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酒造用原料米の安定的な確保を求める意見書

酒造用原料米の安定的な確保を求める意見書

 酒造好適米(醸造用玄米)を含めた酒造用原料米は地場産業である酒造業にとって欠かせないものである。しかしながら、酒造好適米である山田錦の本年における60キログラム当たりの販売価格は昨年より約9,000円も上昇しているなど、近年の米価格の高騰は酒造業に深刻な影響を与えている。
 さらに、山田錦は10アール当たりの収量が主食用米として広く流通しているコシヒカリよりも少ないという特性があることから、農家がより収益性の高い主食用米への転換を選択する動きが加速するなど、酒造好適米を含めた酒造用原料米を安定的に確保することが今後より一層困難になることが懸念される。
 こうした状況の中、酒造業の基盤である酒造用原料米を安定的に確保するためには、農家が酒造用原料米を生産するインセンティブが働く制度を整備する必要がある。
 よって、本県議会は、酒造用原料米を安定的に確保するため、国に対し、水田活用の直接支払交付金について、下記のとおり制度を拡充するよう強く求める。

1 戦略作物助成の加工用米に係る交付単価を引き上げること。

2 酒造好適米を戦略作物助成の対象に追加すること。

 以上のとおり、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

  令和7年10月24日

三重県議会議長 服部 富男

(提出先)
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
財務大臣
農林水産大臣

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