が10mも川の中に出ている。この河川構造は洪水を堰止めるコンクリートの構築物と考えている。
② 長さ80mの千代田橋は右岸(平津側)の堤防が川の真ん中まで押し出し狭い川幅である。
③ 三重県の資料では、東名阪道は概ね10年に一回生じる洪水を堤防満杯で流すことが困難な状況にあると説明している。
④ 洪水の時、東名阪道上流の朝明川右岸堤防は約1mの冠水、中村地区は水深5m、朝明川から200m離れた三岐鉄道沿いから平津地区に洪水が流れ込むため、誰も気づかない盲点になっている。
⑤ 平津川樋門は朝明川の逆流防止ではない。遊水地の強化対策と考えている。
⑥ 平津の水害の原因は千代田橋で川を狭め、洪水流量を制限しているためである。

4.過去の水害と三岐鉄道は田んぼの中に鉄橋“結果”
① 昭和13年(1938年)洪水は、朝明川沿いの家が流され、小学校西で2戸の住宅が壊れ、多くの住宅が浸水被害を受けた。平津地内の三岐鉄橋は大きい穴が開く洪水が流れた。
② 昭和49年(1974年)洪水は七夕豪雨があった年である。住宅の浸水被害、稲の高さ1mが完全に冠水、自動車を押し流す水が流れた。当日の洪水写真が証明である。
③ 三岐鉄道は昭和6年開業。設計者は平津地区に洪水から線路を守るため、田ンボの中に3.5mと5mの鉄橋を架けている。
昭和13年洪水は鉄橋の下に池ができ、魚が集まり子供は釣りをして遊んだ。

5.遊水地について
① 洪水の時、一時的に水を貯留する空地。川沿いの沼地・平地などを利用する。
近年は校庭や団地の空地を利用することがある。(広辞苑)
② 遊水地は河川を守る安全弁であり、ボイラーの安全弁と同じ、無くてはならない重要な設備と考えている。
少ない経費で大きい効果が期待できる遊水地は、河川が出来た時からと考えている。
③ 平津地区は市街化区域である。固定資産税は田ンボが宅地並に課税され、集合住宅が10カ所に建ち、下水工事が始まり都市化が進んでいる地区である。
④ 住宅地の遊水地は、住民の安全を破壊する重大問題である。
“安全第一・防災・減災”以前の問題と考えている。
⑤ 平津の住宅地を大がかりな遊水地にする洪水対策は、“違法行為”と考えている。

6 上流は暴れ川、八郷地区は遊水地、下流は天井川。
開発が先行、朝明川の整備が大幅に遅れ、住宅地の遊水地が強化されている。
無関心の住民は、住宅地が洪水の遊水地である事実を誰も知らない。
新名神が開通すれば朝明川流域の土地利用が大きく変化する。流域の保水力の低下による洪水流量の増加は当然である。平津の水害に影響が心配される。
住宅地を犠牲にする、遊水地対策の早期解決を真摯にご検討いただきたい。

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