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平成30年定例会11月定例月会議 請58

受理番号・件名 請58 母子保健の一環として、妊婦歯科健康診査・歯科保健指導を受けられる全県的な環境の整備等を求めることについて
受理年月日 平成30年11月21日
提出された
定例会
平成30年定例会11月定例月会議
紹介議員 芳野 正英、中瀬古 初美、山本 里香、岡野 恵美、倉本 崇弘、稲森 稔尚、野村 保夫、下野 幸助、小島 智子、田中 祐治、大久保 孝栄、山内 道明、藤田 宜三、小林 正人、長田 隆尚、今井 智広、西場 信行
付託委員会 医療保健子ども福祉病院常任委員会
請願要旨
(要旨)
 一、県内全市町での妊婦を対象とした無料歯科健康診査・歯科保健指導(2回程度)の実施と受診率向上に向けた取組の推進を図ること
 一、母子保健事業における妊婦健康診査に歯科健康診査の項目を追加するよう国へ意見書を提出すること

(理由)
 妊娠中は、つわりなどにより食嗜好や食生活が変化するうえ、口腔清掃が困難になることから、口腔衛生状態が悪化しやすくなる。さらに、ホルモンバランスの変化などにより、歯周病菌が増殖しやすく、唾液による自浄作用も低下するため、むし歯や歯周病が進みやすくなる。また、養育者、特に母親のむし歯菌や歯周病菌が赤ちゃんに感染することだけでなく、近年では、重度の歯周病がある妊婦は、早産や低体重児出産のリスクが高まることが報告されている。
 このようなことから、妊婦が歯科健康診査・歯科保健指導を受け、適切な歯科受診や口腔ケアを行うことは、妊娠期の口腔内環境を整え、歯周病による出産時のリスクを予防するだけでなく、生まれてくる子どものむし歯や歯周病予防にも繋がる。
 しかし、現在、三重県では、全29市町の中で無料券の配布等により妊婦歯科健康診査を実施しているのは約半数の市町に留まり、かつ受診率も5%程度となっている。
 このことから、県内全市町での妊婦を対象とした無料歯科健康診査・歯科保健指導(2回程度)の実施と受診率向上に向けた取組の推進を図ることについて請願する。
 また、市町においての妊婦歯科健康診査の取組が遅れている理由として、母子保健法第13条第1項において、市町村が必要に応じて妊産婦に対して健康診査を行うことを規定しており、現在、公費負担により14回程度の妊婦健康診査が実施されているが、「母性、乳幼児に対する健康診査及び保健指導の実施について」(平成8年11月20日付け児発第934号厚生省児童家庭局長通知)において、妊娠中の歯口清掃法、歯科健康診査受診の励行等について指導することなど、妊娠時における口腔管理の重要性が示されているものの、母子保健法第13条第2項に基づく「妊婦に対する健康診査についての望ましい基準」(平成27年厚労省告示第226号)の中で妊婦健康診査内容の項目に歯科の項目が示されていないことも一因と見受けられることから、母子保健事業における妊婦健康診査に歯科健康診査の項目を追加するよう国へ意見書を提出していただくことをあわせて要望する。
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