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令和3年定例会2月定例月会議 請27

受理番号・件名 請27 新型コロナウイルス感染症拡大下における看護職への施策強化および新人看護職員研修への支援を求めることについて
受理年月日 令和3年2月17日
提出された
定例会
令和3年定例会2月定例月会議
紹介議員 喜田 健児、石垣 智矢、山本佐知子、中瀬古初美、小島 智子、野村 保夫、山内 道明、山本 里香、稲森 稔尚、藤田 宜三、石田 成生、谷川 孝栄
付託委員会 医療保健子ども福祉病院常任委員会
請願要旨
(要 旨)
 新型コロナウイルス(以下COVID-19)の感染拡大に伴い、三重県でも昨年は医療従事者のための様々な施策を実現いただいたが、今年に入り陽性患者数も増加傾向が続く中で、特に人材が不足している看護職員への支援として、新型コロナウイルス感染拡大防止という観点とともに、今後の地域医療を担う看護職の育成という中長期的な視点からも以下の項目について要望する。
1.陽性患者を受け入れている医療機関において、病床などの清掃業務、配膳、リネン交換、荷物の受け取りなど、看護職員が本来担うべき業務以外の業務が、現在看護職員の大きな負担となり医療の現場を逼迫させる一因になっている。三重県におかれては、こうした勤務環境の改善への支援、また今年度実施されたような看護職への継続した支援を要望する。
2.令和3年度の新人看護職員は、その基礎教育期間中、COVID-19の感染拡大のため看護職を養成する学校や大学等において現場教育ともいえる病院・施設での実習が中止となり座学に代替された。そのため、新人看護職員が配属される現場において丁寧かつ長期間な新人看護研修(OJT(on the job training)を含む)が必要であることが予想される。三重県におかれては、令和3年度の新人看護職員研修について、予算措置を含むご支援をいただくよう要望する。

(理 由)
 陽性患者が増えるに従い、医療現場では看護職員の勤務配置の変更の必要があり、COVID-19患者病棟以外の看護職員が応援にまわることで、他の病棟勤務の看護職員の業務負担も増え、厳しい勤務状況が続いている。厚生労働省においても清掃業務を委託できる業者の調査を開始したと伺うが、適切な医療業務を維持していくためにも県においても独自の支援策の検討が必要と考える。
 また、令和3年度の新人看護職員は現場実習の経験が十分とは言えず、昨年12月に厚生労働省も各都道府県に対して令和3年度の新人看護職員研修について研修内容などの配慮を検討する旨、通知された。そもそも高卒3年コースの看護学校では実習時間が短いため4年間の教育に移行されるよう看護協会は求めているが、COVID-19でさらに実習時間が大幅に減った。多くの医療施設では、新人研修は3カ月ほどが一般的だが、令和3年度は6カ月でも十分ではないという現場の声が聞かれる。新型コロナ禍の過酷な職場において自信を失うことなく、将来の地域医療の現場を支える担い手を育成するためにも、例年以上にきめ細かい新人研修が不可欠である。新人看護職員の早期離職防止や現場の看護職員の負担軽減のためにも、新人看護職員研修事業の拡充また医療機関の現場が新人看護職員を十分に研修できる支援をお願いする。
 
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